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3.脇腹
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「脇腹ルーレット回すよ。おすすめは♡の面だからちゃんと狙って投げてね?」
「んぇ、ぇッひ、……♡」
──ットン!
「っ、ッ~ぃひひひッぃ!?やめ、♡なっんでッぇっえひッ!?♡♡」
「ドMくんったら投げるの早いって♡遊び甲斐がないでしょ♡」
さっきの足の裏から学んだアイロは渡されると一拍を置いてすぐにルーレット目掛けて腕を振り上げた。ボールを落としたお仕置きだけはされたくないと投げたそれは無事に3に張り付き、安堵したが唐突に襲うくすぐったさにガクンッ♡と跳ね上がった。狙う瞬間の悪戯で落下したことを口実にお仕置きする企みが失敗した攻め役はつまらないと吐きながら指先を柔らかな側面に這わせる。もみもみと優しい手つきなのに指が食い込むたびに込み上げる擽感から逃げようと無我夢中で腰を振る。腰に巻きつけられた拘束具の所為で振ることしかできない
「♡に投げてって言ったのに。躾が必要だね」
「ぃひッひっ、♡や、だっぁ、やだやだッ~ーッ」
二回戦 脇腹・30分
「脇腹こちょこちょ始まっちゃうよ♡ほら、逃げないと♡」
「っぁ、はッ!?♡や、ぃやっぁひッ♡ッ~ーっひぃ、ッ~♡♡」
タイマーがセットされると正面と左右に構えた攻め役三人がわしゃわしゃと指を蠢かせる。迫る三十本の指が空気を撫でる度に怯えたようにヒクッヒクッと逃げる身体はその苛烈なくすぐったさを覚えてしまっている。
「こちょこちょまで、さーん」
「ひ、ッひぃ、♡♡やめ、ぇ♡」
「にぃい」
「やだ、♡ッぅひ、ッ!?こちょこちょしないで、やだっ♡♡」
「いち、こちょこちょこちょ~」
「ぇひッ!?♡えっくすぐッらあッへひぅっひぃい!?っ♡♡なんッれぇッへへへへッ~!?♡」
なんでぇ!?♡♡まだぜろになってないっ♡まだなのにぃ♡♡くすぐったい♡油断させてくすぐるのひどいぃ♡♡
次に来るであろうぜろに向けて構えるために一瞬だけ力を抜いた脇腹に容赦なく指先が群がる。油断させるためだけのカウントダウンに騙されて悲鳴をあげたアイロはどうしたって逃げられない拘束によって無防備な脇腹が犯されていく感触に青褪めた。敏感な脇腹の隅々まで覆い尽くす爪先は皮膚を優しく引っ掻いたかと思えば、探るよう皮膚を押し込めるとぐりぐりと揺らし、奥のくすぐったい神経を遠慮なく刺激していく。
なんで、と何度も笑い喘ぐ声に返される、奴隷に準備させるわけがないという嘲笑いに混ざり合った恥辱と羞恥で感度は増してくすぐったさに身体を揺らす。
「あーあ♡こちょこちょはじまっちゃった♡」
「ッ~ぁあッ♡♡やらやらやらッぁッあはははッ!!♡ッ~ぃひ、ッひゃひん、ッんぅッふふふふッ!?!!♡♡」
「やわらかい脇腹もみもみするの楽しいね♡ドMくんのいっちばんくすぐったいツボ、探そうね♡」
「くひっひひゃぃははははッ!!♡ッ~っくすぐっらいッっ!!らめッぇえへへっ!♡~ーっぉもむのきあいッぃっ、ぃっひゃひひひぃあ♡!?ぁああ!?~~ーぃひッ♡♡」
ただ脇腹を揉まれてるだけなのに指が入り込むたびに込み上げる耐えられないくすぐったさが襲いかかる。急所の敏感な真ん中を弄られて、神経を弄ばれて際限のないくすぐったさを味わされて、慣れることすら許されずに笑い悶えることしかできない。
周囲をかしかしと擦る爪のむず痒さも合わさって慣れることもできず、ヒクヒクと無力にお腹を凹ませる。
「おへそ近くをこしょこしょこしょ~♡」
「はひゃぁっはははッ!ッ~っ♡♡いやぁっははははッ!♡♡むりっむりぃッ!♡ひぐぅッ!?ふふふふッ~、♡!!!」
むりっ!♡むりむりぃッ♡♡おなかむりッ♡ぞわぞわしてくすぐったいのつらいぃッ♡♡
臍周りを囲んだ指が細かく皮膚をかしっ♡かしっ♡と引っ掻くたびに急所を狙われた身体が発した危険信号に神経が敏感になって、神経を逆撫でするような激しいくすぐったさに肌が粟立ち、声が押し出される。腰を引いても追いかける指は休憩を許さず、ソファに張り付けば無防備な腰を掴まれて引き戻されてしまう。
「そんな腰ヘコヘコしたって逃げられないのに。右脇腹に集中こちょこちょ攻撃しちゃうぞ」
「ッぇ!?♡やらっやらやらあッははははッ!!♡ッ~ーぃひっぃひひひひッ!?ッ♡!!はやいっのぃやあっははははッ~、♡!!!」
増えるのだめ、♡♡こないでっ♡♡ッだめだめっ、ぁあ~ッ♡♡くしゅぐったぃいのもうむりぃ♡♡
必死に前後で逃避を乞う身体を嘲笑うようにツンツンと突かれた柔らかい右脇腹を蠢く指先が狙い定めた。こちょこちょ~と囁かれる声にぞわぞわと嫌な予感が募って僅かでも左に寄ったが、無惨にも張り付く指先は皮膚を掻き回すように素早く、厭らしく、執拗にくすぐり犯す。
「あは、脇腹ヒクヒクさせてくすぐったいのつらいつらいだね?左脇腹には指でコリコリしてあげるね?」
「ぃひぅッ!?ッぁあっ~っ♡♡!!!だめだめぇっへへへへ!!ッくひっ♡ひぃひひひひひ、~ーッ!♡」
拘束具を揺らしてソファを軋ませる身体は大きく左に傾いていた。差し出すように無防備な左脇腹をするりと撫でた掌は子どもを諭すように優しい口調で無遠慮に肋骨の敏感な隙間を弄り始める。
「肋骨のとこコリコリされるのつらいね?」
「なにッぃっひひひっ、!?!♡♡ッ~ーッむり、むりぃははははッ♡やめでっぇへへへ!?ッぁーッひ♡ぁははははぁっ!?♡♡」
しらないッ♡♡こんなのしらにゃいッぃ♡こりこりされてるだけなのにッ♡くすぐったすぎる♡♡これやだ♡♡
角張った指がコリュッコリュッ♡と骨の間に食い込むとスイッチが押されたようにくすぐったさが爆発的に襲いかかる。第一関節で器用にツボを押されるたびに力が抜ける感覚と共に苛む耐えようがないくすぐったさに目を見開き、頭を振り乱した。
爪先がお腹の薄い部分をかしかし♡と引っ掻くたびに跳ね上がり、柔い右脇腹をこちょこちょと擦られれば、フルフルと肩を震わせ、左脇腹を揉みしだかれ強制的に笑いを押し出される未知の感覚にいやいやと腰を振ってしまう。痛みでもなんでも気を紛らわせられるものでくすぐったさを阻害したいのに、三方向から絶えず執拗に注がれるバラバラなくすぐったいだけの刺激に悶えることしかできない。
「むりぃ?♡」
「ぁっむりッ、!!♡むりでしゅぅっふふふッへ、ッ~♡♡!かひひひッぃむり、むりぃひひひひ!!!♡♡」
「むりなら、こちょこちょ訓練しないといけないね?」
「ぇッ、!?くんれ、んッ?ッ、ぃひッ♡♡はひッひひひゃ、~ーッ!?♡ッぉっふふふ♡♡ふ、ぁッ~っ♡は、ひ……?♡」
肌が粟立つような嫌な予感に身体は構えたが、くすぐりが止まった。ソファに身を預け脱力するアイロの顎を攻め役が掬った。にんまりと弧を描いた視線に含まれた加虐欲に囲まれて、接写するレンズに気づくとどうしようもない恥ずかしさと絶望感に包まれる。
「前と左右、一箇所ずつにこちょこちょされて三周まで耐えられたらご褒美に一人だけに減らしてあげる。ちゃんと自分から指に近づいて、こちょこちょしてくださいって差し出しながら三十秒数えて耐えられたら成功だよ」
「はぇ、?、♡」
こちょこちょと蠢く十数本の指が見せつけられると無防備な脇腹とお腹が包囲されてしまった。いやらしく空気を掻く振動すらもくすぐったくて、ぞわぞわと脳から犯されていく感覚に怯えてお腹がヒクヒクと震える。
近くでこちょこちょされるのこわいっ♡♡ぞわぞわする♡♡にげたいのに、♡動いたら捕まっちゃう♡♡
「よわよわなドMくんには2回だけチャンスをあげる♡2回だけはもうむり~♡ってなった時、こちょこちょから逃げてもいいよ♡」
「ん、ぅ♡ー~んぃ、ッ!♡♡」
警戒して敏感になったお腹を悪戯にツンッツンッ♡と揶揄われて必死に頷きを繰り返す。数センチの近さで待機する指が気になって気になって、くすぐられていないのに緊張感で頭がおかしくなりそうになる。少しでも触れればビクンッと敏感に跳ねる身体の緊張感から早く逃れたくて、話半分に頷きを繰り返していた。
「ッー~っんひぁうッ!?!♡♡」
「でも、二回を超えて耐えられなかったら♡失敗した罰として、いまみたいに不意打ちこちょこちょの刑を課します♡ビクンッビクンッてお尻振ってもらうからね?」
ーッくすぐったぃ!!♡び、ッくりした♡♡ちゃんと逃げないで話聞いてたのに♡♡ひどいぃっ♡
襲いかかった指先は知らしめるように容赦なく柔らかな皮膚を捕まえると数秒間のくすぐりを焼き付けた。突然に大きく波打ち、じたばたと暴れる足にくねくねと体を逃がそうとして頑張る身体は、拘束具に邪魔をされて、自由なお尻を揺らして足の裏を丸めることしかできなかった。一切の予告なく構えられない状態でのくすぐりのつらさを実感したアイロはこんなのずっとされたら狂ってしまうと罰への恐怖に口角を震わせた。
「んぇ、ぇッひ、……♡」
──ットン!
「っ、ッ~ぃひひひッぃ!?やめ、♡なっんでッぇっえひッ!?♡♡」
「ドMくんったら投げるの早いって♡遊び甲斐がないでしょ♡」
さっきの足の裏から学んだアイロは渡されると一拍を置いてすぐにルーレット目掛けて腕を振り上げた。ボールを落としたお仕置きだけはされたくないと投げたそれは無事に3に張り付き、安堵したが唐突に襲うくすぐったさにガクンッ♡と跳ね上がった。狙う瞬間の悪戯で落下したことを口実にお仕置きする企みが失敗した攻め役はつまらないと吐きながら指先を柔らかな側面に這わせる。もみもみと優しい手つきなのに指が食い込むたびに込み上げる擽感から逃げようと無我夢中で腰を振る。腰に巻きつけられた拘束具の所為で振ることしかできない
「♡に投げてって言ったのに。躾が必要だね」
「ぃひッひっ、♡や、だっぁ、やだやだッ~ーッ」
二回戦 脇腹・30分
「脇腹こちょこちょ始まっちゃうよ♡ほら、逃げないと♡」
「っぁ、はッ!?♡や、ぃやっぁひッ♡ッ~ーっひぃ、ッ~♡♡」
タイマーがセットされると正面と左右に構えた攻め役三人がわしゃわしゃと指を蠢かせる。迫る三十本の指が空気を撫でる度に怯えたようにヒクッヒクッと逃げる身体はその苛烈なくすぐったさを覚えてしまっている。
「こちょこちょまで、さーん」
「ひ、ッひぃ、♡♡やめ、ぇ♡」
「にぃい」
「やだ、♡ッぅひ、ッ!?こちょこちょしないで、やだっ♡♡」
「いち、こちょこちょこちょ~」
「ぇひッ!?♡えっくすぐッらあッへひぅっひぃい!?っ♡♡なんッれぇッへへへへッ~!?♡」
なんでぇ!?♡♡まだぜろになってないっ♡まだなのにぃ♡♡くすぐったい♡油断させてくすぐるのひどいぃ♡♡
次に来るであろうぜろに向けて構えるために一瞬だけ力を抜いた脇腹に容赦なく指先が群がる。油断させるためだけのカウントダウンに騙されて悲鳴をあげたアイロはどうしたって逃げられない拘束によって無防備な脇腹が犯されていく感触に青褪めた。敏感な脇腹の隅々まで覆い尽くす爪先は皮膚を優しく引っ掻いたかと思えば、探るよう皮膚を押し込めるとぐりぐりと揺らし、奥のくすぐったい神経を遠慮なく刺激していく。
なんで、と何度も笑い喘ぐ声に返される、奴隷に準備させるわけがないという嘲笑いに混ざり合った恥辱と羞恥で感度は増してくすぐったさに身体を揺らす。
「あーあ♡こちょこちょはじまっちゃった♡」
「ッ~ぁあッ♡♡やらやらやらッぁッあはははッ!!♡ッ~ぃひ、ッひゃひん、ッんぅッふふふふッ!?!!♡♡」
「やわらかい脇腹もみもみするの楽しいね♡ドMくんのいっちばんくすぐったいツボ、探そうね♡」
「くひっひひゃぃははははッ!!♡ッ~っくすぐっらいッっ!!らめッぇえへへっ!♡~ーっぉもむのきあいッぃっ、ぃっひゃひひひぃあ♡!?ぁああ!?~~ーぃひッ♡♡」
ただ脇腹を揉まれてるだけなのに指が入り込むたびに込み上げる耐えられないくすぐったさが襲いかかる。急所の敏感な真ん中を弄られて、神経を弄ばれて際限のないくすぐったさを味わされて、慣れることすら許されずに笑い悶えることしかできない。
周囲をかしかしと擦る爪のむず痒さも合わさって慣れることもできず、ヒクヒクと無力にお腹を凹ませる。
「おへそ近くをこしょこしょこしょ~♡」
「はひゃぁっはははッ!ッ~っ♡♡いやぁっははははッ!♡♡むりっむりぃッ!♡ひぐぅッ!?ふふふふッ~、♡!!!」
むりっ!♡むりむりぃッ♡♡おなかむりッ♡ぞわぞわしてくすぐったいのつらいぃッ♡♡
臍周りを囲んだ指が細かく皮膚をかしっ♡かしっ♡と引っ掻くたびに急所を狙われた身体が発した危険信号に神経が敏感になって、神経を逆撫でするような激しいくすぐったさに肌が粟立ち、声が押し出される。腰を引いても追いかける指は休憩を許さず、ソファに張り付けば無防備な腰を掴まれて引き戻されてしまう。
「そんな腰ヘコヘコしたって逃げられないのに。右脇腹に集中こちょこちょ攻撃しちゃうぞ」
「ッぇ!?♡やらっやらやらあッははははッ!!♡ッ~ーぃひっぃひひひひッ!?ッ♡!!はやいっのぃやあっははははッ~、♡!!!」
増えるのだめ、♡♡こないでっ♡♡ッだめだめっ、ぁあ~ッ♡♡くしゅぐったぃいのもうむりぃ♡♡
必死に前後で逃避を乞う身体を嘲笑うようにツンツンと突かれた柔らかい右脇腹を蠢く指先が狙い定めた。こちょこちょ~と囁かれる声にぞわぞわと嫌な予感が募って僅かでも左に寄ったが、無惨にも張り付く指先は皮膚を掻き回すように素早く、厭らしく、執拗にくすぐり犯す。
「あは、脇腹ヒクヒクさせてくすぐったいのつらいつらいだね?左脇腹には指でコリコリしてあげるね?」
「ぃひぅッ!?ッぁあっ~っ♡♡!!!だめだめぇっへへへへ!!ッくひっ♡ひぃひひひひひ、~ーッ!♡」
拘束具を揺らしてソファを軋ませる身体は大きく左に傾いていた。差し出すように無防備な左脇腹をするりと撫でた掌は子どもを諭すように優しい口調で無遠慮に肋骨の敏感な隙間を弄り始める。
「肋骨のとこコリコリされるのつらいね?」
「なにッぃっひひひっ、!?!♡♡ッ~ーッむり、むりぃははははッ♡やめでっぇへへへ!?ッぁーッひ♡ぁははははぁっ!?♡♡」
しらないッ♡♡こんなのしらにゃいッぃ♡こりこりされてるだけなのにッ♡くすぐったすぎる♡♡これやだ♡♡
角張った指がコリュッコリュッ♡と骨の間に食い込むとスイッチが押されたようにくすぐったさが爆発的に襲いかかる。第一関節で器用にツボを押されるたびに力が抜ける感覚と共に苛む耐えようがないくすぐったさに目を見開き、頭を振り乱した。
爪先がお腹の薄い部分をかしかし♡と引っ掻くたびに跳ね上がり、柔い右脇腹をこちょこちょと擦られれば、フルフルと肩を震わせ、左脇腹を揉みしだかれ強制的に笑いを押し出される未知の感覚にいやいやと腰を振ってしまう。痛みでもなんでも気を紛らわせられるものでくすぐったさを阻害したいのに、三方向から絶えず執拗に注がれるバラバラなくすぐったいだけの刺激に悶えることしかできない。
「むりぃ?♡」
「ぁっむりッ、!!♡むりでしゅぅっふふふッへ、ッ~♡♡!かひひひッぃむり、むりぃひひひひ!!!♡♡」
「むりなら、こちょこちょ訓練しないといけないね?」
「ぇッ、!?くんれ、んッ?ッ、ぃひッ♡♡はひッひひひゃ、~ーッ!?♡ッぉっふふふ♡♡ふ、ぁッ~っ♡は、ひ……?♡」
肌が粟立つような嫌な予感に身体は構えたが、くすぐりが止まった。ソファに身を預け脱力するアイロの顎を攻め役が掬った。にんまりと弧を描いた視線に含まれた加虐欲に囲まれて、接写するレンズに気づくとどうしようもない恥ずかしさと絶望感に包まれる。
「前と左右、一箇所ずつにこちょこちょされて三周まで耐えられたらご褒美に一人だけに減らしてあげる。ちゃんと自分から指に近づいて、こちょこちょしてくださいって差し出しながら三十秒数えて耐えられたら成功だよ」
「はぇ、?、♡」
こちょこちょと蠢く十数本の指が見せつけられると無防備な脇腹とお腹が包囲されてしまった。いやらしく空気を掻く振動すらもくすぐったくて、ぞわぞわと脳から犯されていく感覚に怯えてお腹がヒクヒクと震える。
近くでこちょこちょされるのこわいっ♡♡ぞわぞわする♡♡にげたいのに、♡動いたら捕まっちゃう♡♡
「よわよわなドMくんには2回だけチャンスをあげる♡2回だけはもうむり~♡ってなった時、こちょこちょから逃げてもいいよ♡」
「ん、ぅ♡ー~んぃ、ッ!♡♡」
警戒して敏感になったお腹を悪戯にツンッツンッ♡と揶揄われて必死に頷きを繰り返す。数センチの近さで待機する指が気になって気になって、くすぐられていないのに緊張感で頭がおかしくなりそうになる。少しでも触れればビクンッと敏感に跳ねる身体の緊張感から早く逃れたくて、話半分に頷きを繰り返していた。
「ッー~っんひぁうッ!?!♡♡」
「でも、二回を超えて耐えられなかったら♡失敗した罰として、いまみたいに不意打ちこちょこちょの刑を課します♡ビクンッビクンッてお尻振ってもらうからね?」
ーッくすぐったぃ!!♡び、ッくりした♡♡ちゃんと逃げないで話聞いてたのに♡♡ひどいぃっ♡
襲いかかった指先は知らしめるように容赦なく柔らかな皮膚を捕まえると数秒間のくすぐりを焼き付けた。突然に大きく波打ち、じたばたと暴れる足にくねくねと体を逃がそうとして頑張る身体は、拘束具に邪魔をされて、自由なお尻を揺らして足の裏を丸めることしかできなかった。一切の予告なく構えられない状態でのくすぐりのつらさを実感したアイロはこんなのずっとされたら狂ってしまうと罰への恐怖に口角を震わせた。
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