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【完】幽霊さんは恋をする -智生の話-
第11話:当たらないでほしい予感ほど
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「んじゃ、今年のは出し物決定! チーム分け通り作業しようね!」
クラスで朝に始まった大議論の余波で、教室の興奮は一向に収まらなかった。
皆楽しそうに文化祭の話をしている。
(結局、うちは喫茶店か)
喫茶店が楽しそうという意見の一方、賞を狙いに行くとなると例年お化け屋敷が鉄板だという意見もあり、俺のクラスは長らく議論が白熱していた。
しかし今日、衣装を作りたいやつが喫茶店への熱い思いをぶちまけた。
曰く「せっかく作るなら可愛いのか、かっこいいのがいい」とのこと。
シンプルながらその弁論の熱さはすさまじく、その勢いに圧倒され動かされた形で、最終的に喫茶店へと着地したのだった。
うちのクラスが遅れていたこともあり実行委員が許可を取ると、すぐ、その日のうちに作業が始まった。
昼休み、ノルマとして渡された裁縫仕事をちくちくこなす。
放課後の文化祭準備の時間を最小限にして、なるべく旧美術室に居たい俺としてはここで本気を出すしかなかった。
(文化祭は嫌いじゃねえけど……)
でも俺は文化祭当日、どうにかして夕木との約束を優先したい。
夕木が来るか来ないかは別として、俺は旧美術室にいると約束したから。
周りは案外作業も楽しんでいるようで、工作めいた裁縫をこなしながら雑談に花を咲かせていた。
「てかさ、隣のクラスはお化け屋敷らしいよ」
「え」
俺の反応に気付かず、被んなくてよかったね、と女子たちが盛り上がる。
金本はしっかり話題をキャッチして、身を乗り出す。
「マジか、やっぱ王道には王道なりの悩みがあるな」
「まあ喫茶店もだいぶ王道だけどね」
「いいんだようちは、衣装にかけるんだよ」
クラスメイトはわいわいと話している。
一方、俺は少し胸騒ぎがしていた。
(隣……隣のクラスって)
「B組?」
俺がそう聞くと、女子があっさり頷く。
「そー。隣のクラスも例によって張り切っててさ。なんでもガチで怖いお化け屋敷目指してんだって」
戦法として普通ではあるのでさらっとその話題は流れていく。
でも、俺はもうそれどころではなかった。
(夕木、大丈夫か?)
もともと文化祭自体に苦手意識があるのに、重ねて“ガチなお化け屋敷”。
怪談系の本は確かに読んでいたけれど。
それでも本当のところは怖いことに違いはないはず。
それに。
(なんでだろう、なんか嫌な感じがする……)
言葉にできない違和感。
なんでか、怖がりなこと以上に夕木にとって嫌なことが起きている気がする。
(この間の夕木が不安そうだったから……?)
確証も、根拠も何もない。
でも、どうしてかすごく気になる。
(好きな子が嫌な思いをしてるんじゃないかって……過保護すぎ?)
(でも……違う。なんか、本当に嫌なことが夕木に起きてそうで――)
うまく言えないけど、夕木の声を思い出すとどんどん嫌な予感が強くなっていく。
(聞いたら話してくれるかな……)
俺は今すぐ夕木のもとに行きたくて仕方ない。
でもどうすることもできず、放課後が早く来ることを願うことしかできない。
(いや、杞憂か? 杞憂であれ……)
俺はなぜか不安な気持ちで午後の授業を過ごしたのだった。
◆
やっと迎えた放課後。
俺は足早に旧校舎へと向かっていた。
(やっぱ準備抜け出すのって結構むずいな)
こんな俺でもクラスには悪いと思っている。
でも、夕木との時間もあきらめたくもなかった。
出来る限りのことはして、自分にできることは引き受けて、何とか放課後の時間を確保したが。
(やば、もう来てるかな……)
クラスメイトに引き留められ相談に乗っているうちに、いつもならとっくに旧美術室にいる時間になってしまった。
夕木が先に来ていると、幽霊さんとして現れることの難易度が上がる。
もうずっと“幽霊さん”ごっこガチ勢と化している俺にとって、これは由々しき事態だった。
(間に合え、間に合え――)
はやる気持ちで旧校舎へと走っていた。
その道中のことだった。
「やっぱさ、俺らがこんなやんなくても、うちに夕木が居る時点で勝ちじゃね?」
突然、夕木の名前が耳に入ってきて足が止まる。
(もしかして夕木も文化祭準備中か?)
その可能性に思い至らなかったことを反省する。
どうやら、通りかかった校舎裏では、隣のクラスのやつが数人で大道具を作り始めているようだった。
俺はそっと顔をのぞかせる。
(いない、な?)
文化祭を頑張る、と言っていた夕木だが。
どの方向性に頑張るのかはあまり聞いていなかった。
少なくともこの大道具チームではないらしい、とその場を離れようとした。
その時だった。
「わかる~。こんな大道具とかなくてもさ、暗い教室に夕木が立ってるだけで怖いって」
(……は?)
一瞬で胸の内が冷たくなった。
嫌な予感が予感じゃなくなる。バクバクと心臓がうるさい。
(何、言ってんだ……?)
「つかさ、満場一致でお化け屋敷やるってなったの結構ひでぇ話だよな」
「女子も優勝狙ってるから~って言ってたけどさ、あれ絶対夕木のこと利用するつもりだったからお化け屋敷にしたんだろ」
「でも実際、夕木が居ればガチのお化け屋敷になるって」
(は? は…?)
下品な笑い声。耳障りだ。
最悪。最悪だ。
利用って。「オカルト好きに見える夕木の力を借りたい」なんていうことならまだ優しかったのに。
これは、絶対、そういう話じゃない。
「ガチで“幽霊”なんだからさ。こんな時くらいクラスに貢献しろって話」
「な、いつも怖えんだよ」
「でも、マジで呪われるって話じゃん、中学の時周りの奴が呪われて大変なことになったんだろ?」
「うわこわ~……え、それって俺ら大丈夫そ?」
「やっぱ、本物の幽霊はちげえわ」
バン、と思わず俺は近くの扉を殴っていた。驚いたのか話し声が止まる。
……ものを殴るのは人生で二度目だった。
頭では冷静になれ、ってわかってる。でも、止まることができなかった。
「なあ、幽霊って。誰のこと言ってんの」
「え、あ……隣の、クラスの……」
「いいから。答えろよ」
俺は気づけば隣のクラスのやつに詰め寄っていた。
「し、知ってんだろ? うちのクラスの夕木、幽霊みたいな不気味なやつ――」
「お前ら人のこと幽霊って呼んでんの? 集団で?」
どう考えてもいじめだ。
(俺だって、あいつに“幽霊さん”って言われてるけど……)
本質がまるで違う。
あいつが俺を“幽霊さん”と呼んだのは、幽霊の、俺の本質を理解しようとしていたからだ。
美術室の幽霊。化けて出るくらい絵が好きなんだって。俺のことを知ろうとした。
その正否はどうあれ、あいつは理解しようとして俺に呼びかけた。
あたたかい呼びかけだった。
でも……こいつらは違う。
「人のこと、怖いからって幽霊って呼ぶんだ。生きているってわかってる人間のことを」
「いや、だって……」
「あいつがお前らになんかしたの? どうしてそんなことができる?」
胸糞悪い。
怒りと悲しみといろんな感情がぐちゃぐちゃになって。
胸の内が冷えているのに、頭と目の奥が熱い。
「な、なんだよ、知らねえくせに。よく知らねえ奴がしゃしゃってくんな」
「そうだよ、実際、あいつの家族だって幽霊みたいな息子だって言って……」
「は?」
最悪が更新されていく。
「家族……?」
「なんだよ、マジで知らねえの? 夕木家の話」
「ほんとになんも知らねえ奴が、大きな口叩くなよ」
頭がガンガンする。
家族? 家族があいつを幽霊って呼んでんの? どうして、何があって?
ああ、もしかして俺って。
(あいつのことなんも知らねえんだ……)
「……家族が呼んでたら、真似していいんだ?」
「っ、それは……」
「マジで小学生みてえ。クソだな……」
絶望しているのに、口からこいつらをなじる言葉が止まらない。
(あの時、なんで俺は夕木にもっと深く話を聞かなかったんだ)
夏休み中一緒にいたのに。
大好きだって。こんなにすごく好きだって、思ってるのに。
なんで。あいつのことを知ろうとしなかったんだろう。
(なあ、“幽霊さん”って、どんな気持ちで呼んでた……?)
俺が浮かれて喜んですごしていた時間は、あいつにとってどんなものだったんだろう。
クラスで朝に始まった大議論の余波で、教室の興奮は一向に収まらなかった。
皆楽しそうに文化祭の話をしている。
(結局、うちは喫茶店か)
喫茶店が楽しそうという意見の一方、賞を狙いに行くとなると例年お化け屋敷が鉄板だという意見もあり、俺のクラスは長らく議論が白熱していた。
しかし今日、衣装を作りたいやつが喫茶店への熱い思いをぶちまけた。
曰く「せっかく作るなら可愛いのか、かっこいいのがいい」とのこと。
シンプルながらその弁論の熱さはすさまじく、その勢いに圧倒され動かされた形で、最終的に喫茶店へと着地したのだった。
うちのクラスが遅れていたこともあり実行委員が許可を取ると、すぐ、その日のうちに作業が始まった。
昼休み、ノルマとして渡された裁縫仕事をちくちくこなす。
放課後の文化祭準備の時間を最小限にして、なるべく旧美術室に居たい俺としてはここで本気を出すしかなかった。
(文化祭は嫌いじゃねえけど……)
でも俺は文化祭当日、どうにかして夕木との約束を優先したい。
夕木が来るか来ないかは別として、俺は旧美術室にいると約束したから。
周りは案外作業も楽しんでいるようで、工作めいた裁縫をこなしながら雑談に花を咲かせていた。
「てかさ、隣のクラスはお化け屋敷らしいよ」
「え」
俺の反応に気付かず、被んなくてよかったね、と女子たちが盛り上がる。
金本はしっかり話題をキャッチして、身を乗り出す。
「マジか、やっぱ王道には王道なりの悩みがあるな」
「まあ喫茶店もだいぶ王道だけどね」
「いいんだようちは、衣装にかけるんだよ」
クラスメイトはわいわいと話している。
一方、俺は少し胸騒ぎがしていた。
(隣……隣のクラスって)
「B組?」
俺がそう聞くと、女子があっさり頷く。
「そー。隣のクラスも例によって張り切っててさ。なんでもガチで怖いお化け屋敷目指してんだって」
戦法として普通ではあるのでさらっとその話題は流れていく。
でも、俺はもうそれどころではなかった。
(夕木、大丈夫か?)
もともと文化祭自体に苦手意識があるのに、重ねて“ガチなお化け屋敷”。
怪談系の本は確かに読んでいたけれど。
それでも本当のところは怖いことに違いはないはず。
それに。
(なんでだろう、なんか嫌な感じがする……)
言葉にできない違和感。
なんでか、怖がりなこと以上に夕木にとって嫌なことが起きている気がする。
(この間の夕木が不安そうだったから……?)
確証も、根拠も何もない。
でも、どうしてかすごく気になる。
(好きな子が嫌な思いをしてるんじゃないかって……過保護すぎ?)
(でも……違う。なんか、本当に嫌なことが夕木に起きてそうで――)
うまく言えないけど、夕木の声を思い出すとどんどん嫌な予感が強くなっていく。
(聞いたら話してくれるかな……)
俺は今すぐ夕木のもとに行きたくて仕方ない。
でもどうすることもできず、放課後が早く来ることを願うことしかできない。
(いや、杞憂か? 杞憂であれ……)
俺はなぜか不安な気持ちで午後の授業を過ごしたのだった。
◆
やっと迎えた放課後。
俺は足早に旧校舎へと向かっていた。
(やっぱ準備抜け出すのって結構むずいな)
こんな俺でもクラスには悪いと思っている。
でも、夕木との時間もあきらめたくもなかった。
出来る限りのことはして、自分にできることは引き受けて、何とか放課後の時間を確保したが。
(やば、もう来てるかな……)
クラスメイトに引き留められ相談に乗っているうちに、いつもならとっくに旧美術室にいる時間になってしまった。
夕木が先に来ていると、幽霊さんとして現れることの難易度が上がる。
もうずっと“幽霊さん”ごっこガチ勢と化している俺にとって、これは由々しき事態だった。
(間に合え、間に合え――)
はやる気持ちで旧校舎へと走っていた。
その道中のことだった。
「やっぱさ、俺らがこんなやんなくても、うちに夕木が居る時点で勝ちじゃね?」
突然、夕木の名前が耳に入ってきて足が止まる。
(もしかして夕木も文化祭準備中か?)
その可能性に思い至らなかったことを反省する。
どうやら、通りかかった校舎裏では、隣のクラスのやつが数人で大道具を作り始めているようだった。
俺はそっと顔をのぞかせる。
(いない、な?)
文化祭を頑張る、と言っていた夕木だが。
どの方向性に頑張るのかはあまり聞いていなかった。
少なくともこの大道具チームではないらしい、とその場を離れようとした。
その時だった。
「わかる~。こんな大道具とかなくてもさ、暗い教室に夕木が立ってるだけで怖いって」
(……は?)
一瞬で胸の内が冷たくなった。
嫌な予感が予感じゃなくなる。バクバクと心臓がうるさい。
(何、言ってんだ……?)
「つかさ、満場一致でお化け屋敷やるってなったの結構ひでぇ話だよな」
「女子も優勝狙ってるから~って言ってたけどさ、あれ絶対夕木のこと利用するつもりだったからお化け屋敷にしたんだろ」
「でも実際、夕木が居ればガチのお化け屋敷になるって」
(は? は…?)
下品な笑い声。耳障りだ。
最悪。最悪だ。
利用って。「オカルト好きに見える夕木の力を借りたい」なんていうことならまだ優しかったのに。
これは、絶対、そういう話じゃない。
「ガチで“幽霊”なんだからさ。こんな時くらいクラスに貢献しろって話」
「な、いつも怖えんだよ」
「でも、マジで呪われるって話じゃん、中学の時周りの奴が呪われて大変なことになったんだろ?」
「うわこわ~……え、それって俺ら大丈夫そ?」
「やっぱ、本物の幽霊はちげえわ」
バン、と思わず俺は近くの扉を殴っていた。驚いたのか話し声が止まる。
……ものを殴るのは人生で二度目だった。
頭では冷静になれ、ってわかってる。でも、止まることができなかった。
「なあ、幽霊って。誰のこと言ってんの」
「え、あ……隣の、クラスの……」
「いいから。答えろよ」
俺は気づけば隣のクラスのやつに詰め寄っていた。
「し、知ってんだろ? うちのクラスの夕木、幽霊みたいな不気味なやつ――」
「お前ら人のこと幽霊って呼んでんの? 集団で?」
どう考えてもいじめだ。
(俺だって、あいつに“幽霊さん”って言われてるけど……)
本質がまるで違う。
あいつが俺を“幽霊さん”と呼んだのは、幽霊の、俺の本質を理解しようとしていたからだ。
美術室の幽霊。化けて出るくらい絵が好きなんだって。俺のことを知ろうとした。
その正否はどうあれ、あいつは理解しようとして俺に呼びかけた。
あたたかい呼びかけだった。
でも……こいつらは違う。
「人のこと、怖いからって幽霊って呼ぶんだ。生きているってわかってる人間のことを」
「いや、だって……」
「あいつがお前らになんかしたの? どうしてそんなことができる?」
胸糞悪い。
怒りと悲しみといろんな感情がぐちゃぐちゃになって。
胸の内が冷えているのに、頭と目の奥が熱い。
「な、なんだよ、知らねえくせに。よく知らねえ奴がしゃしゃってくんな」
「そうだよ、実際、あいつの家族だって幽霊みたいな息子だって言って……」
「は?」
最悪が更新されていく。
「家族……?」
「なんだよ、マジで知らねえの? 夕木家の話」
「ほんとになんも知らねえ奴が、大きな口叩くなよ」
頭がガンガンする。
家族? 家族があいつを幽霊って呼んでんの? どうして、何があって?
ああ、もしかして俺って。
(あいつのことなんも知らねえんだ……)
「……家族が呼んでたら、真似していいんだ?」
「っ、それは……」
「マジで小学生みてえ。クソだな……」
絶望しているのに、口からこいつらをなじる言葉が止まらない。
(あの時、なんで俺は夕木にもっと深く話を聞かなかったんだ)
夏休み中一緒にいたのに。
大好きだって。こんなにすごく好きだって、思ってるのに。
なんで。あいつのことを知ろうとしなかったんだろう。
(なあ、“幽霊さん”って、どんな気持ちで呼んでた……?)
俺が浮かれて喜んですごしていた時間は、あいつにとってどんなものだったんだろう。
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