良薬口苦シ 婚約破棄されたので、病弱王子が寿命を減らしても薬師の私はもう知りませんよ?
国のために数多くの薬草の研究をしてきたフローラ。
彼女の作る薬はたいそう効くと評判で、病弱だった王子ディアスが城へ招き、看護をするフローラの姿にディアス王子が心を奪われプロポーズした。母性本能がくすぐられたフローラもOKの返事を出す。
婚約者となってもいつも通り、ディアス王子に処方する良苦草(りょくそう)を取って帰ってきたら、王子が目をギラつかせて妹弟子イザベラを傍に置いていた。
フローラが訪ねると、どうやらイザベラが美味しい薬を処方してくれたのでフローラはもう用済みとのこと。
けれど、王子の顔色などを判断すると、その薬は危険だと感じたので、そのことだけでもフローラは伝えようとしたが、王子は聞く気もない様子。さらには国外追放まで言い渡してきた。
彼女を切り捨てたディアス王子たちは破滅へと向かっていくとは知らずに・・・。
フローラはショックだったけれど、まだ見ぬ薬草を求めて旅に出ることを決めた。
しかし、世界が彼女の才能と知識を放っておくはずもなく―――
タイトルは「味が苦い」ですが、「薬師」「ざまぁ」「悪役令嬢」「婚約破棄」などがお好きな人のお口には、冒頭は少し苦いかもしれませんが、後半は苦みがなく、「痛快」「美味しい」「まるで定食のような安心感」と言っていただけるようなご希望に添えるよう作っていきたいと思っています。どうぞ、御賞味あれ。
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けれど、王子の顔色などを判断すると、その薬は危険だと感じたので、そのことだけでもフローラは伝えようとしたが、王子は聞く気もない様子。さらには国外追放まで言い渡してきた。
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