キミと2回目の恋をしよう

なの

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19話

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「じゃあお昼休みにしてくれ1時間後に再開いする」
はぁー午前中だけでも頭がパンクしそうだが俺はプログラミングの言語についてわかっていた。なんとなく体が覚えている感覚がする。早く全てのことを思い出せればいいのだが……

「小嶋、飯行かないか?」
講師でもあり俺の同期の海野に声をかけられた。

「あぁ……でも俺、場所知らなくて」
「大丈夫だ。早く行かないと今日の定食なんだろうな」
海野さんと向かうとすでに人がいっぱいだった。なんとか空いてる席を確保した。

「社員証をかざしてから食券を買うと給料日に引き落としされる仕組みだから。便利だろ?今日は俺の奢り、何食べたい?」
なんとなく疲れもあって食欲がなかった俺はわかめうどんにした。

「大変だろ?色々と……何も力にはなれないかもしれないけど話ぐらいは聞くから」
「ありがとうございます」
「いや……同期だし敬語はやめてくれ」
俺は海野と他愛もない話をしていると

「先輩、ここだったんですね。海野さんも……」
相澤の声が聞こえてきた。

「おぉー遅かったな」
「先輩迎えに行ったらもういなくて……海野さんと一緒だったんですね」
俺の隣に普通に座った相澤を思わずガン見してしまうと、すみません。俺、違う所で食べます。お疲れ様です。と俺から離れていった。

「相澤、今必死なんだよ。もう一回お前を落とそうとしてるって言ってた。でもお前は記憶がないもんな。仕方ないよな」
「急に言われてもどうしていいかわからなくて……」
だよなーと海野は天井を見上げた。
「お前の記憶が戻れるように祈ってるよ。俺、先に行くけどさっきの場所わかるな」
俺が頷くと海野はトレーを片付けながら行ってしまった。

どうして俺の記憶は無くなってしまったんだろうか?どんなに考えても答えの出ないのに考え込んでしまったせいで午後の研修はぐだぐだだった。
デバック研修では不具合を発見して正常にプレイができるようにするのだが簡単なバグなのに俺だけ見つけられなかった。

「小嶋、体調悪いか?無理なら……」
「大丈夫です」
そうはいったもののなかなかうまく行かなくて海野が見かねて教えてくれた。こんなんじゃダメなのに……周りから給料泥棒と言われてしまう。

俺は研修期間ということで残業のなく定時で上がらせてもらえる。相澤がいる部署を除くと周りの同僚と楽しそうに話をしている姿を見て俺は声もかけずに家に帰ることにした。

携帯の地図を開き駅までの道を歩いていた。すると歩道橋が見えてきた。もう一度ここから落ちたら記憶が戻るんじゃないかと考えながら階段を登っていった。




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