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二年目 見習い期間 ~魔法具工房~
今後の予定
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妹弟子たちは、自己紹介を終わらせるとセリスさんの案内で工房内の施設を確認しに行った。
ただし、もうその必要がないテミスちゃんは、リエラと一緒に調薬工房に向かう。
「あのバンダナの子が、三つ目族の女の子なんでしょうか?」
「あー……そうかも。」
「なんで隠してるんでしょ??」
「なんでだろうねぇ?」
そんな会話をしながら、今日も大量に作らなきゃいけない高速治療薬の材料を用意する。
テミスちゃんは、ある程度の基本はお母さんのイリスさんから教わってるらしい。
セリスさん的にはまだまだっていう評価だけど、最初の頃のリエラよりずっと良いんじゃないかな?
グラムナード育ちって事もあって、最初から魔力視が出来るのも大きいと思う。
入ってきてまだ一カ月たたないって言うのに、既に魔導具は使わない調合を始めてるんだから大したもんだ。
用意を整え、丁度作業を始めたところで、見学者たちがご登場!
テミスちゃんが一瞬動揺して、籠める魔力を散らしてしまうのを横目に見ながらセリスさんの声に耳を傾けた。
アスタールさんが新しく来た子達の属性チェックを終わらせた後、ラエルさん以外の指導役になるメンバーは、自分の担当する弟子についての指示を受ける。
「兄上の担当は、熊耳族の少年。」
「ポッシェ君ですね。」
「分かった。」
一人だけ居た男の子は、アスラーダさんの担当。
彼が話していた通りに、スルトの後輩になった。
「セリスの担当は、二角族と……多眼族の少女達。」
「エリザちゃんとアッシェちゃんですね。
了解しました。」
セリスさんの担当は、エリザとアッシェちゃん。
二人は調薬師見習いだ。
個人的には、エリザと一緒に居る機会が増えそうでちょっと嬉しい。
「スフェーン殿には、コンカッセの指導をお願いしたい。」
「はい、お任せあれ。」
最後の一人、コンカッセちゃんは魔法具師見習いになるらしい。
一人だけ、魔法具師見習内になる事になったコンカッセちゃんは、ちょっと寂しい思いをするかもしれないから気をつけておかないと。
それにしても、先の三人は名前があやふやだったっぽいのに、コンカッセちゃんだけは名前が出てきたのが意外だ。
「最後にリエラだが……。
早朝の走り込みは、体力づくりの為にも毎日参加する事。」
「う。」
――そうですね!
体力がないのは自覚があります……。
「私が外出している間は、セリスのところだけでなくラエル殿やスフェーン殿のところで、他の者と一緒に学ぶ事。」
「はう!?」
大概、アスタールさんって午前中は留守にしてるから、その時間は殆どセリスさんのところで過ごしてたんだけど……。
それを封じるとは、リエラに死ねと言ってるんでしょうか?
――……ううう。
分かってます。
満遍なく学べって事ですよね……。
私の反応を待つアスタールさんの静かに凪いだ瞳を見返し、肩を落とす。
分かってる、分かってるんだよ?
この人にそういう考えがないのは……。
でも、続く言葉には思わず大声を上げちゃったよ!
「特に、ラエル殿のところには多めに通うように。」
「えええ?!」
ほぼ悲鳴。
だって、ラエルさんってなんだかちょっと怖いんだよ。
「君が、指導する立場になった時の為に、彼の指導を受けておいた方が良いと思うだが……。
やめておくかね?」
「うう……頑張ります……。」
苦手とは言え、必要とあらば頑張ります……。
確かに、ほぼ我流で魔法の使い方を覚えちゃったから、誰かにきちんと説明できないんだよね。
そんなリエラの曖昧な説明でも、何故かフィーリングで使えるようになる人もいるんだけど。
折角機会があるんだから、きちんとした指導を受けた方が良いのは確かかも。
「セリスとスフェーン殿は、週に最低二回はリエラの指導もお願いしたい。」
「喜んで。」
「むしろ、教えて貰う事も多そうですね。」
セリスさんは上機嫌に、スフェーンさんは揉み手をし始めそうな勢いでアスタールさんの要望を受け入れる。
こうして、妹弟子ちゃん達が見習い期間の間、リエラがどういった予定で動けばいいのかと言う話が、大雑把にではあるけど決まったのでした。
ただし、もうその必要がないテミスちゃんは、リエラと一緒に調薬工房に向かう。
「あのバンダナの子が、三つ目族の女の子なんでしょうか?」
「あー……そうかも。」
「なんで隠してるんでしょ??」
「なんでだろうねぇ?」
そんな会話をしながら、今日も大量に作らなきゃいけない高速治療薬の材料を用意する。
テミスちゃんは、ある程度の基本はお母さんのイリスさんから教わってるらしい。
セリスさん的にはまだまだっていう評価だけど、最初の頃のリエラよりずっと良いんじゃないかな?
グラムナード育ちって事もあって、最初から魔力視が出来るのも大きいと思う。
入ってきてまだ一カ月たたないって言うのに、既に魔導具は使わない調合を始めてるんだから大したもんだ。
用意を整え、丁度作業を始めたところで、見学者たちがご登場!
テミスちゃんが一瞬動揺して、籠める魔力を散らしてしまうのを横目に見ながらセリスさんの声に耳を傾けた。
アスタールさんが新しく来た子達の属性チェックを終わらせた後、ラエルさん以外の指導役になるメンバーは、自分の担当する弟子についての指示を受ける。
「兄上の担当は、熊耳族の少年。」
「ポッシェ君ですね。」
「分かった。」
一人だけ居た男の子は、アスラーダさんの担当。
彼が話していた通りに、スルトの後輩になった。
「セリスの担当は、二角族と……多眼族の少女達。」
「エリザちゃんとアッシェちゃんですね。
了解しました。」
セリスさんの担当は、エリザとアッシェちゃん。
二人は調薬師見習いだ。
個人的には、エリザと一緒に居る機会が増えそうでちょっと嬉しい。
「スフェーン殿には、コンカッセの指導をお願いしたい。」
「はい、お任せあれ。」
最後の一人、コンカッセちゃんは魔法具師見習いになるらしい。
一人だけ、魔法具師見習内になる事になったコンカッセちゃんは、ちょっと寂しい思いをするかもしれないから気をつけておかないと。
それにしても、先の三人は名前があやふやだったっぽいのに、コンカッセちゃんだけは名前が出てきたのが意外だ。
「最後にリエラだが……。
早朝の走り込みは、体力づくりの為にも毎日参加する事。」
「う。」
――そうですね!
体力がないのは自覚があります……。
「私が外出している間は、セリスのところだけでなくラエル殿やスフェーン殿のところで、他の者と一緒に学ぶ事。」
「はう!?」
大概、アスタールさんって午前中は留守にしてるから、その時間は殆どセリスさんのところで過ごしてたんだけど……。
それを封じるとは、リエラに死ねと言ってるんでしょうか?
――……ううう。
分かってます。
満遍なく学べって事ですよね……。
私の反応を待つアスタールさんの静かに凪いだ瞳を見返し、肩を落とす。
分かってる、分かってるんだよ?
この人にそういう考えがないのは……。
でも、続く言葉には思わず大声を上げちゃったよ!
「特に、ラエル殿のところには多めに通うように。」
「えええ?!」
ほぼ悲鳴。
だって、ラエルさんってなんだかちょっと怖いんだよ。
「君が、指導する立場になった時の為に、彼の指導を受けておいた方が良いと思うだが……。
やめておくかね?」
「うう……頑張ります……。」
苦手とは言え、必要とあらば頑張ります……。
確かに、ほぼ我流で魔法の使い方を覚えちゃったから、誰かにきちんと説明できないんだよね。
そんなリエラの曖昧な説明でも、何故かフィーリングで使えるようになる人もいるんだけど。
折角機会があるんだから、きちんとした指導を受けた方が良いのは確かかも。
「セリスとスフェーン殿は、週に最低二回はリエラの指導もお願いしたい。」
「喜んで。」
「むしろ、教えて貰う事も多そうですね。」
セリスさんは上機嫌に、スフェーンさんは揉み手をし始めそうな勢いでアスタールさんの要望を受け入れる。
こうして、妹弟子ちゃん達が見習い期間の間、リエラがどういった予定で動けばいいのかと言う話が、大雑把にではあるけど決まったのでした。
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