愛を奏でるワルツ~ピアニストは運命の相手を手放さない~

篠崎楓(25歳)は会社が倒産し、
次の仕事に就くまでと初めての海外一人旅へ。
旅行先はオーストリアの首都ウィーン。

そこで日本人とドイツ人のミックスで、
驚くほどに格好いい男性と出逢う。
彼は楓がウィーンで聞いたコンサートで
顔もわからずその音楽の素晴らしさに惚れ込んだピアニスト、
レン(蓮)・ハインリッヒ(33歳)本人だった。

レンは自分の立場を隠し、
楓の観光に付き合うことに。

そしてレンが、楓の捜していたピアニストだと知る。
だが楓はすぐ日本に帰らなければならなかった。

「再会出来たら、運命と思って諦めろ」

そんな二人の運命は。
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