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サバゲー大会決勝戦!
07
しおりを挟む「おー、おー、元気だねぇ」
待機していた、少女たちが嬉しそうに笑った。
「イキがいいのはいいことだ。でなきゃ、噛み砕きガイがナイからね」
くすくすと笑う彼女たちは、地図を見つめながら、頭の中で行動パターンを予測して、それの迎撃手段を予想していく。
艶然と、アキラ笑みを浮かべて、ぎゅうと手を握った。
「夢にまで出たんだよ! FWサービス社アフリカ部門、山岳警備隊『エリ・ボルカン』の娘だよ。最強のPMCの娘だよ! 噛み砕きたいなぁ、ああー、美味しそうだったなぁ」
異様な輝きを浮かべて、フィールドの一点を凝縮するアキラ。
「あの子はアキラにあげるからさ、あたしにあの子ちょうだい! あのちっこくて可愛い子」
まるで遊園地に行くことを待ちわびる子供のような顔で、少女はつぶやく。
「んじゃ、私はフーさん行く。今までのデータだと、フーさんがあのちっこい子のお守りしてるみたいだから、ちょうどいいね」
「それじゃ、あとはおいおい。好きに狩って、食べていいから」
アキラの宣言に、にやにやと笑みを浮かべ舌なめずりする彼女たち。
「時間です。出発してください」
「ハーイ。それじゃ、お食事開始ー」
スタッフに呼ばれて、彼女たちは歩きだした。
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