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思慕

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キスの後、木村は何かを思い出したように立ち上がり、テーブルの上に何やら持ち出してきた。



「あ、あの、これ買ってきたから…」

と、言ってテーブルの上でその箱を開けた。

「あー、ケーキ?」

箱の中身はショートケーキが二個入っていた。

いつも行列が出来るほどの有名店のもので、智は大げさに驚き、そして喜んで見せた。

客が差し入れを持ってくる事は、この業界では多々ある事で、智も今までに数えきれないほどの差し入れをもらってきた。

本当は飲食物系のものはあまり貰いたくない…とくに生もの系は…
と、内心思う嬢も少なくはないが、ここの対応を誤ると、忽ち人気の低下に繋がるのだ。

その辺はNo.1嬢の智は十分にわかっており、ミスをすることはない。

お風呂に行く前に二人はケーキを一つずつ食べた。

智が食べる姿を木村は見つめ、とても満足そうだった。


「お風呂、お湯が溜まったみたいだから行く?」

智が言うと、木村は頷いて立ち上がり、服を脱いだ。

智も全裸になり髪を後ろで括ると、浴室に行き、シャワーとマットなどの準備を手際よく始めた。

木村が浴室に入ると、智はその体をシャワーで丁寧に洗ったが、背中越しに智の乳房が当たり、木村は少し興奮した様子になった。

先ずはオプションのマットプレイ

「滑り落ちないように、端っこを掴んでてね」

木村をマットに仰向けに寝かせて、お互いの体にローションを塗り、密着して擦り合わせた。

既にフル勃起状態の木村は呻くような喘ぎ声を漏らした。

終わると、木村の体に付着したローションを綺麗に洗い流し、その後で自分の体、マットを洗って立てかけた。

ここで、木村は次のオプションの聖水を希望し、床に仰向けに寝そべった。

智は木村の顔に跨り、おしっこをかけた。

智自身、このオプションは好きではないのだが、変態趣味の客が多く、けっこう希望者はいる。

木村は顔を智のおしっこでびしょ濡れになりながら、興奮し、ペニスが益々元気になった。

最後は二人で浴槽に浸かり、木村が後ろから智の胸を揉みまくった。


そして、いよいよベッドに入ってのプレイとなるのだが…



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