シルヴィスさん和→洋に変化すると共に何故か痴漢撃退対策が必要な感じに麗しくなってるのは何故だ（笑）。

この色味ならマーゴットちゃんの隣に立ってもケンカしませんね。

うわぁ、エロっっ。
少女でこれだと大人になったらもっと凄いんですよね。
シルヴィスさんは是非一緒にお願いしたいところです。

アケロニア王族顔のグレイシア様、女性ならどんな感じなのかも気になります。
やっぱり学生時代は「お姉様ぁ〜💕」とかわい子ちゃん達が群がってたんでしょうか…。

カズン女子バージョン6

聖女って何だっけ🎵何だっけ🎵

　何故こんな夢を見るのか。
　白いドレスに金のリボンしたグレイシアそっくりの女の子に、アケロニアで出会ったルシウス少年によく似た水色リボンの子。そしてオレンジのリボンをつけた女の子。
　ステージ下にアケロニア王族とリースト伯爵家が派手な扇を手にし振っている。マーゴットの親友、グレイシアも。
　「私達、アケロニアのアイドル！私、カズンよ！」
　「ヨシュアです」
　「ゲストのアイシャです」
　「今日は、私のお友達、カーナ王国のアイシャちゃんに来て貰ったの！」
　「悪よ！散れ！！」
　いきなり天に向けて手を突き出すアイシャ。素早くカズンの手を掴む！
　「勇者の因子よ、目覚めよ！」
　容赦ない金色の魔力がオレンジに似た芳香と共に会場を満たす！
　（ヒイィィィ！！）
　マーゴットは夢の中で絶叫した。
　凄まじい量の聖力である。
　「ギャアァァ！！」
　観客席で突然苦しみ出した男に、鬼か悪魔かという形相したアケロニア王族達。それより兇悪な顔をする衛兵達。
　「確保！！」
　怪しげな男の懐から、幼気な少年少女の半裸絵図が。
　（変質者！）
　何という悪夢なのか。
　ステージ上でしっかりカズンの手を握り放さないアイシャ。
　「悪魔よ！炙り出よ！」
　ゴウ！という魔力にせよ、聖力にしてもしてはならない轟音を立て再び聖力が噴出！所々で藻掻く男達。
　見れば観客席全員が「フレフレ！アイシャ」の扇を降っている。
　この適応能力がなければ、アケロニアでは貴族として暮らせないのだろう。
　王族達と共に悪を倒すために戦う姿勢を保ち続ける、膨大なエネルギー。
　（あぁ、カレイド国との大きな差はこれね。一つの目的を見失わない強さ。過去の悲劇を決して忘れない学習能力。この国の土壌が偉大なヴァシレウス大王を生み出したのだわ）
　絶対敵対しちゃ駄目な国ね。
　楽しそうにステージ上ではしゃぐカズン。演し物、と聞かされ信じ込んでいる。一方、ヨシュアは余りに恐ろしかった。アイシャの全身から聖力が噴出していたからだ。

　マーゴットは知らない。単に会場がアイシャの支配下にある事を。
　ただ単に遠慮や躊躇を知らない聖女に誰も逆らえないだけである事も。

　ヴァシレウス:「いつでもまたいらして頂きたい」
　無謀なチャレンジャーがここに！