運命の糸〜何故か怪物と呼ばれた蜘蛛族の王に溺愛されています〜


 蜘蛛族に攫われるくらいなら死んだ方がマシだ、そんな噂を聞いて育った人族の少女リナリアは、ある日突然、蜘蛛族領の侍女として派遣されることになった。

 恐ろしい怪物に食べられるかもしれない…そう覚悟していた彼女を待っていたのは、口下手で不器用な蜘蛛族の領主アシュヴァルと、なぜか過保護すぎる蜘蛛人達だった。

 しかしリナリアには大きな悩みがある。
 侍女として来たのに、誰も仕事をさせてくれないのだ。

 荷物を運ろうとすれば止められ、掃除をしようとすれば先回りされ、ようやく任されたのは領主へ昼食を届けることだけ。

 ところがそれは蜘蛛族にとって、伴侶へ食事を与える特別な求愛行動だった!?

 本人は真面目に働いているだけなのに、領地中では「番様が求愛した!」「結婚間近だ!」と大騒ぎ。

 一方のリナリアは今日も元気いっぱい「やっと仕事ができました!」と満足そうに笑っている。

 これは、人族の少女と、百年以上独り身だった蜘蛛族領主が織りなす、勘違いだらけの異種族ラブコメディ。

 仕事をするたび誤解が深まり、領主の糸は今日も暴走する。

「領主様!待ってください!糸が暴走してます!」
「もう駄目だ!番様が笑ったぞ!」
「領主様!子育ての予行練習してるみたいです!!」
「順調です!!」

 そんな領主を見守る領民達も、今日も今日とて大騒ぎである。

*つぶやき
不定期更新ですが、完結までは一応下書きを書いていてですね、後は加筆修正するだけなんです…頑張れと思ってくださる方がいましたらどうぞ♡連打していただけたらと…チラッ。
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