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【完】幽霊さんは恋をする -智生の話-
第7話:引き留める理由
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それからも俺は夏休みの大半を旧美術室で過ごした。
夕木は毎日せっせと現れて勉強したり本を読んだりして過ごしていた。
「それ何の本なの」
「学校の怪談」
「……ほんとにオカルト本読んでんだ」
「?」
苦手なくせにわざわざ読んでるのが不思議でならない。
実際、読みながら顔が白くなっていく夕木は見ていてハラハラする。
「好きな本読めばいいだろ、なんでわざわざ」
「んー……好きだよ」
「怖いんだろ、お化けとか?」
「こっ、怖くないよ!」
“幽霊さん”である俺に気を使ってるのか。
弁明するようにじっと見つめられるとちょっと居心地が悪い。
(いや、俺のこと怖いだろって言ってんじゃなくて)
もどかしくて口をもごつかせる。
すると夕木が言葉を選ぶように逡巡したのち話し出す。
「……正直、怖いところは嫌なんだけど」
「嫌なんじゃん」
「だ、だけど……お化けにもそうなるに至った理由とかきっかけがあるのかなって思ったら、なんとなく『怖い』って遠ざけたくないなって」
「……」
「理解できたらいいなって思って……」
確かにそうかもしれないけれど。
「お前って人が好きなんだな」
「え」
「いや、だって。普通脅かしてきたり、怖がらせて来るものの理解をしようとは思わないだろ」
「……そうかな」
「うん。俺はそう思う。それでも、理解して納得しようとするのは、相当人のことが好きなんだと思う」
共感力が高いというか。
俺は夕木に対してそんな印象を持っていた。
夕木は些細なことにも心が動く。そんな夕木は俺にとって新鮮だった。
「……わからない。ただ納得したくて必死なのかも」
「え?」
夕木の言葉がいつもと違った気がして、俺は夕木を見つめる。
この教室で一緒に過ごすようになって初めて、夕木の目が陰った気がした。
「どういう意味――」
なぜか胸騒ぎがして訊きかけると。
ドン!ドン、ドン!
外から大きな音がした。
「なっ、なに鉄砲?」
「んなわけないだろ、今日花火大会ってこと」
窓のほうを見る夕木に説明する。
確か、号砲だっけか。いや、弾雷……だっけ。
いずれにしても花火大会の開催を知らせる音だ。
「そっか、そんな時期か。忘れてたな」
この夏は、この旧美術室のことで頭がいっぱいだ。
「花火大会か……」
夕木もほっと肩の力を抜いて窓の外を見る。
「幽霊さんは花火好き?」
「んーまあ? 人ごみとかはうざいけど花火自体は綺麗で好き……だった、かな」
(あぶない、普通に答えてた)
ぎりぎり過去形にする。
夕木は興味深そうになおも聞いてくる。
「友達と一緒に行ったの?」
「ああ、まあ……家族とかも」
「そっかあ……」
「あんまり見に行かない?」
「うん、遠くから、ちょっとしか見たことない」
夕木はそう言うと、そわそわと窓の外をみた。
「今日学校に人が多いのも、花火があるから?」
「あーそうかも。言われてみれば」
たいていはもっと花火の打ち上げ会場に近い場所に出ている屋台を覗きに行く。
俺も、今まではいろんなグループに連れられ屋台まで繰り出していたので、花火大会の日に学校に来たことはない。
でもこの学校でも見ることができると噂で聞いたことがあった。
「この学校高台にあるしな。屋台とかは興味なくて花火だけ見たいやつとかは学校に残って見たりする」
「ふーん、そっか……」
「この校舎の上とかも、わりとスポットって聞いたような」
「あ、じゃあ、ここにも人がたくさん来るのかな」
「あ……」
(そういえば、こいつ人がたくさんいんの苦手なんだっけ)
さっきまでわくわくしているのかと思っていた横顔は、心なしか不安そうなようにも見えてきた。
このままここに居たら花火を見れるかもと思ったが、夕木はそんなに乗り気ではないかもしれない。
「教室は中から鍵かければまあ入ってこないんじゃないかとは思うけど。……でも、廊下とかに人は来るか」
「そっか……人が来る前に帰ったほうがいいのかな」
ふと。
「ここに居れば」と言ったらどうなるだろうと思った。
一緒に花火を見ようって言ったらどんな顔するだろう。
夕木は人が多いの苦手なのに。
さっき花火に興味がありそうな顔だった気がした、という一点にどうしてか懸けたくなってしまう。
(……でも俺が引き留める理由なんてないよな)
ここに居れば、なんてどんな立場で言うんだ。
(それに、俺が幽霊ごっこしてんのも誰かに見られるかもしれないし)
夕木の目の前で「智生?」とか声をかけられるのは避けたい。
俺はまだ、夕木の“幽霊さん”をやめるつもりはなかった。
「……まあ、今はまだ人は少ないかもな」
「じゃあ、今日は帰ろうかな」
夕木はそう言うと荷物をまとめだす。
いつもより少し早い解散に、どうしてかちょっと寂しくなる。
(どうせ明日も会うのに)
どうしてこんなに名残惜しいのかわからない。
夕木のことをじっと眺めてしまう。
そんな夕木も荷物をつめ終わると首をかしげる。
「変だな……」
「なにが?」
「なんかちょっと寂しいね」
「っ」
じゃあ残る? なんて。
言いかけてしまう自分が笑える。
(帰るっつってんだろ)
「……明日もくるだろ?」
「うん」
「じゃあ、待ってるな」
俺が無理やりにこっと笑うと、夕木も笑った。
「うん、ありがとう」
じゃあ、と夕木は戸を引いて去っていく。
「――」
まだ明るい時間の解散に俺は気が抜けてしまう。
「俺も帰るか」
そう呟いてキャンバスの周りを整えていると。
RRRRR
「うわ」
突然スマホが鳴り始める。
(よかった、夕木が帰った後で)
ディスプレイを見ると、金本の名前。
電話だ。俺は何も考えず通話ボタンを押す。
「なに?」
『あ! 智生? お前今どこいんの?』
「え、学校だけど」
『学校ー!? なんでンなとこいんだよ! 今日花火大会だぞ』
「それが……?」
『はあー? みんなで見に行く約束してただろ』
「そうだっけ」
金本は電話口で、グループラインでみんなで行こうって話になっていた、ときゃんきゃんわめく。
正直うるさい。
「あーあーはいはい、今行くから」
『早く来いよ!』
乗り気ではなかったが、約束していたことに気付かなかったのは俺が悪い。
仕方なく支度をし、急いで金本たちの待つ駅前に向かった。
「悪い、遅れた」
向かった先には金本の他にクラスのやつらが男女合わせて何人かいた。
女子は浴衣を着たりなんかもしている。
「うわ、制服とか。何してたんだよほんと」
「ほっとけよ」
「でもよかった~、智生来てくれて!」
「智生来ないと始まんないもんね~!」
「おい、俺らに失礼だろ」
女子が楽しそうに笑い、金本が突っ込む。
この感じの空気は夏休みになってから久しく遠ざかっていた。
(ま、楽しむか)
せっかく来たことだし、と切り替えることにする。
「勉強のうっぷん晴らすぞー!」と騒ぐ金本にふざけて肩を押されながら。
俺は人ごみに繰り出した。
屋台から漂うソースのにおいや、色とりどりのヨーヨー。綿あめの袋。
祭りを構成する要素を見ると、俺でも否応なしにちょっと気分が上がっていく。
周りのにぎやかで楽しそうな人の流れに俺も身を任せた。
が。しばらくすると。
「あ、猫……」
屋台の中に黒い猫のお面を見つける。
(めずらし……夕木が見たら喜ぶかな)
前に夕木がノートに書いた猫を思い出す。
真っ黒な塊だったあの黒猫。
ふっと笑ってしまう。
「なに智生、どうしたの?」
「あ、お面! 智生こういうの案外好き?」
「ああうん」
周りに生返事しながら、お面を手に取ってしまう。
どうすんだこんなの、って思ってるのに。
気付けば俺は代金を支払っていた。
「いいじゃん、付けるの?」
金本がのぞき込んでくる。
「いや……俺が付けんるんじゃない」
「なんで買ったんだよ」
金本がウケている。
が、俺だって聞きたい。なんで買ったんだ。
「分かった、好きな子にあげんだな。だから笑ってたんだ」
「好きな子……?」
驚いて金本を振り返った。
その時。
ドン!
花火が上がりだして、みんなが一斉に上を向く。
「わーでっけ。やっぱここいいよな」
「きれー。夏だねえ」
俺はと言えば。
(ああ……)
夕木に会いたくて仕方ない。
俺は、あいつと花火を見たかったんだ。
夕木は毎日せっせと現れて勉強したり本を読んだりして過ごしていた。
「それ何の本なの」
「学校の怪談」
「……ほんとにオカルト本読んでんだ」
「?」
苦手なくせにわざわざ読んでるのが不思議でならない。
実際、読みながら顔が白くなっていく夕木は見ていてハラハラする。
「好きな本読めばいいだろ、なんでわざわざ」
「んー……好きだよ」
「怖いんだろ、お化けとか?」
「こっ、怖くないよ!」
“幽霊さん”である俺に気を使ってるのか。
弁明するようにじっと見つめられるとちょっと居心地が悪い。
(いや、俺のこと怖いだろって言ってんじゃなくて)
もどかしくて口をもごつかせる。
すると夕木が言葉を選ぶように逡巡したのち話し出す。
「……正直、怖いところは嫌なんだけど」
「嫌なんじゃん」
「だ、だけど……お化けにもそうなるに至った理由とかきっかけがあるのかなって思ったら、なんとなく『怖い』って遠ざけたくないなって」
「……」
「理解できたらいいなって思って……」
確かにそうかもしれないけれど。
「お前って人が好きなんだな」
「え」
「いや、だって。普通脅かしてきたり、怖がらせて来るものの理解をしようとは思わないだろ」
「……そうかな」
「うん。俺はそう思う。それでも、理解して納得しようとするのは、相当人のことが好きなんだと思う」
共感力が高いというか。
俺は夕木に対してそんな印象を持っていた。
夕木は些細なことにも心が動く。そんな夕木は俺にとって新鮮だった。
「……わからない。ただ納得したくて必死なのかも」
「え?」
夕木の言葉がいつもと違った気がして、俺は夕木を見つめる。
この教室で一緒に過ごすようになって初めて、夕木の目が陰った気がした。
「どういう意味――」
なぜか胸騒ぎがして訊きかけると。
ドン!ドン、ドン!
外から大きな音がした。
「なっ、なに鉄砲?」
「んなわけないだろ、今日花火大会ってこと」
窓のほうを見る夕木に説明する。
確か、号砲だっけか。いや、弾雷……だっけ。
いずれにしても花火大会の開催を知らせる音だ。
「そっか、そんな時期か。忘れてたな」
この夏は、この旧美術室のことで頭がいっぱいだ。
「花火大会か……」
夕木もほっと肩の力を抜いて窓の外を見る。
「幽霊さんは花火好き?」
「んーまあ? 人ごみとかはうざいけど花火自体は綺麗で好き……だった、かな」
(あぶない、普通に答えてた)
ぎりぎり過去形にする。
夕木は興味深そうになおも聞いてくる。
「友達と一緒に行ったの?」
「ああ、まあ……家族とかも」
「そっかあ……」
「あんまり見に行かない?」
「うん、遠くから、ちょっとしか見たことない」
夕木はそう言うと、そわそわと窓の外をみた。
「今日学校に人が多いのも、花火があるから?」
「あーそうかも。言われてみれば」
たいていはもっと花火の打ち上げ会場に近い場所に出ている屋台を覗きに行く。
俺も、今まではいろんなグループに連れられ屋台まで繰り出していたので、花火大会の日に学校に来たことはない。
でもこの学校でも見ることができると噂で聞いたことがあった。
「この学校高台にあるしな。屋台とかは興味なくて花火だけ見たいやつとかは学校に残って見たりする」
「ふーん、そっか……」
「この校舎の上とかも、わりとスポットって聞いたような」
「あ、じゃあ、ここにも人がたくさん来るのかな」
「あ……」
(そういえば、こいつ人がたくさんいんの苦手なんだっけ)
さっきまでわくわくしているのかと思っていた横顔は、心なしか不安そうなようにも見えてきた。
このままここに居たら花火を見れるかもと思ったが、夕木はそんなに乗り気ではないかもしれない。
「教室は中から鍵かければまあ入ってこないんじゃないかとは思うけど。……でも、廊下とかに人は来るか」
「そっか……人が来る前に帰ったほうがいいのかな」
ふと。
「ここに居れば」と言ったらどうなるだろうと思った。
一緒に花火を見ようって言ったらどんな顔するだろう。
夕木は人が多いの苦手なのに。
さっき花火に興味がありそうな顔だった気がした、という一点にどうしてか懸けたくなってしまう。
(……でも俺が引き留める理由なんてないよな)
ここに居れば、なんてどんな立場で言うんだ。
(それに、俺が幽霊ごっこしてんのも誰かに見られるかもしれないし)
夕木の目の前で「智生?」とか声をかけられるのは避けたい。
俺はまだ、夕木の“幽霊さん”をやめるつもりはなかった。
「……まあ、今はまだ人は少ないかもな」
「じゃあ、今日は帰ろうかな」
夕木はそう言うと荷物をまとめだす。
いつもより少し早い解散に、どうしてかちょっと寂しくなる。
(どうせ明日も会うのに)
どうしてこんなに名残惜しいのかわからない。
夕木のことをじっと眺めてしまう。
そんな夕木も荷物をつめ終わると首をかしげる。
「変だな……」
「なにが?」
「なんかちょっと寂しいね」
「っ」
じゃあ残る? なんて。
言いかけてしまう自分が笑える。
(帰るっつってんだろ)
「……明日もくるだろ?」
「うん」
「じゃあ、待ってるな」
俺が無理やりにこっと笑うと、夕木も笑った。
「うん、ありがとう」
じゃあ、と夕木は戸を引いて去っていく。
「――」
まだ明るい時間の解散に俺は気が抜けてしまう。
「俺も帰るか」
そう呟いてキャンバスの周りを整えていると。
RRRRR
「うわ」
突然スマホが鳴り始める。
(よかった、夕木が帰った後で)
ディスプレイを見ると、金本の名前。
電話だ。俺は何も考えず通話ボタンを押す。
「なに?」
『あ! 智生? お前今どこいんの?』
「え、学校だけど」
『学校ー!? なんでンなとこいんだよ! 今日花火大会だぞ』
「それが……?」
『はあー? みんなで見に行く約束してただろ』
「そうだっけ」
金本は電話口で、グループラインでみんなで行こうって話になっていた、ときゃんきゃんわめく。
正直うるさい。
「あーあーはいはい、今行くから」
『早く来いよ!』
乗り気ではなかったが、約束していたことに気付かなかったのは俺が悪い。
仕方なく支度をし、急いで金本たちの待つ駅前に向かった。
「悪い、遅れた」
向かった先には金本の他にクラスのやつらが男女合わせて何人かいた。
女子は浴衣を着たりなんかもしている。
「うわ、制服とか。何してたんだよほんと」
「ほっとけよ」
「でもよかった~、智生来てくれて!」
「智生来ないと始まんないもんね~!」
「おい、俺らに失礼だろ」
女子が楽しそうに笑い、金本が突っ込む。
この感じの空気は夏休みになってから久しく遠ざかっていた。
(ま、楽しむか)
せっかく来たことだし、と切り替えることにする。
「勉強のうっぷん晴らすぞー!」と騒ぐ金本にふざけて肩を押されながら。
俺は人ごみに繰り出した。
屋台から漂うソースのにおいや、色とりどりのヨーヨー。綿あめの袋。
祭りを構成する要素を見ると、俺でも否応なしにちょっと気分が上がっていく。
周りのにぎやかで楽しそうな人の流れに俺も身を任せた。
が。しばらくすると。
「あ、猫……」
屋台の中に黒い猫のお面を見つける。
(めずらし……夕木が見たら喜ぶかな)
前に夕木がノートに書いた猫を思い出す。
真っ黒な塊だったあの黒猫。
ふっと笑ってしまう。
「なに智生、どうしたの?」
「あ、お面! 智生こういうの案外好き?」
「ああうん」
周りに生返事しながら、お面を手に取ってしまう。
どうすんだこんなの、って思ってるのに。
気付けば俺は代金を支払っていた。
「いいじゃん、付けるの?」
金本がのぞき込んでくる。
「いや……俺が付けんるんじゃない」
「なんで買ったんだよ」
金本がウケている。
が、俺だって聞きたい。なんで買ったんだ。
「分かった、好きな子にあげんだな。だから笑ってたんだ」
「好きな子……?」
驚いて金本を振り返った。
その時。
ドン!
花火が上がりだして、みんなが一斉に上を向く。
「わーでっけ。やっぱここいいよな」
「きれー。夏だねえ」
俺はと言えば。
(ああ……)
夕木に会いたくて仕方ない。
俺は、あいつと花火を見たかったんだ。
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