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竜司と子猫の長い一日
竜司は子猫に欲情をぶつける
しおりを挟む子猫が可愛すぎる。
俺がソープの経験があると言えばわかりやすい嫉妬を向けてくるし。
かと思えばボディソープでぬるぬるの体を嬉々と俺にこすりつけてくる。
悪戯に俺を見上げてくる瞳と、体に当たる硬く主張する乳首。脱がせるのが勿体なくてつけたままにしてしまった、濡れて子猫の可愛いペニスに張り付いた下着。
……頭がくらくらし始める。
ボディソープで足を滑らせた子猫の尻を鷲掴みにした。
…この尻は気持ちが良すぎる。柔らかすぎず、硬すぎず、程よい弾力で俺の手にしっかり収まる。
その奥のアナルにボディソープで濡れた指を含ませた。
子猫からあがるあえかな声。
いつまでも聞いていたいが、そろそろ子猫の中に入りたい。
鏡に手を付かせ、尻を突き出すような格好を取らせる。
指でいじったアナルの中は、すっかり出来上がっているが……、これはこれ、だ。
洗浄用の道具を準備しつつ子猫を見ると、僅かに不安そうな顔をしていた。
シリンジの中に湯を溜め、物欲しそうに蠢くアナルの中に先端を含ませる。……ボディソープを流すだけのつもりだったが、子猫がどこまで許してくれるのかも気になった。
シリンジ二本分の湯をアナルの中へ流し込み、そこに栓の替わりのディルドを突き入れた。
「りゅ…じさん、おなか、おもい…っ」
「もう少し」
それでも嫌と言わない。
これじゃ腸洗浄と変わらない。多分子猫も気づいているだろうに、従順に受け入れる姿が可愛らしくて愛おしい。
時間にすればおそらく一分程度。
ディルドを引き抜いたが蕾を引き締めているのか湯がわずかしか流れ落ちてこない。
「力入れてたらお湯が出てこないぞ」
子猫のささやかな抵抗にどうしても笑みが溢れる。
今からそんなに恥ずかしがってどうするんだ。明日からはもっと本格的に、俺の手で洗浄されるのに。
子猫が見ていないのをいいことにほくそ笑みながら、閉じた蕾を指でこじ開けた。
残っていたぬるい湯が、子猫の太腿を伝いながら流れ落ちてきた。
「……はずかしぃっ」
「プルプル震えて可愛いが?」
「……竜司さん、変態さんだ……っ」
「ああ。そりゃ自覚してる。こんな性癖なもんでな。相手を探すにも苦労する」
……俺自身が浮かれすぎてるんだろう。
別に、子猫に嫉妬して欲しいだとか、独占欲丸出しで詰ってほしいとか、そんなことは考えていない。
けれど、俺の言葉に子猫が肩を揺らし、小さく細い震える声で「やだぁ」と言ったのを聞いて、失言だったと気づいた。
「りゅうじさん、ほかのひと、さがさないで…っ」
「のぞみ」
喉の奥でしゃくりあげる音がした。
傷つけてごめん、だとか。
気遣えずごめん、だとか。
そんな後悔も覚えつつ、子猫が嫉妬してくれた事実は俺を浮かれさせる。
ここまで独占欲をあらわにしておいて、子猫は俺に何も感じていないのだろうか。……そんなはず、ないよな。
綺麗な背中を舐めると、子猫の体が悦びで震えたのがわかる。
「この先ここを使うのは、のぞみだけって言っただろ?」
「うん…っ」
「だから不安になるな」
子猫は俺のものだ。
俺も、すでに子猫のものだ。
子猫がしてほしいことは全部叶える。
だから、俺のことも性癖も含めて全て受け入れてもらわなきゃな。
子猫が俺を変態と呼ぶが、イラつきもしない。自他ともにその自覚があるから。よかったな。俺のことを一つ知ることができたな。
子猫から不安がなくなったのを見計らい、二回目の洗浄に入った。本来なら四回くらいはしないと綺麗にならないが、そもそも子猫が自分で準備を済ませていたのだから、今はこれくらいで十分だろ。
「うー……おなか……っ」
「可愛いな」
子猫が何を言っても何をしても可愛い。
自分の語彙力を疑うくらい『可愛い』しか出てこない。
子猫は今、自分がどんな姿を俺に見られているかわかっているだろうか。
足を肩幅ほどに広げ、こぶりな上向きの尻の間に黒黒としたディルドを咥え込み、皺の一つもなく広がった蕾をさらけ出している。
その姿だけでいやらしくて可愛らしくて、俺のペニスは萎えることなくむしろ先走りまで流している。
いっそ、ディルドじゃなく、俺のペニスで栓をすべきだったか。……いや、それじゃ『抜かず』の前提を崩してしまう。子猫を納得させて満足させるためには、それだけは守らなければ。
……けれど欲はなくならず。苦しいだろうかと思いながら、ディルドをただ襞をえぐるように動かした。シャワーの音とは違う濡れた音が、精液を混ぜてるような音に聞こえて余計に興奮する。
「ひゃん…っ」
「はぁ……可愛い。嫌って言えばやめたのにな」
「……ん、う、だ、って」
「ん?」
尚もディルドを動かしながら、うなじに淡く吸い付き、薄っすらと跡が残った場所を何度も舐めた。
子猫は体を震わせながら、口を開く。
「りゅうじさんが、する、っていった、から」
「俺がやるって言ったら全部受け入れるのか?」
「……だ、め?」
鏡越しに向けられた目線。
それは酷く扇情的で、劣情が煽られる。
「嬉しいよ」
もう一度、うなじに唇を落とした。
……全身を舐めたい。吸い付いて跡を残したい。子猫は全て俺のものだと主張したい。
胸元に手を這わせれば、ツンと上を向いた乳首が指に触れる。
齧り付きたい、舐めしゃぶりたい…と思いながら、やや強めにひねり上げたが、子猫から上がるのは艶を増した嬌声だけ。
もう、無理だ。
洗浄もいいだろう。何も問題はない。
躊躇いなくディルドを抜くと、突然栓がなくなったアナルから飛沫があがった。
こねこは急な刺激に体を震わせ、唇の隙間からは短い呼吸音が出てくるだけだった。
今日だけは置いてあるローションを使う。確か、甘い匂いのするものだ。
明日、必ず子猫用のものを買いに行くからとなだめ、ローションをまとわせた指で蕾を押しつぶし、ズブリと中にいれた。
「ひゃぁっ」
「溶けてるな」
「あ、あ、あっ」
「のぞみ、わかる?俺の指、四本入ってるぞ」
「あ、や、そんなの、わかんな…いっ」
「熱くてうねってる。のぞみ、俺が欲しいか?」
欲しいか、なんて詭弁だな。
欲しいのは俺の方だ。
このぐずぐずに溶けたアナルに、早く突き入れたい。
顔を伏せてしまった子猫の顎に後ろから指を当て、上向かせた。
アナルと同じように蕩けた可愛い顔がそこにある。
たっぷりのローションで濡れた内腔からは、ずっと濡れた音がしている。
はやく、はやく、子猫に求めてもらいたい。
ガチガチになっている俺のペニスで太腿や広がった蕾を何度もつついた。
顎にあてていた指を口の中に入れる。唾液を垂れ流しながら、可愛らしくも愛欲を含んだ嬌声をあげる。
ずり…っと舌を撫でたとき、子猫の表情が変わった。
「あ……っ、ほひぃ、りゅ、ひはん、いれ……っ、ああ……!!!」
懇願は最後まで聞かなかった。
子猫が声を発した瞬間に、指を引き抜き、性急に最奥まで己のペニスを突き入れていた。
「ひ………っ、ひぅっ、ぅ、ん、んぁっ」
子猫の声を聞きながら、僅かに冷静さが戻る。
「あー……、しまった」
子猫に、確認するのを忘れてた。
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