死んで神を殴りたいのに死ねない体 ~転生者は転生先で死を願う!?~

ブラック企業が蔓延る現代。
残業多めで給料少な目な企業に勤める一人の男が過労死で亡くなる。

名前は「折戸 真」(おりと しん)。

死後、自分と同じような男女が集められたオフィスの会議室のような場所で、自らを神と名乗る胡散臭い男達に説明を受ける。

「”キルアットダリウスオーマイングレゴット”という名前の世界で君達も生きてみないかい!」
そこは剣と魔法が生活の糧となり、魔物と呼ばれる動物の変異体が横行するごくありふれたファンタジー世界。

どうせなら、と「丈夫な体」を願い、転生することに決める真。

転生した後、真は裕福な貴族の次男「クリストフ=ルーベイン」として生まれる。
優しい両親と人格者の兄、そして自分を慕う双子の兄妹と前世の記憶をもって幸せに暮らすのだが一つだけ問題があった。

ことあるごとに転生を促した神がちょっかいをかけてくるのだ。自覚の無い嫌がらせである。
16年生き、流石に限界が来て真は神へ殴りこみをかけることを決意する。

そのためにはもう一度死ぬしかない……。

そして真はあらゆる手段で自殺を図るが、最初にもらった「丈夫な体」の意味を履き違えられて授けられていたため、物理攻撃は元より、毒薬でも死ねなかった。

仕方なく真は死ぬ方法を探すため、あらゆる場所へ足を運ぶのだった。

「死んだら覚えてろよ……!」

頭のおかしい作者による不謹慎ギャグファンタジー開幕!!
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