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由春の襲来
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「え?そうなの。なら琥珀は睡蓮虐めてたわけじゃねえんだ。」
「そうです、僕が危うく唐揚げにされるところを助けてくれたんです。」
「唐揚げ?」
「兎肉って鶏肉に似てるらしいぜって言ったからじゃね?」
ツルバミと同じだよ。と宣う息子に、結局言葉でビビらせてるじゃないかと天嘉。当事者の睡蓮はというと、痛めた足に湿布を貼り、天嘉によって包帯を巻いてもらっていた。元総大将である蘇芳の嫁は、人里にある物を買ってきては惜しげもなく使ってくれる。こうして一介の妖かしにも丁寧に接してくれるのが嬉しくて、睡蓮は短い尾をぷりぷりと振って頬を染める。
「ぼ、僕!このご恩はわすれませぬ!ええっと、今度水喰様のところでとれた鱒を献上いたしますので!!」
「お前こんないい子ちょっかいかけんなよ!居た堪れないわ!」
「睡蓮!お前が素直なせいで俺が母さんから怒られちまっただろうが!」
「それはごめん!?」
天嘉の母性に突き刺さったらしい。睡蓮は白い肌をじんわりと染めると、謝っては見たものの照れくさい。有り難うも嬉しいが、いい子と言われるとつい喜んでしまう。本当は睡蓮だって琥珀のように男らしくなりたいのだが、自分には無理だと早々に諦めている。ならば男らしくなくとも、親しみやすいような妖かしでいられたらと努力してからは、口下手ながらもこうして構って貰えることも多くなってきた。
「んで、喜んでるとこ水挿して悪いけど、なんで睡蓮は人里に行ったんだ。用事でもあったのか?」
「琥珀が嫁探しに行くってききつけて…」
「ばっかやろ!」
「はん?」
睡蓮のまさかの裏切り、というよりも勝手に琥珀が黙っていたのだが。その発言に隣の温度が一気に下がった。睡蓮はまるで悪気もなく、え?なんで?だめだった?と言わんばかりにキョトン顔である。構わないけど構わなくない。琥珀はがしりと首に腕を回されると、引き攣り笑みを浮かべながら天嘉を見る。
「こは!お前父親に習って人攫いだけはすんなって俺は言ってるだろうが!!」
「だって嫁見つけねえと面目ねえじゃん!孫も見せてえじゃん!」
「18で父親とか爛れた息子に育てた覚えなんて微塵もねえ!俺だって成人してたんだぞ!」
「だから母さんとこの成人と里の成人ちげえもの!」
「おまっ、運命待てばいいでしょうが!!どうせお前の番が人ならこっちに来るってば!!」
「待てねえもの!!若天狗の性欲舐めんなよ!」
「お前親に向かってなんて口聞くんだもっかい言ってみろコラァァァ!!」
「ぎゃぁあごめんなさいいいい!!」
睡蓮は呆気にとられるように、目の前の親子のやり取りを見ていた。市井では色男、将来有望な若天狗。引く手あまたの女泣かせやら数多の浮き名を流す琥珀が、まるでただの若者のようにぎゃあぎゃあと喚く。
首を腕で捉えられ、ごりごりと拳骨を頭にめり込ませられている様子が面白くて、睡蓮はついくふんと笑う。
「あに笑ってんだよ!」
「琥珀。」
「あっうそいででででっ」
「ごめん、ぶふっ」
けらけらと楽しそうに笑う睡蓮に、琥珀は気恥ずかしそうに顔を赤らめた。何だこれ全然かっこよくねえな!?そんな具合に慌てて腕から顔を抜き出すと、乱れた髪を直して体裁を取り繕う。
「琥珀、やっぱり天嘉殿には頭上がんないんだなあ。」
「マザコンだしな。」
「まざこん?」
「睡蓮、それはお前に必要ない知識だから!!」
ニヤつく天嘉に指を立てて黙っててアピールをする。睡蓮の前ではあまり醜態を見せたくないらしいと理解すると、天嘉は何かを察したらしい。琥珀がびくつくほどの笑顔で微笑むと、ぽんぽんと肩を叩く。
「ファイト。」
「なにを!?」
謎に応援をされた琥珀が、変な勘違いしてる!!と頭を抱えると、天嘉はいそいそと立ち上がって座敷を出る。さり際、少しだけあけた襖から顔を出して琥珀を指さして笑うという茶目っ気も勿論忘れずにだ。
「天嘉殿はあいも変わらず天真爛漫だなあ。」
「ちげえ、ぜってえ茶化してんだけだ…」
琥珀は白い目で見ながらも顔を赤らめるなど、なんとも器用なことをして見せる。ぼりぼりと頭をかくと、飲みさしの茶を煽る。
「僕、そろそろお暇しようかな。由春様のとこ戻んないと…」
「おい、その足で働くのか?」
「だって、これは僕のしくじりだもの。由春様には関係ないよ。」
苦笑いをしながらそんなことを言う。立ち上がろうとした睡蓮を制して琥珀が腰を上げると、キョトンとした睡蓮に両手を差し出した。
「掴まりな。んで支えにしたら楽に立ち上がれるだろ。」
「あ、ありがとう琥珀…」
琥珀の無骨な手のひらに、睡蓮のちまこい手がそっとのせられた。琥珀はそれを握り返すと、睡蓮が立ち上がりやすそうに引いてやった。
「ぅわ、っ!」
「あ、わりい。」
少しだけ力が籠もってしまったらしい。なるほどこの兎にはこの程度の力も強く感じるのかと、なんとも言えない顔をする。睡蓮はというと、琥珀の胸元に突っ込んできた勢いで抱きついてしまった。ぎょっとしたらしい素直な耳が、びょっと伸ばされるのが面白い。顔を赤くする睡蓮を引き剥がすと、真っ赤な目をぱちぱちと瞬かせた。
「ごご、ご、ごめ、ごめめ、」
「おら、池の淵まで送ってやっから。」
「う、うん!」
睡蓮がひょこひょことついてくる。縁側から降りるときにはまた琥珀に介添えしてもらいながら、先程己がしがみついた琥珀のしっかりとした体を思い出して、じんわりと頬を染める。
いやだなあ、肌が生白いからばれちゃうや。睡蓮はなるべく下を向きながら池の淵まで歩んでいると、先程まで穏やかであった揺蕩う水面が、盛り上がるかのように膨らんだ。
「あ?」
「え。」
ざぱん!まるで水の被膜を破ったかのように大きな水柱が立ち上がる。ぽかんとした二人の上に、そのまま大量の水がばしゃりと降り注いだ。
「睡蓮!おっそいんだよ馬鹿!」
「ひぇっ!」
水の飛沫が収まって、池の上には腕を組んで不遜な態度をとりながら、睡蓮を見下ろす由春が姿を表した。ゾッとするほどの整った顔は水喰譲りだ。白磁の肌に水龍の証でもある薄玻璃の鱗をほのかに浮かばせ、水喰よりも濃い紫の瞳で二人を見下ろす。由春は今、下肢を龍に変化させていた。故に見下ろすかのようにでかい態度での御成であった。薄い灰色の長い髪を遊ばせながら、その紫の瞳を見開いて怪我をした睡蓮を見る。
「おい天狗!なんで私の睡蓮が怪我をしてるのだ!!説明をしろ説明を!!」
「やかましい!お前十五にもなって共寝なんかさせてんじゃねえ!怪我してんだからこき使ったらただじゃおかねえぞ!」
ただじゃおかねえんだ。由春も睡蓮も、喚く琥珀の言葉にちろりと顔を見合わせる。言った本人は気がついていないようで大変に愉快である。由春はにたりと底意地悪く笑ってみせると、その水を蛇のように操り睡蓮を持ち上げる。
「ならこうして抱っこして持って帰る。」
「ああ!?」
しゅるりと体を寄せると、由春は軽々と睡蓮を抱き上げた。それを良しとしなかったのが琥珀である。まるで嫌なものでも見たと言わんばかりに、つい吠えた。
「おおこわい、今日は側仕えは休んでいいから、一緒に湯でも浸かろうな。」
「あ、は、はい。」
「てめっ、いい歳こいてガキ臭えことすんな!」
「お前に比べたらガキだもの。」
「はやく元服しろ馬鹿!!」
「無茶を言う。」
なははは!!と、琥珀の大嫌いな笑い方をして池の中に引っ込んでいく由春に、つい腹が立って履いていた下駄を水面にぶん投げた。ぽちゃんと音を立ててぷかりと浮かぶ。結局琥珀は自分の下駄を濡らしただけだし、片足を地べたにくっつけただけであった。
「むかっ腹が立つ!!!」
一体何でこんなに腹が立っているのかは分かりかねるが、なんとなく気づきたくないような気もする。琥珀はわけもわからぬ胸のザラつきに苛まれながら、結局天嘉に下駄を投げるなと、怒られる羽目になった次第である。
「そうです、僕が危うく唐揚げにされるところを助けてくれたんです。」
「唐揚げ?」
「兎肉って鶏肉に似てるらしいぜって言ったからじゃね?」
ツルバミと同じだよ。と宣う息子に、結局言葉でビビらせてるじゃないかと天嘉。当事者の睡蓮はというと、痛めた足に湿布を貼り、天嘉によって包帯を巻いてもらっていた。元総大将である蘇芳の嫁は、人里にある物を買ってきては惜しげもなく使ってくれる。こうして一介の妖かしにも丁寧に接してくれるのが嬉しくて、睡蓮は短い尾をぷりぷりと振って頬を染める。
「ぼ、僕!このご恩はわすれませぬ!ええっと、今度水喰様のところでとれた鱒を献上いたしますので!!」
「お前こんないい子ちょっかいかけんなよ!居た堪れないわ!」
「睡蓮!お前が素直なせいで俺が母さんから怒られちまっただろうが!」
「それはごめん!?」
天嘉の母性に突き刺さったらしい。睡蓮は白い肌をじんわりと染めると、謝っては見たものの照れくさい。有り難うも嬉しいが、いい子と言われるとつい喜んでしまう。本当は睡蓮だって琥珀のように男らしくなりたいのだが、自分には無理だと早々に諦めている。ならば男らしくなくとも、親しみやすいような妖かしでいられたらと努力してからは、口下手ながらもこうして構って貰えることも多くなってきた。
「んで、喜んでるとこ水挿して悪いけど、なんで睡蓮は人里に行ったんだ。用事でもあったのか?」
「琥珀が嫁探しに行くってききつけて…」
「ばっかやろ!」
「はん?」
睡蓮のまさかの裏切り、というよりも勝手に琥珀が黙っていたのだが。その発言に隣の温度が一気に下がった。睡蓮はまるで悪気もなく、え?なんで?だめだった?と言わんばかりにキョトン顔である。構わないけど構わなくない。琥珀はがしりと首に腕を回されると、引き攣り笑みを浮かべながら天嘉を見る。
「こは!お前父親に習って人攫いだけはすんなって俺は言ってるだろうが!!」
「だって嫁見つけねえと面目ねえじゃん!孫も見せてえじゃん!」
「18で父親とか爛れた息子に育てた覚えなんて微塵もねえ!俺だって成人してたんだぞ!」
「だから母さんとこの成人と里の成人ちげえもの!」
「おまっ、運命待てばいいでしょうが!!どうせお前の番が人ならこっちに来るってば!!」
「待てねえもの!!若天狗の性欲舐めんなよ!」
「お前親に向かってなんて口聞くんだもっかい言ってみろコラァァァ!!」
「ぎゃぁあごめんなさいいいい!!」
睡蓮は呆気にとられるように、目の前の親子のやり取りを見ていた。市井では色男、将来有望な若天狗。引く手あまたの女泣かせやら数多の浮き名を流す琥珀が、まるでただの若者のようにぎゃあぎゃあと喚く。
首を腕で捉えられ、ごりごりと拳骨を頭にめり込ませられている様子が面白くて、睡蓮はついくふんと笑う。
「あに笑ってんだよ!」
「琥珀。」
「あっうそいででででっ」
「ごめん、ぶふっ」
けらけらと楽しそうに笑う睡蓮に、琥珀は気恥ずかしそうに顔を赤らめた。何だこれ全然かっこよくねえな!?そんな具合に慌てて腕から顔を抜き出すと、乱れた髪を直して体裁を取り繕う。
「琥珀、やっぱり天嘉殿には頭上がんないんだなあ。」
「マザコンだしな。」
「まざこん?」
「睡蓮、それはお前に必要ない知識だから!!」
ニヤつく天嘉に指を立てて黙っててアピールをする。睡蓮の前ではあまり醜態を見せたくないらしいと理解すると、天嘉は何かを察したらしい。琥珀がびくつくほどの笑顔で微笑むと、ぽんぽんと肩を叩く。
「ファイト。」
「なにを!?」
謎に応援をされた琥珀が、変な勘違いしてる!!と頭を抱えると、天嘉はいそいそと立ち上がって座敷を出る。さり際、少しだけあけた襖から顔を出して琥珀を指さして笑うという茶目っ気も勿論忘れずにだ。
「天嘉殿はあいも変わらず天真爛漫だなあ。」
「ちげえ、ぜってえ茶化してんだけだ…」
琥珀は白い目で見ながらも顔を赤らめるなど、なんとも器用なことをして見せる。ぼりぼりと頭をかくと、飲みさしの茶を煽る。
「僕、そろそろお暇しようかな。由春様のとこ戻んないと…」
「おい、その足で働くのか?」
「だって、これは僕のしくじりだもの。由春様には関係ないよ。」
苦笑いをしながらそんなことを言う。立ち上がろうとした睡蓮を制して琥珀が腰を上げると、キョトンとした睡蓮に両手を差し出した。
「掴まりな。んで支えにしたら楽に立ち上がれるだろ。」
「あ、ありがとう琥珀…」
琥珀の無骨な手のひらに、睡蓮のちまこい手がそっとのせられた。琥珀はそれを握り返すと、睡蓮が立ち上がりやすそうに引いてやった。
「ぅわ、っ!」
「あ、わりい。」
少しだけ力が籠もってしまったらしい。なるほどこの兎にはこの程度の力も強く感じるのかと、なんとも言えない顔をする。睡蓮はというと、琥珀の胸元に突っ込んできた勢いで抱きついてしまった。ぎょっとしたらしい素直な耳が、びょっと伸ばされるのが面白い。顔を赤くする睡蓮を引き剥がすと、真っ赤な目をぱちぱちと瞬かせた。
「ごご、ご、ごめ、ごめめ、」
「おら、池の淵まで送ってやっから。」
「う、うん!」
睡蓮がひょこひょことついてくる。縁側から降りるときにはまた琥珀に介添えしてもらいながら、先程己がしがみついた琥珀のしっかりとした体を思い出して、じんわりと頬を染める。
いやだなあ、肌が生白いからばれちゃうや。睡蓮はなるべく下を向きながら池の淵まで歩んでいると、先程まで穏やかであった揺蕩う水面が、盛り上がるかのように膨らんだ。
「あ?」
「え。」
ざぱん!まるで水の被膜を破ったかのように大きな水柱が立ち上がる。ぽかんとした二人の上に、そのまま大量の水がばしゃりと降り注いだ。
「睡蓮!おっそいんだよ馬鹿!」
「ひぇっ!」
水の飛沫が収まって、池の上には腕を組んで不遜な態度をとりながら、睡蓮を見下ろす由春が姿を表した。ゾッとするほどの整った顔は水喰譲りだ。白磁の肌に水龍の証でもある薄玻璃の鱗をほのかに浮かばせ、水喰よりも濃い紫の瞳で二人を見下ろす。由春は今、下肢を龍に変化させていた。故に見下ろすかのようにでかい態度での御成であった。薄い灰色の長い髪を遊ばせながら、その紫の瞳を見開いて怪我をした睡蓮を見る。
「おい天狗!なんで私の睡蓮が怪我をしてるのだ!!説明をしろ説明を!!」
「やかましい!お前十五にもなって共寝なんかさせてんじゃねえ!怪我してんだからこき使ったらただじゃおかねえぞ!」
ただじゃおかねえんだ。由春も睡蓮も、喚く琥珀の言葉にちろりと顔を見合わせる。言った本人は気がついていないようで大変に愉快である。由春はにたりと底意地悪く笑ってみせると、その水を蛇のように操り睡蓮を持ち上げる。
「ならこうして抱っこして持って帰る。」
「ああ!?」
しゅるりと体を寄せると、由春は軽々と睡蓮を抱き上げた。それを良しとしなかったのが琥珀である。まるで嫌なものでも見たと言わんばかりに、つい吠えた。
「おおこわい、今日は側仕えは休んでいいから、一緒に湯でも浸かろうな。」
「あ、は、はい。」
「てめっ、いい歳こいてガキ臭えことすんな!」
「お前に比べたらガキだもの。」
「はやく元服しろ馬鹿!!」
「無茶を言う。」
なははは!!と、琥珀の大嫌いな笑い方をして池の中に引っ込んでいく由春に、つい腹が立って履いていた下駄を水面にぶん投げた。ぽちゃんと音を立ててぷかりと浮かぶ。結局琥珀は自分の下駄を濡らしただけだし、片足を地べたにくっつけただけであった。
「むかっ腹が立つ!!!」
一体何でこんなに腹が立っているのかは分かりかねるが、なんとなく気づきたくないような気もする。琥珀はわけもわからぬ胸のザラつきに苛まれながら、結局天嘉に下駄を投げるなと、怒られる羽目になった次第である。
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