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少女時代
出会い4
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この頃の私は、カッコつけだった。
と言うか、あんまり人からの印象とかを気にせず薬のことばかり考えていた。
だから、実験台という言葉も、薬にはあなたに多くの恩恵を運んでくれるけど、リスクやデメリットが伴うという意味で話をしていた。そんな言葉を初対面の人が聞けば、ふざけんなっ!って感じになるのも無理はない。
でも、周りの大人たちの驚く顔を見るのも楽しかったので、ついついそんな言い方をしていた。まぁ、そのことが大人になっても尾を引いていて、トラブルの原因になっていることもあるけれど、あんまり後悔してない。
だって、そんな自由な生き方が好きだから。
「せっかく元気になったのにやだよ・・・っ」
ディアス王子は俯きながら答える。
「えー、じゃあ死ぬの?」
私は怪訝な顔で下からディアス王子を見る。
「それは嫌だ・・・」
「死ぬか、実験台になるか、はっきりしてよ・・・まったく」
まったく、と言いたいのはこっちだよと言う顔を王妃がしている。
「私の実験台になれば、私が実験台の間、ずぅーーーと、幸せにしてあげるっ。どう?」
「苦しく・・・ない?」
「『苦しく』はないわ」
苦い思いはさせるけどね。私は目線を右上に逸らした。
「父上・・・」
ディアス王子は不安そうな顔をして国王を見る。
そんな王子を父親である国王は優しく見守る。
「お前を私は信じている。どんな苦難にも負けない王になれると」
国王はディアス王子の手を包み込む。
その手はとても温かそうで、魂を込めているような気がした。
「大丈夫ですよ、フローラ様は奇跡の幼女ですから」
ギロッ
「ひっ」
また兵士が失礼なことを言うので、私は振り返りながら睨む。
「ひっ」
時間差でディアス王子も怖がる。どうやら私の睨んだ横顔が怖かったようだ。
(同い年なのに、情けないわね)
もう一度、ディアス王子を睨むように見ると、汗を掻きだしている。あまり良くない状態だ。
そろそろ決断してもらわないと、効き目が無くなってしまう。
「そっ」
「わかった・・・お願いします」
私が言う前にディアス王子は頭を下げてきた。
「うん、よろしい。やればできるじゃん」
私が満面の笑みを向けると、ディアス王子も弱々しくだけれど、嬉しそうに笑った。
「でも、私ができるのはもうないけどねっ」
「「「「「はぁっ?」」」」」」
医師のお爺ちゃんや王妃、兵士はもちろん、さすがに弱っていたディアス王子も、そして、心にゆとりがあった国王ですらも驚き、怪訝な顔で私を見つめた。
と言うか、あんまり人からの印象とかを気にせず薬のことばかり考えていた。
だから、実験台という言葉も、薬にはあなたに多くの恩恵を運んでくれるけど、リスクやデメリットが伴うという意味で話をしていた。そんな言葉を初対面の人が聞けば、ふざけんなっ!って感じになるのも無理はない。
でも、周りの大人たちの驚く顔を見るのも楽しかったので、ついついそんな言い方をしていた。まぁ、そのことが大人になっても尾を引いていて、トラブルの原因になっていることもあるけれど、あんまり後悔してない。
だって、そんな自由な生き方が好きだから。
「せっかく元気になったのにやだよ・・・っ」
ディアス王子は俯きながら答える。
「えー、じゃあ死ぬの?」
私は怪訝な顔で下からディアス王子を見る。
「それは嫌だ・・・」
「死ぬか、実験台になるか、はっきりしてよ・・・まったく」
まったく、と言いたいのはこっちだよと言う顔を王妃がしている。
「私の実験台になれば、私が実験台の間、ずぅーーーと、幸せにしてあげるっ。どう?」
「苦しく・・・ない?」
「『苦しく』はないわ」
苦い思いはさせるけどね。私は目線を右上に逸らした。
「父上・・・」
ディアス王子は不安そうな顔をして国王を見る。
そんな王子を父親である国王は優しく見守る。
「お前を私は信じている。どんな苦難にも負けない王になれると」
国王はディアス王子の手を包み込む。
その手はとても温かそうで、魂を込めているような気がした。
「大丈夫ですよ、フローラ様は奇跡の幼女ですから」
ギロッ
「ひっ」
また兵士が失礼なことを言うので、私は振り返りながら睨む。
「ひっ」
時間差でディアス王子も怖がる。どうやら私の睨んだ横顔が怖かったようだ。
(同い年なのに、情けないわね)
もう一度、ディアス王子を睨むように見ると、汗を掻きだしている。あまり良くない状態だ。
そろそろ決断してもらわないと、効き目が無くなってしまう。
「そっ」
「わかった・・・お願いします」
私が言う前にディアス王子は頭を下げてきた。
「うん、よろしい。やればできるじゃん」
私が満面の笑みを向けると、ディアス王子も弱々しくだけれど、嬉しそうに笑った。
「でも、私ができるのはもうないけどねっ」
「「「「「はぁっ?」」」」」」
医師のお爺ちゃんや王妃、兵士はもちろん、さすがに弱っていたディアス王子も、そして、心にゆとりがあった国王ですらも驚き、怪訝な顔で私を見つめた。
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