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2.足の裏
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「ぁへ、ひ♡っ~ー、♡、……ッ♡」
「まずは、足の裏こちょこちょルーレット回しまーす」
散々弄ばれた体に残るくすぐったさに震えるアイロに構わず続けられる。この企画の名物であり、参加者の命運を大きく分けるルーレットが設置される。
アイロの前に用意されたルーレットには1から5の数字と♡にくし形に分けられ、一際大きな面の♡は三箇所と半分を占めている。攻め役の人数と時間を決めるそれは難易度を大きく左右する。ボールを投げる時だけ解かれた右手はボールを握らされて、何に当たってもくすぐられるしかない未来に期待と絶望が押し寄せ、息が弾む。
「落としちゃったらキツ~イお仕置きだからちゃんとルーレットに当ててね♡ よーく狙いを定めて~♡」
「は、ッ……は、ぁ♡、……~っんにっぃ!?♡♡っあ!」
振り上げて生まれた無防備な窪みに待つことを飽きた指先がむにゅ♡と沈んだ。触られるだけでも跳ねる窪みに数ミリの長さの爪が沈むくすぐったさはボールを離す寸前に力を大きく奪い去った。この企画の鬼畜さを知っているアイロが狙っていた1から大きく外れた照準は緩やかなカーブを歪ませながらも2にくっつく。
一回戦 足の裏・20分間
「最初で当たるなんて投げるの上手♡2なのは残念だけど、歩くだけで崩れちゃうくすぐったい弱点にしてあげようね~♡」
「ひ、んぅッ♡っ、ふ、は、~ーっぃ、♡♡」
「はは、撫でるだけで逃げてる。ほら、こちょこちょから逃げちゃう悪い子の足の裏は土踏まずカリカリの刑ー」
「ぃいいッひ!?!ッやぁッぁははは、!ッんぐっふ、ふぅふふははははッ!?♡♡や、やだっぁひひひ~っー!!♡ かりかりッぃひひひ!つら、つらぃぃひッ♡!ッ~~ッ♡、っー♡♡」
「かりかりー、かりかりー、足の裏丸めても逃げられないよ」
「ぁあはッはひゃひひッ!?♡ッ、ッふひゃひひっ!♡♡ッかりかりしにゃいれぇえぇっは♡へへへッへぅふふふッ!!ッ~ーっ♡」
つらいぃ♡かりかりやだ♡♡にげたいっ♡くすぐったい♡あしのうらおかしくなる♡♡ッ♡
宣告するようにスリ、と足の裏を這った指先に僅かにしか動かない足で指先を振り払おうと頑張るが、呆気なく捕まえられてしまった。それでもくねくねと抵抗を繰り返す足の裏を叱るように窪んだ真ん中に狙いを定めて皮膚を刺した爪は細かく抉るように往復を繰り返す。爪の硬い感触から伝わる鋭いくすぐったさに嫌々と首を振ったアイロに剥き出しの神経を弾くような耐えがたい擽感が容赦なく降りかかる。カリカリ♡カリカリカリッ♡と執拗に土踏まずを引っ掻きまわされる感覚は堪えることなどできず、少しでも紛らわせようと身体を揺らして悲痛な声を弾ませる。
「こっちにも集中して♡ふわふわな羽根で指の間こしょこしょされるのはどうですか~♡」
「っいや♡ぃやぁあはっはははッ!?♡、くひ、ひぃひひひッ!!♡あいら、やらッぁ♡!?くしゅぐっらぃぃひひひッ!?!♡♡」
「いっちばん弱いのはどこかな~♡教えてくれるまでずっとこしょこしょしてあげるからね~♡」
「ひ、ッひッぃひひひッ!!ッ♡そこ、そこれすッぅひひッ~♡、!!しょこよわぃひッ♡はひゃぁ!?ッぁっはははぁははッ~~ッ♡!?」
「まだ全部やってないでしょ~?♡嘘つきは懲らしめなくちゃ♡」
「やらッやらぁはははッ♡!ッぃ~ぃひひひッ♡!くしゅぐんないれぇへへッ!~ーっ♡♡ぉっほひひひッ!!♡」
あいだむりっ♡♡ひろげないれぇ♡♡ぞわぞわする♡はね、はねやだッ♡♡ぜんぶくすぐったいぃッ♡♡
左右の攻め役二人に足首を掴まれて足の裏を晒されたアイロはまともな抵抗もできずに襲うくすぐったさにビクビクと身体を震わせることしかできない。
ぐわ、と広げられた指の間に柔らかな羽根が遠慮なく入り込む。滅多に触れられることのない過敏な皮膚をこしょこしょとしなやかな羽根がつつき撫でる感触は優しげな手つきに反して耐え難いむず痒さを生む。こちょこちょとくすぐられるぐらいの遊びなら体験したことがあるアイロでも、ものの数分でこの企画に参加したことを後悔するほどのくすぐったさに犯されていた。
「あいだ通りま~す♡ぞりぞり~♡ぞりぞり~♡」
「ぁひぃん!?♡、ふぁぅッへへへっ!、♡♡っ~ー♡ぁあ~っぁはははッ!!?それいやぁッ!ぁははッひゃひぃ、♡♡ぃ~ひへへへッ!?♡♡」
「ふわふわ羽根でぞりぞりするのつらいでしょ~?♡いっぱいしてあげるからね~♡」
「な、ぇひ、♡ッひぐぅふふふっ、つらぃッつらいぃひ♡ッ♡♡~~っ、ぁあひゃんぃひひひっ!!♡♡ぁッっらぁははぁめぇッ♡!?へへぇえへへへっ♡!!」
間をツンツンするだけだった羽根は横たわると間を前後に磨き始める。柔らかなふわふわな感触を凶悪に使う攻め役は閉じさせまいと間を開いて、羽根を何度も何度も執拗に一つ一つの間で往復させる。羽根がぞりぞりと皮膚を磨き上げる度に込み上げる強烈で容赦のないくすぐったさに身体は反射的にビクンッ♡と跳ね上がり、次は間に入れるまいと強く閉じるがぐわ♡と開かされれば呆気なく磨かれて、笑うことしか許されない。
「んにぃひッ!?♡ぁ、ぁッははははっ♡!、や、むりぃぃひひッ♡♡!ッ~~っ♡ぁッぁ~あひゃひひはっ!?、やめ、やめれぇへへッ!?♡♡」
「こちょこちょこちょー、最初からぐちゃぐちゃになってるのドMくんぐらいだよ。ほら、こちょこちょ奴隷になりたくないでしょ?」
「なり、ぃッ♡なきゅッぅぐふ、!?♡♡なりたくないぃっいひゃひひッ!!♡ッ~~っ、こちょこちょいやぁっ、ぁはははッ♡♡ッ~、♡」
一本一本の指先が触手のようにこちょこちょと皮膚に触れる度に生じる擽感は一切の紛らわしを許さず、笑い悶えることしかできない。虚勢も張れずに堪えることすらままならない姿を揶揄する言葉に羞恥を煽られる。奴隷になればこの苦しみがずっと続くことを想像すれば考えるだけでぞわ、と粟立つ肌に必死に首を振った。そして、あやすように頷いた攻め役はアイロの前に用意したローションとブラシを意識させる。
「ならくすぐったいの我慢しなくちゃ。声出したらローションブラシだからね」
「がんばれ♡がんばれ♡こっちもこちょこちょして応援してあげる~♡」
「んっぅ、!?♡ぅ、~ーっ♡♡、くぃ、!♡ひ、ぁ♡っ、ッ~~ぁ、んぅうッ~、!?♡♡」
「そうそう、上手。あと十分あるけど耐えられるよね?」
「っひ、!?っん~、!!んんっ、んんぃっ、♡♡ー~~ッ♡♡ぁ、ふ♡ッ~ー、んんんぅッ~!?♡♡」
「こちょこちょ~♡こちょこちょ~♡」
むりっ♡むりむりむりッ♡♡たえられないぃッ♡♡くすぐったい♡ じゅっぷんもむりッ♡♡こえがまんきついぃい♡♡くすぐったいのに笑えないのやだぁ♡♡こちょこちょしないでぇ♡♡
こちょこちょと囁かれ、増幅した感度を掻き乱す20本の指先は足の裏全てを磨り上げ、暴力的なくすぐったさで蹂躙し尽くす。いますぐにでも笑って声を出してくすぐったさを少しでも誤魔化したいのに目の前に置かれた悪魔の道具が寸前のところで堰き止めている。ローションを塗られて、ブラシで擦られるなんて想像するだけでぞわぞわぞわっ♡と頭を擽感が過ぎった。
「んふ、ふぅっ~ー♡♡ッん、ぅ、ひ!♡♡ッは、ぁッ~は、♡♡っ、ッぃに、ぃっ!?♡ッくふ、ッ~ー、♡!」
「必死にくすぐったいの我慢して、そんなにローションブラシいやなんだ?」
「ぃ、ぁッは♡ッ~ーっ、♡♡っふ、ぅう!?ッぁ、んん!んぅッ~ー、♡♡!」
「いやだよね~♡こんなに足の裏よわよわなのにローションでとろとろにされてブラシでゴシゴシされたらくすぐったすぎて壊れちゃうね~♡♡」
「ん、ッ♡♡ッぁ、は、ッ♡~ッーーっ♡、ひ、ぐッ♡、!ッぁ、~~~ッ~ー!!♡♡♡」
想像しちゃうから♡♡だめ、だめっ♡くすぐったぃ♡わらっちゃだめなのにぃ♡♡くすぐったいの、つらいぃ♡♡
「あと五分か。そんなに耐えられちゃうと笑わせたくなるね♡」
「へ、ひぃ♡♡ッ~っ、♡~~ぁあッ、ぅんんンッ!?!!♡♡」
「くすぐったい♡くすぐったい♡笑っちゃえ♡」
「ぃ、やぁ♡♡ッ、ッ♡~ー~ッ!!♡ひ、ぃッ♡っ~~♡♡」
こちょこちょはやい♡やだ♡、やだやだやだぁ♡♡わらっちゃう♡くすぐったいのもうつらいのに♡♡ブラシされたくないのに♡♡こえがまんできない♡♡♡
「よわよわ弱点土踏まずカリカリカリー」
「、ッっぁあは!?♡♡ッへ、ぁ~ーッ!?♡♡はひゅ、ひゅひひッぃ、ッ、!!♡♡やら、やらぁあはははッ!!!♡」
窪んだ真ん中の弱点を引っ掻かれれば呆気なく堰き止めていた笑いは爆発して、解放感に笑い狂う。笑いながら嫌々と首を振る姿を嘲笑うように早まった指先は弱点を攻め抜いて、押し出された肺の空気は引き攣る笑い声に変換されていく。
「は、へ……♡ッ、や、やらぁ、♡♡んひッ♡、ぶらし、ごしごししないで、おねがいひぃッ!?♡♡ぁはッ!?♡ッっぁ、あ♡♡」
くすぐったくて、くすぐったくて、これ以上なんてつらすぎるのにとろぉ♡♡と早速垂らされた冷たいローションが容赦なく塗り広げられていく。これからを想像させるように隅々まで丁寧にべったりと塗られたローションは酷く敏感になった皮膚の感度を引き上げた。
「笑っちゃったドMくんには足の裏ローションブラシの刑を課しまーす」
「いっぱい反省しようね~♡」
「や、ッやめって♡♡!ぶらし、いや、ッ♡♡!おねがい、しましゅッひ♡ぃ、~ーっ♡ぁ、あ……っ♡」
「ブラシごしごしの刑、執行しまーす」
「ぁひぅッ!?♡♡♡ッやば、あっ♡♡ぁあはははぁはは!?っ♡♡~ー、ッぁ!!♡むり!むりぃにッぃひっひゃひひひッ!!♡ッっ♡ぁあ~ははッぁ!!♡ごしごししないぇへへへッ!!♡♡っ~ーッ!♡♡」
あしっあしのうら♡おかしくなる♡♡くすぐったいっくすぐったいッくすぐったいッ!!!♡♡ブラシゴシゴシされるのやらッ!♡
反らされた皮膚に置かれた無数のブラシの感触は触れるだけでもぞわぞわと神経を刺激してくすぐったくて仕方がないのに。これから動かされようと皮膚に置いて待ち構える二本のブラシは懇願には目もくれず、とろとろの敏感な足の裏を全方向に磨り上げ始める。滑りによって全ての摩擦が擽感に変換される足の裏をがりがり♡ざりざりざり♡♡とゴシゴシされるくすぐったさは今までの何よりも鋭く激しいくすぐったさで縛りつけられたソファが歪みそうなほど軋ませながらくすぐったい拷問に笑い喘ぐ。
正面に配置されたカメラが笑い狂う表情を、開きっぱなしの口内から溢れた涎すらも撮られている。舐るように視姦するカメラに羞恥を覚える暇もなく、空っぽな頭を振り乱すことしかできない。
「ブラシでゴシゴシされて奴隷にふさわしいよわよわ雑魚の足の裏になりましょうねー」
「ッぁははははっ♡!!らめらめッぇ♡♡ぁんふふふぐ、ッひゃ!?ひひひッ~っ!♡♡くすぐっらぃッ!くすぐっらぃひッひひひぃひっ♡♡ぁ、ッ~ーっ!?♡♡っ~!!♡」
「ブラシでゴシゴシ~♡♡真ん中擦るたびにビクンッてなるから弱点ばればれだよ~♡♡いっぱいゴシゴシしてあげる~♡」
「ッや、らぁあははははッ!?!♡♡ッ~っひ、ひぃひひひッ♡!んへへへッっぇ♡ッ~ー♡♡!まんらかくしゅぐんないれぇッへひひひッ♡!ッやらッぁはッやらやらぁはははッっ♡♡~~~ッぃひ、!!♡♡」」
つらいっ♡やだやだ♡♡くすぐったいのやだ♡♡逃げたいっむりッ♡♡つちふまずにがてなのにぃッずっとこすられてる♡♡逃げたい!♡ッもうくすぐったいのむりぃ♡♡
「ぃ、ひぃひひッ♡♡!!ッむりぃっ!くしゅぐっらいのやらっ!♡♡やらやらッぁあはははは!!ッっ~ー♡っ、はひゅ、ひひひぃひッ♡~~ぁあッ!!♡」
「あとちょっとだよ♡がんばれ♡がんばれ~♡♡こちょこちょこちょ~♡」
「やめれぇはへへへッ!♡♡っぁは、っ~!♡はひひゃひひひッ♡♡っはぅ、ぅふふふふッ!?♡おわっれぇへっへへへッ!!♡こちょこちょやらぁはははッ!!♡♡」
応援と称した動きは緩めるどころか弱点を的確に効く方法で擦り上げ、時折さわさわと異なる刺激を与えてくるから慣れることができずにタチが悪い。まともに思考することすら出来なくなった頭はただただタイマーの音を求めて懇願と抵抗を発することしかできない。
「ぃひ、ッひひっ♡!!ッ~ーぁああっははは!!♡♡ッっ、♡♡ぃぎひ、ひひひッ~!?♡、ぉッふふふふふ♡♡!」
ピピピピピッ
「あーあ、終わっちゃった」
「もっと遊びたかったのに残念♡」
「っぁ♡はへ、ぇやっろ……♡おわっひゃぁ、ッ~♡♡」
やっと鳴ったタイマーの音は救いで、ガクリともたれた身体は弛緩して動けない。名残惜しげにさわさわ♡こしょこしょ♡と足の裏を撫でる攻め役に反応しながらも安堵に目を閉じたアイロに他の攻め役が忍び寄る。
「なに安心しきってんの。これで終わりなわけないでしょ」
「っひゃひぃ、っ~!?♡♡」
「次は無防備な脇腹調教するよ。こちょこちょ奴隷になるって言ったらやめてあげてもいいけど」
「、ッぁ、!?なら、ならにゃいッれすっぅ、んぃッ!?♡♡」
「ドMくんのくせに生意気だね。」
「ッ~んぐふぅふふふッ!?♡♡ごめ、ぇごめんなしゃぁはははッ!!♡♡ッ~は、ッはひゅぅ、!ッ~ーッ♡♡」
用意されたルーレットと次を待ちくたびれた攻め役が悪戯に撫でる刺激にまだまだ終わらないことを実感して絶望する。けれど、持ちかけられた提案に頷くことはできなかった。控え室で流されていたシリーズの男優がものの十分ほどでギブアップした回は雑魚への訓練として全員から時間まで際限なく、くすぐられて弱点への書きこみまでされていたものだから、ギブアップするにも時間をかけないと壊されてしまうと鳥肌がたったのを覚えている。どちらにしてもくすぐられ尽くすのは確定なのだからこの企画に参加した時点で耐えられるはずがないアイロの敗北は決まっているようなものだった。
口答えに立場をわからされるように、ぐわりと脇腹を掴んだ指先が奥に押し込まれて笑いを押し出される。
「は、はひゅ、ぃひ♡♡いやぁ、はひっ~ーッ♡♡」
脇腹のくすぐったさを教え込むように執拗に脇腹を揉まれたアイロがボールをようやく投げられるようになったのは数分後だった。
「まずは、足の裏こちょこちょルーレット回しまーす」
散々弄ばれた体に残るくすぐったさに震えるアイロに構わず続けられる。この企画の名物であり、参加者の命運を大きく分けるルーレットが設置される。
アイロの前に用意されたルーレットには1から5の数字と♡にくし形に分けられ、一際大きな面の♡は三箇所と半分を占めている。攻め役の人数と時間を決めるそれは難易度を大きく左右する。ボールを投げる時だけ解かれた右手はボールを握らされて、何に当たってもくすぐられるしかない未来に期待と絶望が押し寄せ、息が弾む。
「落としちゃったらキツ~イお仕置きだからちゃんとルーレットに当ててね♡ よーく狙いを定めて~♡」
「は、ッ……は、ぁ♡、……~っんにっぃ!?♡♡っあ!」
振り上げて生まれた無防備な窪みに待つことを飽きた指先がむにゅ♡と沈んだ。触られるだけでも跳ねる窪みに数ミリの長さの爪が沈むくすぐったさはボールを離す寸前に力を大きく奪い去った。この企画の鬼畜さを知っているアイロが狙っていた1から大きく外れた照準は緩やかなカーブを歪ませながらも2にくっつく。
一回戦 足の裏・20分間
「最初で当たるなんて投げるの上手♡2なのは残念だけど、歩くだけで崩れちゃうくすぐったい弱点にしてあげようね~♡」
「ひ、んぅッ♡っ、ふ、は、~ーっぃ、♡♡」
「はは、撫でるだけで逃げてる。ほら、こちょこちょから逃げちゃう悪い子の足の裏は土踏まずカリカリの刑ー」
「ぃいいッひ!?!ッやぁッぁははは、!ッんぐっふ、ふぅふふははははッ!?♡♡や、やだっぁひひひ~っー!!♡ かりかりッぃひひひ!つら、つらぃぃひッ♡!ッ~~ッ♡、っー♡♡」
「かりかりー、かりかりー、足の裏丸めても逃げられないよ」
「ぁあはッはひゃひひッ!?♡ッ、ッふひゃひひっ!♡♡ッかりかりしにゃいれぇえぇっは♡へへへッへぅふふふッ!!ッ~ーっ♡」
つらいぃ♡かりかりやだ♡♡にげたいっ♡くすぐったい♡あしのうらおかしくなる♡♡ッ♡
宣告するようにスリ、と足の裏を這った指先に僅かにしか動かない足で指先を振り払おうと頑張るが、呆気なく捕まえられてしまった。それでもくねくねと抵抗を繰り返す足の裏を叱るように窪んだ真ん中に狙いを定めて皮膚を刺した爪は細かく抉るように往復を繰り返す。爪の硬い感触から伝わる鋭いくすぐったさに嫌々と首を振ったアイロに剥き出しの神経を弾くような耐えがたい擽感が容赦なく降りかかる。カリカリ♡カリカリカリッ♡と執拗に土踏まずを引っ掻きまわされる感覚は堪えることなどできず、少しでも紛らわせようと身体を揺らして悲痛な声を弾ませる。
「こっちにも集中して♡ふわふわな羽根で指の間こしょこしょされるのはどうですか~♡」
「っいや♡ぃやぁあはっはははッ!?♡、くひ、ひぃひひひッ!!♡あいら、やらッぁ♡!?くしゅぐっらぃぃひひひッ!?!♡♡」
「いっちばん弱いのはどこかな~♡教えてくれるまでずっとこしょこしょしてあげるからね~♡」
「ひ、ッひッぃひひひッ!!ッ♡そこ、そこれすッぅひひッ~♡、!!しょこよわぃひッ♡はひゃぁ!?ッぁっはははぁははッ~~ッ♡!?」
「まだ全部やってないでしょ~?♡嘘つきは懲らしめなくちゃ♡」
「やらッやらぁはははッ♡!ッぃ~ぃひひひッ♡!くしゅぐんないれぇへへッ!~ーっ♡♡ぉっほひひひッ!!♡」
あいだむりっ♡♡ひろげないれぇ♡♡ぞわぞわする♡はね、はねやだッ♡♡ぜんぶくすぐったいぃッ♡♡
左右の攻め役二人に足首を掴まれて足の裏を晒されたアイロはまともな抵抗もできずに襲うくすぐったさにビクビクと身体を震わせることしかできない。
ぐわ、と広げられた指の間に柔らかな羽根が遠慮なく入り込む。滅多に触れられることのない過敏な皮膚をこしょこしょとしなやかな羽根がつつき撫でる感触は優しげな手つきに反して耐え難いむず痒さを生む。こちょこちょとくすぐられるぐらいの遊びなら体験したことがあるアイロでも、ものの数分でこの企画に参加したことを後悔するほどのくすぐったさに犯されていた。
「あいだ通りま~す♡ぞりぞり~♡ぞりぞり~♡」
「ぁひぃん!?♡、ふぁぅッへへへっ!、♡♡っ~ー♡ぁあ~っぁはははッ!!?それいやぁッ!ぁははッひゃひぃ、♡♡ぃ~ひへへへッ!?♡♡」
「ふわふわ羽根でぞりぞりするのつらいでしょ~?♡いっぱいしてあげるからね~♡」
「な、ぇひ、♡ッひぐぅふふふっ、つらぃッつらいぃひ♡ッ♡♡~~っ、ぁあひゃんぃひひひっ!!♡♡ぁッっらぁははぁめぇッ♡!?へへぇえへへへっ♡!!」
間をツンツンするだけだった羽根は横たわると間を前後に磨き始める。柔らかなふわふわな感触を凶悪に使う攻め役は閉じさせまいと間を開いて、羽根を何度も何度も執拗に一つ一つの間で往復させる。羽根がぞりぞりと皮膚を磨き上げる度に込み上げる強烈で容赦のないくすぐったさに身体は反射的にビクンッ♡と跳ね上がり、次は間に入れるまいと強く閉じるがぐわ♡と開かされれば呆気なく磨かれて、笑うことしか許されない。
「んにぃひッ!?♡ぁ、ぁッははははっ♡!、や、むりぃぃひひッ♡♡!ッ~~っ♡ぁッぁ~あひゃひひはっ!?、やめ、やめれぇへへッ!?♡♡」
「こちょこちょこちょー、最初からぐちゃぐちゃになってるのドMくんぐらいだよ。ほら、こちょこちょ奴隷になりたくないでしょ?」
「なり、ぃッ♡なきゅッぅぐふ、!?♡♡なりたくないぃっいひゃひひッ!!♡ッ~~っ、こちょこちょいやぁっ、ぁはははッ♡♡ッ~、♡」
一本一本の指先が触手のようにこちょこちょと皮膚に触れる度に生じる擽感は一切の紛らわしを許さず、笑い悶えることしかできない。虚勢も張れずに堪えることすらままならない姿を揶揄する言葉に羞恥を煽られる。奴隷になればこの苦しみがずっと続くことを想像すれば考えるだけでぞわ、と粟立つ肌に必死に首を振った。そして、あやすように頷いた攻め役はアイロの前に用意したローションとブラシを意識させる。
「ならくすぐったいの我慢しなくちゃ。声出したらローションブラシだからね」
「がんばれ♡がんばれ♡こっちもこちょこちょして応援してあげる~♡」
「んっぅ、!?♡ぅ、~ーっ♡♡、くぃ、!♡ひ、ぁ♡っ、ッ~~ぁ、んぅうッ~、!?♡♡」
「そうそう、上手。あと十分あるけど耐えられるよね?」
「っひ、!?っん~、!!んんっ、んんぃっ、♡♡ー~~ッ♡♡ぁ、ふ♡ッ~ー、んんんぅッ~!?♡♡」
「こちょこちょ~♡こちょこちょ~♡」
むりっ♡むりむりむりッ♡♡たえられないぃッ♡♡くすぐったい♡ じゅっぷんもむりッ♡♡こえがまんきついぃい♡♡くすぐったいのに笑えないのやだぁ♡♡こちょこちょしないでぇ♡♡
こちょこちょと囁かれ、増幅した感度を掻き乱す20本の指先は足の裏全てを磨り上げ、暴力的なくすぐったさで蹂躙し尽くす。いますぐにでも笑って声を出してくすぐったさを少しでも誤魔化したいのに目の前に置かれた悪魔の道具が寸前のところで堰き止めている。ローションを塗られて、ブラシで擦られるなんて想像するだけでぞわぞわぞわっ♡と頭を擽感が過ぎった。
「んふ、ふぅっ~ー♡♡ッん、ぅ、ひ!♡♡ッは、ぁッ~は、♡♡っ、ッぃに、ぃっ!?♡ッくふ、ッ~ー、♡!」
「必死にくすぐったいの我慢して、そんなにローションブラシいやなんだ?」
「ぃ、ぁッは♡ッ~ーっ、♡♡っふ、ぅう!?ッぁ、んん!んぅッ~ー、♡♡!」
「いやだよね~♡こんなに足の裏よわよわなのにローションでとろとろにされてブラシでゴシゴシされたらくすぐったすぎて壊れちゃうね~♡♡」
「ん、ッ♡♡ッぁ、は、ッ♡~ッーーっ♡、ひ、ぐッ♡、!ッぁ、~~~ッ~ー!!♡♡♡」
想像しちゃうから♡♡だめ、だめっ♡くすぐったぃ♡わらっちゃだめなのにぃ♡♡くすぐったいの、つらいぃ♡♡
「あと五分か。そんなに耐えられちゃうと笑わせたくなるね♡」
「へ、ひぃ♡♡ッ~っ、♡~~ぁあッ、ぅんんンッ!?!!♡♡」
「くすぐったい♡くすぐったい♡笑っちゃえ♡」
「ぃ、やぁ♡♡ッ、ッ♡~ー~ッ!!♡ひ、ぃッ♡っ~~♡♡」
こちょこちょはやい♡やだ♡、やだやだやだぁ♡♡わらっちゃう♡くすぐったいのもうつらいのに♡♡ブラシされたくないのに♡♡こえがまんできない♡♡♡
「よわよわ弱点土踏まずカリカリカリー」
「、ッっぁあは!?♡♡ッへ、ぁ~ーッ!?♡♡はひゅ、ひゅひひッぃ、ッ、!!♡♡やら、やらぁあはははッ!!!♡」
窪んだ真ん中の弱点を引っ掻かれれば呆気なく堰き止めていた笑いは爆発して、解放感に笑い狂う。笑いながら嫌々と首を振る姿を嘲笑うように早まった指先は弱点を攻め抜いて、押し出された肺の空気は引き攣る笑い声に変換されていく。
「は、へ……♡ッ、や、やらぁ、♡♡んひッ♡、ぶらし、ごしごししないで、おねがいひぃッ!?♡♡ぁはッ!?♡ッっぁ、あ♡♡」
くすぐったくて、くすぐったくて、これ以上なんてつらすぎるのにとろぉ♡♡と早速垂らされた冷たいローションが容赦なく塗り広げられていく。これからを想像させるように隅々まで丁寧にべったりと塗られたローションは酷く敏感になった皮膚の感度を引き上げた。
「笑っちゃったドMくんには足の裏ローションブラシの刑を課しまーす」
「いっぱい反省しようね~♡」
「や、ッやめって♡♡!ぶらし、いや、ッ♡♡!おねがい、しましゅッひ♡ぃ、~ーっ♡ぁ、あ……っ♡」
「ブラシごしごしの刑、執行しまーす」
「ぁひぅッ!?♡♡♡ッやば、あっ♡♡ぁあはははぁはは!?っ♡♡~ー、ッぁ!!♡むり!むりぃにッぃひっひゃひひひッ!!♡ッっ♡ぁあ~ははッぁ!!♡ごしごししないぇへへへッ!!♡♡っ~ーッ!♡♡」
あしっあしのうら♡おかしくなる♡♡くすぐったいっくすぐったいッくすぐったいッ!!!♡♡ブラシゴシゴシされるのやらッ!♡
反らされた皮膚に置かれた無数のブラシの感触は触れるだけでもぞわぞわと神経を刺激してくすぐったくて仕方がないのに。これから動かされようと皮膚に置いて待ち構える二本のブラシは懇願には目もくれず、とろとろの敏感な足の裏を全方向に磨り上げ始める。滑りによって全ての摩擦が擽感に変換される足の裏をがりがり♡ざりざりざり♡♡とゴシゴシされるくすぐったさは今までの何よりも鋭く激しいくすぐったさで縛りつけられたソファが歪みそうなほど軋ませながらくすぐったい拷問に笑い喘ぐ。
正面に配置されたカメラが笑い狂う表情を、開きっぱなしの口内から溢れた涎すらも撮られている。舐るように視姦するカメラに羞恥を覚える暇もなく、空っぽな頭を振り乱すことしかできない。
「ブラシでゴシゴシされて奴隷にふさわしいよわよわ雑魚の足の裏になりましょうねー」
「ッぁははははっ♡!!らめらめッぇ♡♡ぁんふふふぐ、ッひゃ!?ひひひッ~っ!♡♡くすぐっらぃッ!くすぐっらぃひッひひひぃひっ♡♡ぁ、ッ~ーっ!?♡♡っ~!!♡」
「ブラシでゴシゴシ~♡♡真ん中擦るたびにビクンッてなるから弱点ばればれだよ~♡♡いっぱいゴシゴシしてあげる~♡」
「ッや、らぁあははははッ!?!♡♡ッ~っひ、ひぃひひひッ♡!んへへへッっぇ♡ッ~ー♡♡!まんらかくしゅぐんないれぇッへひひひッ♡!ッやらッぁはッやらやらぁはははッっ♡♡~~~ッぃひ、!!♡♡」」
つらいっ♡やだやだ♡♡くすぐったいのやだ♡♡逃げたいっむりッ♡♡つちふまずにがてなのにぃッずっとこすられてる♡♡逃げたい!♡ッもうくすぐったいのむりぃ♡♡
「ぃ、ひぃひひッ♡♡!!ッむりぃっ!くしゅぐっらいのやらっ!♡♡やらやらッぁあはははは!!ッっ~ー♡っ、はひゅ、ひひひぃひッ♡~~ぁあッ!!♡」
「あとちょっとだよ♡がんばれ♡がんばれ~♡♡こちょこちょこちょ~♡」
「やめれぇはへへへッ!♡♡っぁは、っ~!♡はひひゃひひひッ♡♡っはぅ、ぅふふふふッ!?♡おわっれぇへっへへへッ!!♡こちょこちょやらぁはははッ!!♡♡」
応援と称した動きは緩めるどころか弱点を的確に効く方法で擦り上げ、時折さわさわと異なる刺激を与えてくるから慣れることができずにタチが悪い。まともに思考することすら出来なくなった頭はただただタイマーの音を求めて懇願と抵抗を発することしかできない。
「ぃひ、ッひひっ♡!!ッ~ーぁああっははは!!♡♡ッっ、♡♡ぃぎひ、ひひひッ~!?♡、ぉッふふふふふ♡♡!」
ピピピピピッ
「あーあ、終わっちゃった」
「もっと遊びたかったのに残念♡」
「っぁ♡はへ、ぇやっろ……♡おわっひゃぁ、ッ~♡♡」
やっと鳴ったタイマーの音は救いで、ガクリともたれた身体は弛緩して動けない。名残惜しげにさわさわ♡こしょこしょ♡と足の裏を撫でる攻め役に反応しながらも安堵に目を閉じたアイロに他の攻め役が忍び寄る。
「なに安心しきってんの。これで終わりなわけないでしょ」
「っひゃひぃ、っ~!?♡♡」
「次は無防備な脇腹調教するよ。こちょこちょ奴隷になるって言ったらやめてあげてもいいけど」
「、ッぁ、!?なら、ならにゃいッれすっぅ、んぃッ!?♡♡」
「ドMくんのくせに生意気だね。」
「ッ~んぐふぅふふふッ!?♡♡ごめ、ぇごめんなしゃぁはははッ!!♡♡ッ~は、ッはひゅぅ、!ッ~ーッ♡♡」
用意されたルーレットと次を待ちくたびれた攻め役が悪戯に撫でる刺激にまだまだ終わらないことを実感して絶望する。けれど、持ちかけられた提案に頷くことはできなかった。控え室で流されていたシリーズの男優がものの十分ほどでギブアップした回は雑魚への訓練として全員から時間まで際限なく、くすぐられて弱点への書きこみまでされていたものだから、ギブアップするにも時間をかけないと壊されてしまうと鳥肌がたったのを覚えている。どちらにしてもくすぐられ尽くすのは確定なのだからこの企画に参加した時点で耐えられるはずがないアイロの敗北は決まっているようなものだった。
口答えに立場をわからされるように、ぐわりと脇腹を掴んだ指先が奥に押し込まれて笑いを押し出される。
「は、はひゅ、ぃひ♡♡いやぁ、はひっ~ーッ♡♡」
脇腹のくすぐったさを教え込むように執拗に脇腹を揉まれたアイロがボールをようやく投げられるようになったのは数分後だった。
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