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姫様暗躍

68.出る幕が無かったんだが

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「おい・・・」
「イヤ・・・」
「可愛いです!」
死ね、アホ女。
「あら、レアネは見どころあるのね、今日のために頑張って用意したんだからお洒落しないと。」
「はい、頑張ります。」
こっちのアホ女はどうでもいい、勝手に張り切ればいいさ。

「で、リアとサーラは随分な反応ね。」
「死ね。」
「潰す。」
「え、潰すのは止めて。いろいろ出ちゃうでしょ。」
なかなか普段見ないサーラの嫌そうな顔に、ディディが目を逸らした。嫌そうなと言っても単に嫌がっているとかじゃない、目を細め喰いしばるようにした歯が見えている状態だから、見る方にとっても怖い。
それより、ディディのいろいろ出る発言も嫌な感じだ。朝食でもぶちまけられたら阿鼻叫喚なのは間違いない。

何が起きているか。
現在、ボーレヌグ領に向かう馬車の中に居る。流石王室の馬車だけあって、乗り心地は快適だ。今のところケツに痛みも感じない。
それよりだ、どうせ夜会の服なんか用意してないだろうからと、ディディが用意してきて披露したところだ。

用意していないのも当たり前で、そんな話しは事前に聞いてないからだ。サーラあたりなら持っている可能性もあるが、場違いな俺とレアネはまず持ってないだろう。いや、レアネのその後を知らないから何とも言えないが。
とりあえずカフェで来ている様な、半分グラードの趣味が盛り込まれた服では無理だろう。

「ほら、リアは可愛いでしょ?」
「ま、まぁな。ご近所でも評判ではある・・・」
笑顔の中に含みがあるのは見て取れる。一体何を考えてやがるんだ。
「だから、フリフリにしてあげたのよ、似合うわよ。」
うぜぇ。
「普通にしろ。」
「えぇ、折角だから着なさいよ、昔は着る事さえ出来なかったでしょ。」
と、笑顔どころか愉快そうにニヤニヤして言いやがった。このアホ女。間違いなく生前の話しをしてやがるな。
「うぜぇぞババァ、他のにしろ。」
「うふふー、これしか持って来てないのよ。」
・・・
ババァと言っても自分が優位に立っている所為か、効果も無ぇ。
「だったら現地調達するわ。」
貴族が住んでいるんだ、夜会用の服くらい売っている店はあるだろ。
「報酬には含まないわよ。自腹で買ってよね。」
くっそ!
「リアちゃん、当日は無理だよ。上流階級の人がそういう場に着ていく服って、だいたい仕立て屋に頼むものだから。」
何てこった。
さては知ってて謀りやがったなこの女。

「それに、私の方が酷いよ。何その胸の部分の緩さ・・・」
「妥当だろ。」
強調しなくてどうする。俺の手なら両手そのまま突っ込んでも問題なさそうだな。しっかりと埋もれるだろう。
「そうよ、使ってこその武器でしょ・・・うぷっ。」
「待て待てサーラ!」
圧力に耐えながらサーラを止める。
「姫様は潰れたいらしいから。」
渇いた笑顔でさらっと恐ろしい事を言うなよ。いや、ディディが潰れるのはさておきだ。
「あのな、車内であいつが朝食ったものがぶちまけられたらどうすんだよ。」
「げ・・・イヤすぎる。」
「だろ、車内に居る間は止めておけ。」
「うん。」
「車外でも良くないわよ!」
それは俺の知った事ではない。
「それなら、一言相談してくれても良いのに。」
確かにな、当日になってから服が必要だとか言われてもな。このアホ女の場合、あえて言わずに用意してきた可能性の方が高そうだが。
「前もって言ったら着てくれないじゃない。」
・・・
やっぱりか。

「サーラは可愛いし胸も大きいんだからもっと主張するべきで、それが出来るのは若いうちだけなのよ。スタイルも良くなく見た目も普通、何処にも出かけず酒を飲みながらゲームしてたら、気付けば三十路を通り越して何も出来なくなるのよ!」
おーーーい!
なにさらっと生前の話しをし出してんだこのババァ。
「落ち着けディディ!」
「え、あ・・・」
「姫様だって綺麗じゃん。それにげーむって?」
「俺にも分からん。ただ、俺たちは自分の事を考えて生活しているが、ディディはそうはいかないだろ?」
「まぁ、姫様だしね。」
「王室内の事も、国の事もいろいろ考えなきゃならん。今日だってその一環だろ。精神的に、不安に陥って訳の分からない事を口走っても不思議じゃない。」
「確かに、言われてみれば。私には計り知れない苦労もあったりするんだね。」
「あぁ、たまに情緒不安定になるかも知れないが、そっとしておこうぜ。」
「分かった。」
よし、これで良いだろう。若干不服そうな顔をしたディディは放置だ、そもそもお前が余計な事を口走らなければ取り繕う必要も無かったんだからな。

って、そんな事よりもう一人のアホ女の方がやべぇ!
「何で今着替えてんだよ!?」
車内の隅で服を脱ぎ捨て、ディディの用意した服を着ようとしているレアネに突っ込む。
「え、早く着てみたいなぁって。」
「だめだよレアネ、流石にはしたないって。」
「そうよ、これ王室の馬車なのよ、誰かに見られたら変な誤解されるじゃない!」
王室の評判が下がったところで俺には関係無いが、アホと一緒だと思われるのは嫌だ。
「大丈夫ですよ、城下町を出てますし、外は畑だけなのを確認してますから。」
そういう問題じゃねぇ。
「もし他の馬車とすれ違ったらどう・・・あっ。」
「げ・・・」
同時に気付いたサーラも嫌そうな顔をした。
「隠せ!」
俺は慌ててレアネの後ろから抱き着いて隠すように覆う。
「リアさん・・・」
「明らかに向こうの馬車に乗っていた男の顔は、良いもの見たって顔をしてたぞ。」
しかも2、3人乗っていたような気がする。
「リアさん。」
「何だ?」
「もう通り過ぎましたよ。」
「そうか。」
「庇ってくれたのは嬉しいんですが、何時まで胸を揉んでいるんですか。」
・・・
「何てこった、まさか俺の意志に反してそんな事をしていたとは。」
俺は自分の手を見て、ぺちって叩いておく。

「ふぅ、危なかったな。」
振り返ると、ディディとサーラが俺に冷ややかな目を向けていた。
「相手の馬車より車内に危険人物が居るわ。」
「本当ね、現地に着くまで潰しておく?」
・・・
「潰されるのはちょっと・・・」
「じゃ、手を拘束しようか、癖が悪いみたいだし。」
くそ。
「事故った時に受け身が取れないじゃないか。」
「もう、口が減らないんだから。どうしてくれようかしら。」
諦めろ。
って別にお前が何かされたわけじゃないだろうが。どうしても俺を拘束したいのか。
「あの、私は気にしてないので。それより楽しく行きましょう。」
笑顔で言うレアネには感謝するが、何時まで下着のままいる気だ。
「本人がそう言うなら、服を着る程度で許してあげるわ。」
何でお前に許されなきゃならねぇんだよ。
「それよりレアネちゃん、服を着ようよ。」
「あ、そうでした。」
「って、そっちは現地に着いてから!」
夜会用の服を着ようとしたレアネに、慌ててディディが突っ込む。まぁ、何かあって汚れては計画に支障が出る可能性もあるからな。

「姫様!」
「どうしたの?」
その時、御者が大きな声を上げた。やっと落ち着いたかと思った矢先だったので、ディディが今度は何事かと聞き返す。
「先程すれ違った馬車が、引き返して来ています!」
「はぁっ!?」
マジか・・・
「このままでは追い付かれます!」
そこはスピードを上げろよ。
「もっと速く走れないの?」
「こちらの馬車は重いので無理です!」
重い?
そう思って俺はサーラの胸に視線を向ける。
「そんなわけないでしょ!」
「うぐぅ・・・」
分かってはいたが、見ずにはいられなかったんだよ。
「どういう事?」
「屋形の部分を王室用に、重厚に作ってあるため、一般的な馬車に比べて馬への負担が大きいのです。」
そういう事か。って事は、追い付かれるのは確定だな。
「お前が下着姿を晒した所為だろ。」
「胸を揉んだリアさんにだけは言われたく無いですぅ。」
ムカつく。

そうこう話している間に、馬車が急停止する。相手の馬車が、こっちの馬車の行く手を遮って停まったからだ。
また面倒な事になったな。
「ここはあたしに任せなさい。」
ディディは言いながら、車内に備え付けてあった剣を掴んだ。
「しかし姫様、何かあったら私が怒られるどころじゃ・・・」
「大丈夫よ。あなたに何かあった時の方が困るから、大人しくしていなさい。」
いや、御者は何かあると自分が困るって話しをしてんだろうが。とはいえ、爺さんが出張ってもなんとかなるとも思えんが。
「そうね、とりあえず潰す。」
お前はそればっかだな。
「殴る。」
・・・
こいつら、揃いも揃って。
「という事だ、大人しく待っていた方が良さそうだぞ。」
馬車を降りていく悪鬼三人に続いて、俺も御者に言うと馬車を降りた。

「な、言った通りだったろ。」
馬車を降りると既に相手の男三人と、悪鬼三人が対峙していた。言うまでもなくその顔はろくな事を考えてなさそうだったが。
「だな。まさか三人とも当たりだとは。」
・・・
俺が含まれてなさそうだな。
別に容姿をどう言われようと興味は無ぇが、省かれたら省かれたで腹立つ。
「下品な面並べてないでとっとと消えろ。」
俺は針と小瓶を手に持つと、前に出て言う。
「餓鬼はすっこんでろ。俺らはこのお嬢さん方に用があるんだ。」
俺もお嬢さんだバカやろー。
「さぁ、そんな物騒な物は仕舞って、言う事を聞いた方が楽だぞ。」
相手の一人が、ディディの持つ剣を指差して言う。
「リアは下がってなさい、薬の無駄よ。」
いやまぁ、こんな奴等に使うのは勿体無いけどさ。
「そうだよリアちゃん、貧弱なんだから。」
うっせぇ。そりゃ伝説の武器の方が強いだろうが、これでも身軽な方だぞ。
「リアさん、ここは私に任せて後ろに隠れているといいですよ。」
・・・
ま、そこまで言われたら見物でもするか。
「何でお尻を触るんですか。」
「え、後ろに隠れていろと言うから。」
「言っている事と行動が一致してないですよ。」
「そんな事は無い!レアネの後ろに隠れ、不安だから寄り添っただけだ。」
「なるほど、では邪魔だから離れててください。」
うわ、はっきり言いやがった。

「ふーん、乱暴なのが好みならしょうがねぇな。」
こっちの茶番に苛ついたのか、明らかに態度が変わった一人が抜剣しながら言う。女性を口説くのに剣を持っている時点でダメだろ。
それを合図に、相手の三人がこっちの三人にそれぞれ近付き始める。が、まずサーラに向かっていた男が地面に這い蹲った。
「何をしやがった?」
「地面に這い蹲ってまで物乞いとは、見苦しい真似ね。」
剣を持った男がサーラに凄んだが、さらにディディが煽る。危ないから煽んな、さっさと終わらせろ。
「襤褸切れになるまで遊ばれても同じ事が言えるか見物だな!」
言い放つと男はディディに向かって剣を振り被って、振り下ろす。その剣をディディは自分の剣で受け止め、手首を返して巻き取ると地面に叩きつけた。そのまま流れるように剣先を男の喉元に突き付ける。
「剣もろくに扱えないくせに、女性を扱えると思ってるの?」
「く・・・。」
以外に強いな。
「あ、力の加減間違えました。」
直後に聞こえたレアネの声に、そっちに目を向けると、もう一人の男は宙を舞っていた。鼻から出た鮮血と、口から飛び出した折れた歯も一緒に舞っている。
・・・
あいつのグーパン、熊並みじゃねぇか。今後は、下手に怒らせない方が良さそうだな。
「やるじゃないレアネ。」
「あ、そうですか、ありがとうございます。」
普通に怖い会話してんじゃねぇ。
「おい、もう解放してやれ、口の端に白い泡が出てるぞ・・・」
「あ、ほんとだ。」
あ、ほんどだ。じゃねぇ!殺す気か、このアホどもは。

「加減ってものを知れ、やり過ぎだろ。」
と言ったらサーラもディディも不服そうな顔をした。いやいやいや、死ぬ一歩手前だからな、この世界でも普通に犯罪だろうが。
「お前らなんなんだ・・・」
もう抵抗する気も無くなった男が、疲れたように言う。
「どう見ても可愛らしい女子でしょ。」
見た目だけはな。
「バケモぶっ!・・・」
男が口を開いた途端、ディディの回し蹴りが三日月に綺麗に入った。同情の余地は全く無いが、多少憐れだと思わないでもない。
「しかし、剣なんか扱えるんだな。」
「姫とは言え自分の身は自分で護れと、王室流剣術を学ばせられているだけよ。」
とは言え、扱えるだけすげぇよ。そういや、この世界に来て武器とか扱った事もないな。
「さて、無駄な時間を浪費したわ。早くボーレヌグ領に向かうわよ。」
「でも、座りっぱなしだったので、多少身体が解れて良かったですよ。」
「そうだね。」
・・・
デスクワークばかりだと身体が固まっちゃって。ちょっとストレッチして身体解さないとね。うん、そうだね。
そんな感じで男共は片付けられたわけだな。

確かに、俺の出る幕は無かったが、俺が居なかったらあいつらは死んでいたかもしれん。
それから気絶した男共は道の端に移動させて、道を開ける。奴等が乗って来た馬車は、ディディが本来向かっていた方向に回頭させると、馬の尻を叩いて走らせる。
人の乗っていない馬車は、王都の城下町に向かって軽快に走って行った。
「鬼だな。」
「目覚めて追いかけられても困るでしょ。」
そりゃそうか。せめて、今日一日は邪魔が入って欲しくないからな。






-王都ミルスティ北部 ボーレヌグ男爵領 とある孤児の家-

陽光が射し込む部屋で、アデルは陽の光を浴びるアリナを見つめていた。太陽が中天に差し掛かるまでは暫しの時間を必要とする。
「良い天気だね。」
町の方に目を向けていたアリナが、誰にともなく口を開いた。
「私たちの行く先を示す光であって欲しいわ。」
「うん。」

今夜、フオルズ男爵を討ち、その先が今の様に皆の未来を照らしてくれるならと、アデルは思って口にした。
もちろん、自分は闇の中を彷徨う覚悟は出来ている。焚きつけるだけ焚きつけ、男爵殺しの業はアデル自身だけが背負えばいいと。
もちろん、そんな事を口にすれば猛反発を受けるのは目に見えている。そういう彼らだからこそ、その業は背負わずに生きて欲しいと願っていた。
だから、口にするのは自身の手で男爵を殺し、クローディア姫に嘆願する時しかないと、その決心も固まっている。

「あ、グリュンとエンゼが戻って来たよ。」
窓の外をずっと見ていたアリナが、二人の姿を目にすると声を上げた。声に高揚が感じられるのは、今夜の決行に向けてかもしれない。
だが、それと同様に何処か不安気な思いも、表情や目に時折現れるのをアデルは気付きながらも口にはしない。
言ってしまえば、膨らむものだからと。

「ただいま。」
「町の方はどう?」
部屋に入るなり、アリナがグリュンに確認する。
「アデルに言われた通り、いつも通りだ。」
「そうだよ、僕たちがいつも通りじゃないと、気付かれる可能性もあるからね。」
「それでいいわ。」
続いて行ったエンゼの後にアデルが続ける。
「屋敷の方も手筈は整っている。何も知らないのは当の本人と、その取り巻き。私たちが夕方に入り込んでも、気付かれる可能性はほぼ無いわ。」

今日の夜会で反乱を起こす事は、町の要である人達は知っている。長年、そのために築いてきた関係なのだから。
期待と不安があったとしても、時間まではいつもの生活をして、夜会が始まって歓談が始まったところで仕掛ける予定だ。
「やっと、本当の意味で外に出られる気がする。何も遮るものがない光を、この身に受けられる気がする・・・」
アリナは窓の外を見上げて言う。その頬には光の筋が見えた。
「あぁ、やっとだ。俺たちがその扉をあけるんだな。」
「うん、僕たち自身が、掴むんだ。」
グリュンもエンゼも、静かに、だが力強く後に続く。

「いよいよ鉄槌を下す時が来るわ。それまで、もう少し油断をしないでね。」
「あぁ、分かってるさ。」
決意の眼差しでアデルは、それぞれに目を向けながら言う。アリナも、グリュンも、エンゼも、その言葉にゆっくりだが、しっかりと頷いた。
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みんなの感想(19件)

さこゼロ
2021.08.16 さこゼロ

もはやアニタが影すぎる(^^)

紅雪
2021.08.17 紅雪

さこゼロ様
はい、仰る通りで、私も気にはしているのですが、現状出す事ができてないのは至らぬところです。
ただ、この後は一応出番はありますので。

解除
スパークノークス

お気に入りに登録しました~

紅雪
2021.08.16 紅雪

SparkNorkx様
コメントありがとうございます。
しかも、お気に入り登録までして頂き、嬉しいです。私としては、少しでも楽しんでいただける部分があるのなら幸いです。

解除
さこゼロ
2021.08.07 さこゼロ

姫さんから、媚薬アロマの依頼が入りそうだな(^^)

紅雪
2021.08.07 紅雪

さこゼロ様
むむ、それはいかんですね。バレないようにしなきゃですね

解除
1 / 5

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