ハデスが転生したそうデス〜前世の仇を殺す為なら、今世の神すら殺しマス〜

 オリュンポスの主神にして全知全能の神・ゼウス。

 彼の神は突如、天上から冥府へと降り立ち、亡者の軍勢を焼き払い、地下の世界を混沌の流壺へと叩き落とした。

 そして終には、冥府の王であり死を支配する神、実の弟であるハデスの首をアダマスの鎌で跳ね飛ばし、その魂を雷霆ケラウノスで貫いた。

 「我が弟よ。オリュンポスの永久なる栄華のために散れ。」

 それが、ハデスが聞いた最後の言葉だった…。

 しかし、死の支配者たるハデスの魂は、そんなことでは消滅しなかった。

 ハデスの魂は自我を保ったまま、異世界へと流れ着く___。
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