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第6章 灰の反逆
第109話 宴③
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「「「ドラゴン肉で焼肉大宴だァァァァッ!!!!」」」
まじかよドラゴンの焼肉!? なんだろうこの異世界っぽいイベント!! めっちゃ楽しみ!
「では肉を焼く為の火と新鮮な水。あと味を整える為の調味料香草は私が用意しよう」
おお! 意外とレオノラが乗り気だ! っていつの間にエプロン姿に着替えたんだ!? 乗り気過ぎだろ!!
「先ずマツル! 皆が食べれるように適度な大きさにそれぞれ切り分けてくれ! 細かくしすぎるなよ?」
「りょーかいっ! ほらほらほらあっ!!」
一つ一つの肉の塊が人の頭位あるけど、これくらいの方が異世界焼肉っぽくてありじゃないか?
「どーよ! あ、そうそう。結構筋張ってたから筋も切っておいたぜ!」
「完璧だ! あとは......ホノラとそこのガチムチサングラス! 肉を柔らかくするぞ。叩け!」
「「もうやってるわ! オラオラオラオラオラオラ――――」」
すごい......筋を抜きにしてもそこそこ硬めなドラゴン肉が一瞬千撃の打撃で柔らかくなっていっている!!
「ハッ!!!! 肉を焼く領域は俺が用意しよう!!【溶岩魔法 竜肉を愛す者達への賛歌】!!」
パンナの魔法によって生成され、冷え固まった半径数メートルの溶岩の板は大勢で囲むにはピッタリのサイズ感をしている。
これはあの有名な溶岩プレートの焼肉と言うやつになるのか!? なるのかあっ!?
◇◇◇◇
「よし! それじゃあ肉を焼くぞ!!」
「「「ウォォォォォ!!!!!!!!」」」
みんなで溶岩プレートを囲み大盛りあがりだ! 待ちきれねぇぜ!!
「焼くぞ――――」
ジュわァァァァっ!!!!
心地よい肉の焼ける音が響き渡る!
香草を俺とレオノラで塗り込んだお陰だろうか? 出てくる熱気には一切の臭みが無い。こうしてみればドラゴンを焼いているとは思えない程普通の焼肉である。
「それと調味料だが、まずはノーマルに塩、コショウ。あと採取難度Bの高級食材! 人のような根を持ち引っこ抜くと殴ってくる極人葫を持ってきていた!」
レオノラがいそいそとみんなの前に調味料を並べ出す。
「なんでそんなに準備が万端なんだ?」
「そして......本魔界から持ってきた焼いた肉を食べる時専用の調味料!『牛飛車焼肉のタレ』だ!!」
バァァァン!! と次元の狭間から取り出されたのは紛れもないアレである。
『ねぇマツル君? 私君の記憶見たから知ってるんだけどさ......アレ......アレだよね?』
ナマコ神様、言わんとしてる事はわかる。あの形状、あの名前。全てが俺の元の世界のスーパーに売っていた超人気焼肉店“牛飛車”の焼肉のタレと一致する。でも、ここで突っ込んだら負けな気がするんだ......
でも聞かずにはいられない!!
「レオノラ......それ、どこで手に入れたんだ?」
「言っただろう? これは俺が本魔界に行った時に魔界大王様から頂いた物だ。食事をご馳走になった時、魔界の家畜であろう黒毛魔牛? みたいな名前の獣の焼肉をご馳走になってな。その時に使った調味料なのだ。これがまた美味しいなんて物じゃなくて――――」
「本魔界って何? 日本なの??? なんか出てくるフレーズが三分の二くらい耳に馴染みのある感じなんだけど!? ちょっとそこら辺詳しく――――」
「ちょっとマツルとお兄ちゃん!? お肉焦げちゃうわよ!! 早く食べましょ!!」
「美味い!!!!」
「ちょっとロック早い!! なら私も!――ン美味しいぃぃぃぃ!!!!」
もうみんな食べ始めちゃってる!? 我先にととっていくから肉焼くのが間に合わねぇ!!
「俺も!! いただきます!」
程よくコゲの入ったドラゴンの塊を一口......! これは!?
美味い!!!!
食感はちょっと固めのトリ胸肉って感じ......そして肝心の味は完全に牛ハラミ!! 噛めば噛むほどに肉汁が溢れてくるからこの固さも悪くない!!
「塩、ニンニク、......あと焼肉のタレ。全てが完璧にドラゴン肉とマッチする!!」
「クハハ! 我は別に生でも良かったのだが、この溶岩の板で焼くとまた味に違いが出て良いな! 気に入ったぞ!」
モフローは今日に前脚で抑えながら巨大な肉に齧り付いている......あらあらちゃんと骨までスタンバイさせちゃって、かわいい!
やばいな......肉を取る手が止まることをしらねぇ!!
しかし俺は忘れていた。ここが異世界であると言う事......そして異世界も元の世界も変わらず、大人数での焼肉は戦争であると言う事を!
まじかよドラゴンの焼肉!? なんだろうこの異世界っぽいイベント!! めっちゃ楽しみ!
「では肉を焼く為の火と新鮮な水。あと味を整える為の調味料香草は私が用意しよう」
おお! 意外とレオノラが乗り気だ! っていつの間にエプロン姿に着替えたんだ!? 乗り気過ぎだろ!!
「先ずマツル! 皆が食べれるように適度な大きさにそれぞれ切り分けてくれ! 細かくしすぎるなよ?」
「りょーかいっ! ほらほらほらあっ!!」
一つ一つの肉の塊が人の頭位あるけど、これくらいの方が異世界焼肉っぽくてありじゃないか?
「どーよ! あ、そうそう。結構筋張ってたから筋も切っておいたぜ!」
「完璧だ! あとは......ホノラとそこのガチムチサングラス! 肉を柔らかくするぞ。叩け!」
「「もうやってるわ! オラオラオラオラオラオラ――――」」
すごい......筋を抜きにしてもそこそこ硬めなドラゴン肉が一瞬千撃の打撃で柔らかくなっていっている!!
「ハッ!!!! 肉を焼く領域は俺が用意しよう!!【溶岩魔法 竜肉を愛す者達への賛歌】!!」
パンナの魔法によって生成され、冷え固まった半径数メートルの溶岩の板は大勢で囲むにはピッタリのサイズ感をしている。
これはあの有名な溶岩プレートの焼肉と言うやつになるのか!? なるのかあっ!?
◇◇◇◇
「よし! それじゃあ肉を焼くぞ!!」
「「「ウォォォォォ!!!!!!!!」」」
みんなで溶岩プレートを囲み大盛りあがりだ! 待ちきれねぇぜ!!
「焼くぞ――――」
ジュわァァァァっ!!!!
心地よい肉の焼ける音が響き渡る!
香草を俺とレオノラで塗り込んだお陰だろうか? 出てくる熱気には一切の臭みが無い。こうしてみればドラゴンを焼いているとは思えない程普通の焼肉である。
「それと調味料だが、まずはノーマルに塩、コショウ。あと採取難度Bの高級食材! 人のような根を持ち引っこ抜くと殴ってくる極人葫を持ってきていた!」
レオノラがいそいそとみんなの前に調味料を並べ出す。
「なんでそんなに準備が万端なんだ?」
「そして......本魔界から持ってきた焼いた肉を食べる時専用の調味料!『牛飛車焼肉のタレ』だ!!」
バァァァン!! と次元の狭間から取り出されたのは紛れもないアレである。
『ねぇマツル君? 私君の記憶見たから知ってるんだけどさ......アレ......アレだよね?』
ナマコ神様、言わんとしてる事はわかる。あの形状、あの名前。全てが俺の元の世界のスーパーに売っていた超人気焼肉店“牛飛車”の焼肉のタレと一致する。でも、ここで突っ込んだら負けな気がするんだ......
でも聞かずにはいられない!!
「レオノラ......それ、どこで手に入れたんだ?」
「言っただろう? これは俺が本魔界に行った時に魔界大王様から頂いた物だ。食事をご馳走になった時、魔界の家畜であろう黒毛魔牛? みたいな名前の獣の焼肉をご馳走になってな。その時に使った調味料なのだ。これがまた美味しいなんて物じゃなくて――――」
「本魔界って何? 日本なの??? なんか出てくるフレーズが三分の二くらい耳に馴染みのある感じなんだけど!? ちょっとそこら辺詳しく――――」
「ちょっとマツルとお兄ちゃん!? お肉焦げちゃうわよ!! 早く食べましょ!!」
「美味い!!!!」
「ちょっとロック早い!! なら私も!――ン美味しいぃぃぃぃ!!!!」
もうみんな食べ始めちゃってる!? 我先にととっていくから肉焼くのが間に合わねぇ!!
「俺も!! いただきます!」
程よくコゲの入ったドラゴンの塊を一口......! これは!?
美味い!!!!
食感はちょっと固めのトリ胸肉って感じ......そして肝心の味は完全に牛ハラミ!! 噛めば噛むほどに肉汁が溢れてくるからこの固さも悪くない!!
「塩、ニンニク、......あと焼肉のタレ。全てが完璧にドラゴン肉とマッチする!!」
「クハハ! 我は別に生でも良かったのだが、この溶岩の板で焼くとまた味に違いが出て良いな! 気に入ったぞ!」
モフローは今日に前脚で抑えながら巨大な肉に齧り付いている......あらあらちゃんと骨までスタンバイさせちゃって、かわいい!
やばいな......肉を取る手が止まることをしらねぇ!!
しかし俺は忘れていた。ここが異世界であると言う事......そして異世界も元の世界も変わらず、大人数での焼肉は戦争であると言う事を!
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