響き渡る声の中で、きみとの初恋を歌う。

学校を辞めた。

なんだか海が見たくなって、
10月の海へとやってきた。


——押し寄せる罪悪感を必死に拭おうとしても
なかなか消えてくれなくて……。



わたしは絶望の淵にいた。


そんな時、キミに出会ったの。



強引で

お調子者で

チャラ男くんなキミだけど。


その底抜けの明るさに、
わたしは救われたんだ——。


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「逃げるなよ」

「俺……歌奈が好きすぎてヤバい」

「泣くとか卑怯……。どれだけ俺をドキドキさせれば気が済むんだよ」


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わたしの全てを受け入れてくれたキミ。

楠 恵次、19歳。
Keiji Kusunoki


×


「ナンパなチャラ男くんには興味ありません」

「なんで⁇ わたしっ最低なことしたんだよ——‼︎」

「恵次……。好きだよぉ」


✳︎

不器用で甘えベタなキミ。

響 歌奈、17歳。
Utana Hibiki



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甘く切ない、
純愛ストーリー……。





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