無色透明

絢瀬來、私は性同一性障害。
來はそれを隠し続け、平穏といえば、平穏の時を過ごしていた。

偽らなくてはいけない、この世界のルールを守らなくては鐘が鳴り始める。

鐘がなったら、虐めの始まりだ。

ほら、また始まった。
僕の机に花が置いてあるのだ。

投げ捨てたかった。けども、もう決まってしまった物はしょうがない。

この一年間、僕は消えた者。

それがこの世界のルール

けど、ある日一人の僕に出会った。
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