拾われた私

私は才を持って生まれてこなかった。

この世界は、誰もが才を持って生まれ、幸せになっていく。
才とはその人の能力。

紗月はその才を持ってなく、神に愛されなかった子と呼ばれた。
ましてや名家に生まれた子だった為、毎日苦痛の日々を過ごす。
そんなある日、家を追い出されることに。妹の大きな失態の尻拭いだ。

そして、名家の当主に拾われた

祖先が妖の血を持った名家の宵月家。
妖というものは人から忌み嫌われた。その名家だから生贄なのだ。

もう、どうでも良かった紗月はそこに行くことに。

「あぁ、これが幸せなのね……」

そこに行き、幸せを噛み締めた紗月。

本来なら見えないはずの小さな妖ですら見えた紗月、紗月の才とは……

優しさ、暖かさに包まれ、紗月が幸せになっていく物語ーー

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