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my crush
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「‥」
見知らぬ天井‥
(あ、そうか‥)
明け方に目を覚ました後藤は、隣で眠る智の肌の温かみを右腕に感じ、ようやく、自分が智の家に泊まっている事を思い出した。
まだ薄暗くて、その寝顔をはっきりと見ることは出来ないが、朧げでもその可愛さだけはわかる。
後藤は智の唇にそっと自分の唇を重ね合わせた。
「ん、んん」
智は起きはしなかったが、寝ぼけ ながらも、後藤のキスを受け入れ、舌を入れてきた。
忽ち、やる気が出てしまった後藤は、その勢いで、智の乳房を揉みしだいた。
快感により、段々智の意識もしっかりとしてきたようで、後藤に腕を回して抱きついてきた。
「もう、元気だね」
「ごめん、またしたくなった」
「いいよ、しよっ」
智も性欲が強い方なので、寝起きでも嫌がらず、後藤の求めに応じた。
「吉岡のおっぱい、ほんとにキレイだよ」
乳房に執着する後藤は、そう言って、智の乳首を口に含み、舌先でチロチロと舐めた。
「あんっ
ん、もう、女の人のおっぱい見たことないくせに、キレイとかそんなのわかんないじゃん。」
「生ではないけど、AVとかネットの拾い画像では見てるし」
「まあ、いっか。
褒められたって思うことにするよ。
ねえねえ、もう一回チューして」
智は後藤の口に吸い付くようなキスをした。
だが、二人共夜中までやりすぎて疲れがあった為、キスをしながら寝落ちしてしまい、朝まで目を覚まさなかった。
9時過ぎに後藤が目を覚ますと、智は既に起きており、キッチンで朝食を作っていた。
「おはよう。よく寝れた?」
「あ、おはよう。
うん、自分の家みたいに爆睡出来たよ。」
「爆睡って、明け方のアレ、なんだったのよ」
智が笑いながら指摘すると、後藤は頭を掻いた。
「ごめん。
想像を絶する気持ち良さで、ついつい‥」
「まあ、後藤が気持ち良くなって、スッキリしてくれたら、ワタシも嬉しいけどね。」
「吉岡、ホントに有難う。」
智の優しさとその美貌に、すっかり虜になってしまった後藤は、言おうかどうしようか、一瞬悩んだが、これっきりになるくらいならと、言うという選択肢を取った。
「あの、吉岡‥」
「えっ、なに?」
「久しぶりに吉岡に会えて、ずっと思ってたんだけど‥
やっぱり、俺‥お前の事が好きだ。」
「‥」
「昨日の居酒屋では、またこっちで吉岡と友達として、時々会えたら良いな、くらいの気持ちだったんだけど、地元で俺の心を救ってくれたあの時から、俺はお前の事が好きだったんだ。
それにあらためて気付いたんだ。
こんな俺だけど、付き合ってくれないかな。」
「後藤‥
ありがとう。
ワタシみたいなニューハーフにそんな事言ってくれて嬉しいよ。
でもね、後藤はまだ女の人と付き合った事ないし、これからもっと沢山の出会いがあると思うんだ。
多分、ちゃんとした彼女が出来たら、今の考えとはまた違うものが出てくると思うの。」
「いや、俺は、たしかに人生で一度も彼女が出来た事ないし、吉岡の指摘通り何も知らない事ばかりだと思う。
でも、自分の事は自分がよくわかってる。
吉岡以上に好きな人は出来ないし、ずっと吉岡の事を愛し続けるって。」
「‥」
「三十年も童貞拗らせた男の言う事だから、あまり信用出来ないかもしれないけど、俺の気持ちはブレないよ。
どうか、俺と付き合って下さい。」
「うーん‥
ニューハーフと遊ぶだけならまだしも、ちゃんと付き合うのって色々と大変なんだよ。」
「俺の全てを吉岡に捧げるよ。」
「ホント、後藤は大げさなんだから。」
「これが、いない歴三十年の男の言動よ。」
「じゃあ、こうしよう。
これからも会ったり、遊びに行ったりしよう。
いわば、友達以上の関係。
でも、別に好きな人出来たらそっちに行ってもいい事にするのよ。」
「えーっ、俺の気持ちはブレないって言ったじゃん。」
「後藤、アンタは恋愛において、まだ路上教習もしてない、いえ、仮免も取れてないようなものなのよ。
もうちょっと色々経験する必要があるわ。」
「ひでえ。
でも、ありがとう。俺にとってはYESの答えをもらったようなもんだし。」
「後藤、そういうとこよ、それを言ってるの。」
「あ、そっか。」
「ワタシだって、交際申し込まれてる人くらいいるんだからね。」
「えっ、そうなの?
まあ、吉岡の美貌なら当然か‥
負けてらんねーな」
後藤は、拳を握りしめながら智に視線を送ると、智はそれを見て、母性に満ちた笑みを浮かべた。
見知らぬ天井‥
(あ、そうか‥)
明け方に目を覚ました後藤は、隣で眠る智の肌の温かみを右腕に感じ、ようやく、自分が智の家に泊まっている事を思い出した。
まだ薄暗くて、その寝顔をはっきりと見ることは出来ないが、朧げでもその可愛さだけはわかる。
後藤は智の唇にそっと自分の唇を重ね合わせた。
「ん、んん」
智は起きはしなかったが、寝ぼけ ながらも、後藤のキスを受け入れ、舌を入れてきた。
忽ち、やる気が出てしまった後藤は、その勢いで、智の乳房を揉みしだいた。
快感により、段々智の意識もしっかりとしてきたようで、後藤に腕を回して抱きついてきた。
「もう、元気だね」
「ごめん、またしたくなった」
「いいよ、しよっ」
智も性欲が強い方なので、寝起きでも嫌がらず、後藤の求めに応じた。
「吉岡のおっぱい、ほんとにキレイだよ」
乳房に執着する後藤は、そう言って、智の乳首を口に含み、舌先でチロチロと舐めた。
「あんっ
ん、もう、女の人のおっぱい見たことないくせに、キレイとかそんなのわかんないじゃん。」
「生ではないけど、AVとかネットの拾い画像では見てるし」
「まあ、いっか。
褒められたって思うことにするよ。
ねえねえ、もう一回チューして」
智は後藤の口に吸い付くようなキスをした。
だが、二人共夜中までやりすぎて疲れがあった為、キスをしながら寝落ちしてしまい、朝まで目を覚まさなかった。
9時過ぎに後藤が目を覚ますと、智は既に起きており、キッチンで朝食を作っていた。
「おはよう。よく寝れた?」
「あ、おはよう。
うん、自分の家みたいに爆睡出来たよ。」
「爆睡って、明け方のアレ、なんだったのよ」
智が笑いながら指摘すると、後藤は頭を掻いた。
「ごめん。
想像を絶する気持ち良さで、ついつい‥」
「まあ、後藤が気持ち良くなって、スッキリしてくれたら、ワタシも嬉しいけどね。」
「吉岡、ホントに有難う。」
智の優しさとその美貌に、すっかり虜になってしまった後藤は、言おうかどうしようか、一瞬悩んだが、これっきりになるくらいならと、言うという選択肢を取った。
「あの、吉岡‥」
「えっ、なに?」
「久しぶりに吉岡に会えて、ずっと思ってたんだけど‥
やっぱり、俺‥お前の事が好きだ。」
「‥」
「昨日の居酒屋では、またこっちで吉岡と友達として、時々会えたら良いな、くらいの気持ちだったんだけど、地元で俺の心を救ってくれたあの時から、俺はお前の事が好きだったんだ。
それにあらためて気付いたんだ。
こんな俺だけど、付き合ってくれないかな。」
「後藤‥
ありがとう。
ワタシみたいなニューハーフにそんな事言ってくれて嬉しいよ。
でもね、後藤はまだ女の人と付き合った事ないし、これからもっと沢山の出会いがあると思うんだ。
多分、ちゃんとした彼女が出来たら、今の考えとはまた違うものが出てくると思うの。」
「いや、俺は、たしかに人生で一度も彼女が出来た事ないし、吉岡の指摘通り何も知らない事ばかりだと思う。
でも、自分の事は自分がよくわかってる。
吉岡以上に好きな人は出来ないし、ずっと吉岡の事を愛し続けるって。」
「‥」
「三十年も童貞拗らせた男の言う事だから、あまり信用出来ないかもしれないけど、俺の気持ちはブレないよ。
どうか、俺と付き合って下さい。」
「うーん‥
ニューハーフと遊ぶだけならまだしも、ちゃんと付き合うのって色々と大変なんだよ。」
「俺の全てを吉岡に捧げるよ。」
「ホント、後藤は大げさなんだから。」
「これが、いない歴三十年の男の言動よ。」
「じゃあ、こうしよう。
これからも会ったり、遊びに行ったりしよう。
いわば、友達以上の関係。
でも、別に好きな人出来たらそっちに行ってもいい事にするのよ。」
「えーっ、俺の気持ちはブレないって言ったじゃん。」
「後藤、アンタは恋愛において、まだ路上教習もしてない、いえ、仮免も取れてないようなものなのよ。
もうちょっと色々経験する必要があるわ。」
「ひでえ。
でも、ありがとう。俺にとってはYESの答えをもらったようなもんだし。」
「後藤、そういうとこよ、それを言ってるの。」
「あ、そっか。」
「ワタシだって、交際申し込まれてる人くらいいるんだからね。」
「えっ、そうなの?
まあ、吉岡の美貌なら当然か‥
負けてらんねーな」
後藤は、拳を握りしめながら智に視線を送ると、智はそれを見て、母性に満ちた笑みを浮かべた。
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