【R18】白濁英雄~強い男がXXまみれになる短編集~

ぬお

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02 少年達の宿屋(①③)

01

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「ふう、ようやく街に辿り着いた。今日はここで宿をとろう」

生まれ育った村を出て、新米勇者として1人で魔王討伐の旅に出たボク。

襲いかかるモンスターを倒し、山を越え、野宿をしながら旅をしていく。
そして、旅に出てから5日目の夜に、ようやく街に辿り着いたところだ。


ガヤガヤガヤガヤ・・・

「夜なのに人通りが多い。都会なんだなぁ」

街の大通りにたくさんの人が歩いている。
道具屋や酒場なんかもいっぱいあって、あちこちから賑やかな声が聞こえてくる。
ボクの村なんて、この時間だったら皆家に籠っちゃって人っ子一人出歩かないのになぁ。


「どこか開いている宿屋はないかな?」

宿屋ぐらいすぐ見つかるだろう・・・そう思っていたけど・・。


ない。いや、街の表通りに何軒かあったんだけど、どれも満室で泊まれなかったんだ。

「一軒くらい泊まれる所ないかなぁ」

宿屋を探して練り歩くが、表通りに面した宿屋は全部だめだった。

「困ったなぁ、今夜泊まる所どうしよう・・・」

気が付いたら、大通りを歩く人の数も少なくなっている・・・もう夜中になっちゃったのか。
険しい道のりを歩いてきて、くたくたなのに・・・どこでもいいから、お風呂に入ってふかふかのベッドで眠りたいな~~!


そんなことを考えていたら、一人の男の子がボクの目の前にやってきた。

「お兄さん、旅人?今日泊まる所ないの?」

「え、うん、そうなんだよ。さっきから探しているんだけどね、どこも満室で泊まれないんだ・・・」

見た感じ12歳くらいの男の子だ。まるで女の子のような顔立ちの美少年だ。

「それならウチに泊まればいいよ!僕の家、宿屋なんだ!」

「え?本当に!泊まる!泊まるよ!助かった~。せっかく街に着いたのに野宿することになるかと思ったよ~」

「やった!今夜はウチの宿屋、お客さんがいなくて困ってたんだよね。ボクもこのままだと家に帰れなかったよ~」

いや~、本当助かった!
一時はどうなるかと思ったけど、この男の子のおかげで助かった~。
でも他の宿が全部埋まってるのに、なんでこの子の宿にはお客がいないんだろう?


そんなことを少し考えつつも、一刻も早く宿で休みたかったボクはあまり深く考えずに男の子の後をついて行った。
1泊の料金も銀貨1枚で他の宿屋よりも安かったしね。

「こっちこっち」

男の子は表通りから横道にそれてどんどん歩いて行く。
表通りだけみても大きい街だなぁと思ってたけど、裏に出ると今度は道が迷路みたいに入り組んでいて、最初に感じた以上に大きい街なんだなぁと思った。

そうこうしてる内に、前を歩いている男の子の足が止まった。

「着いたよ~!ここがウチの宿なんだ!」

「えっ・・・ここ?」

男の子の前には、なんというか、その・・・言っちゃ悪いんだけど、小さめのボロい家があった。

壁は汚いし、屋根にはつぎはぎ、とてもじゃないが、宿屋として客を泊められるようなレベルじゃない。

(でもこのままだと、泊まるところがなくて野宿だ・・・。せっかく街まできたのに、それは嫌だなぁ・・・)

仕方ない。
どうせ、しばらくはこの街に滞在するつもりだし、今日一晩はボロい宿で我慢して、明日からは早めに違う宿を予約しておこう。

結論を出したボクは男の子と一緒に宿屋の中に入った。


宿屋の中は狭かったけど、しっかり掃除が行き届いているようで意外と奇麗だった。

「ただいま~!お兄ちゃん!お客さん連れてきたよ~~!!」

元気のいい男の子の声に反応して、奥からこの子の兄と思われる少年が出てきた。

「おかえり。遅かったなぁ、でもよくやった!お客さんいらっしゃい!」


見た感じ13,4歳くらいかな?この子も美少年だ。


「今日1泊お世話になるよ」

「はいよ!すぐに飯を用意するから、部屋に荷物置いたらテーブルに座っててね!」

男の子の兄が元気よく答える。
そういえば、家に入った時からなんかいい匂いがすると思ってたんだよなぁ。

「お兄ちゃん、今日の晩御飯、シチューでしょ!?」

男の子がうれしそうに聞く。
そうだそうだ、この匂いはシチューだ。

「ああ!お前の好きな、兄ちゃん特製のホワイトシチューだ!」

「わ~い♪やった~~!」

ははは。そんなにシチューが好きなんだなぁ。ボクもシチューは好きだな。


男の子の案内で部屋に行くボク。
部屋が実はボロかったら・・・てちょっと心配してたけど、部屋の中も普通に綺麗だった。
荷物を置いて、装備していた鎧や剣を置く。
身軽になった僕は部屋からでて2人のいるリビングへと向かい、テーブルの席についた。

少ししたら、男の子とお兄ちゃんがパンと大きな皿に盛られたシチューを持ってきた。

ふっくらとしたパンに、真っ白なシチュー。
おいしそう。思わず、グゥゥゥってお腹なっちゃったよ!

「あはは!お客さん相当お腹空いてんだねー。おかわりもたっぷりあるから、ドンドン食べてよ!」

「お兄ちゃんのシチューはすっごくうまいんだよ!」

「本当においしそうだね。それじゃ遠慮なく、いただきマース!」

目の前の大皿に入ったシチューをスプーンで口に運ぶ。

「!!!」

すごい、すごくおいしい!!こんなにおいしいシチューは今まで食べたことないよ!

すっごく濃厚でまろやか。まるでチーズを溶かしたような重みがある。
さらに、ニンジン、じゃがいも、玉ねぎに鳥肉・・・具と見事にマッチしている。まさに絶品だ!

「このシチューすごくおいしいね!」

「ありがとう!どんどん食べてね!」

「でしょ~!兄ちゃん特製シチューで、僕も大好きなんだ!」

ボクたちは遅い夕食を3人で食べた。
あまりにおいしかったから、僕は3回もシチューをおかわりしちゃったよ!

そして、食事をしながらボクらは色々おしゃべりをした。
男の子の名前はトムで、兄の名前はジムだ。
2人は1年前に両親を亡くして、2人だけで宿屋をやっているんだって。
2人とも小さいのに偉いな~、って言ったら、勇者さんも1人で旅しててすごいじゃん、ってジムに言われたよ。

あ、ボクも自分が勇者として数日前から1人で旅してるってことを2人に話したんだ。
2人とも驚いていたよ、17歳で1人で旅に出たって言ったら。
ここは大きな街だけど、勇者はあんまり来ないんだってさ。
ボクが勇者だってことを話したら、トムは僕のことを勇者様、ジムは勇者さんって呼ぶようになった。
2人からせがまれて、ここ数日の旅の話を聞かせてあげたよ。

・・・

「ふ~、お風呂に入れるっていいな~」

今ボクはお風呂の湯舟に浸かっている。
街に来るまでの道中はお風呂に入れず、川があったら水浴びをするくらいしかできなかった。
だから、こうやって温かいお風呂に入れて、すごく気持ちがいい。
浴室も意外と広くて、ゆったりできていい感じだ。

でも・・・

「なんだか・・・股間がすごく元気になってるな」

おいしいシチューをたくさん食べて、こうやってお風呂に入ってリラックスしてたらすごく勃起しちゃった。
思えば、旅に出てから数日、オナニーもしてなかったからすごく溜ってるのかも。

「お風呂でオナニーしちゃおう」

そうして、ボクは湯舟から出て洗い場の椅子に座った。
・・・この椅子、お尻の部分に穴が開いてて変わった椅子だよな~。
まぁ、湯舟に浸かる前にも思ったことなんだけどね。
そうして、ボクがオナニーをしようとペニスを握った、その時だった。
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