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「ねえねえ美智香」

「えっ、何?」

「こんな可愛い子を美智香だけ独占するのは許せないわ」

「はぁ?」

「真弥クンとメル友になるくらいはいいでしょ

ねえ、ユキ、そう思わない?」


「思う思う、LINE友達になりたい」


「何言ってんのよ、勝手な事ばかり言わないでよ
酔ってんの?二人共」


「酔ってないわよ

ねえねえ、真弥クン

ねっ、いいでしょ?」


「えっ、それは…」


真弥は美智香の顔を見て困ったような表情を浮かべた。

全然無関係な人間から言われたなら、一蹴してしまうところだが、相手は美智香の親友だけに厄介だと感じだから。


「ごめんね、真弥君
アドレス交換だけしてあげて。」

美智香は仕方なく、二人の願いを聞いた。


「別に取って食べたりしないから安心して、真弥クン」

「はい、そんな事は…

皆さんは妻の大切なお友達なので、僕にとっても大切な方々です。」


「もう、なんて可愛いのよ!

たまんない!

何とかしてよ美智香!」

美沙は真弥に抱きついて悪ふざけした。


「何とかして欲しいのは美沙の方よ

ホラ、もうお開きよ」

美智香は立ち上がって言った。


結局、本当にそこで宴は終了し、四人は再会を誓って、それぞれ家路に着いた。


駅から家までの道を手を繋いで歩いていたら二人だったが、真弥をあの場に呼び出した事を気にしてか、美智香は申し訳なさそうに真弥に言った。

「真弥君、ごめんね、
無理矢理呼んじゃって

二人がどうしても会いたいって言うから。」


「いや、全然

会社の飲み会も退屈だったし、逃げどきを探してたから、みっちゃんの電話のタイミングはバッチリだったよ。」


「実はね、私も真弥君を二人に見せて自慢したい気持ちがあったんだ

こんな素敵な旦那さんなんだよって」


「嬉しいよ。みっちゃん

あー、帰って早くエッチしたいなあ」

「うん。
今日はお口でいっぱいご奉仕するね」

「やべー

勃ってきちゃった」


真弥は少し前屈みになって言うと、美智香は真弥の股間を触った。


「あっ、ホントだ」

美智香は真弥の股間に手を当て、艶めかしい表情で見つめた。


当然の如く、その夜の二人は過去最大級の燃え方をし、外まで聞こえそうなくらい、美智香の絶叫にも近い喘ぎ声が響き渡った。

「イクイクイクーっ!!

あっ!あっ!

壊れるうっ!!」


そこに知的で清楚な美智香のイメージは微塵もなく、代わりに、全身に汗をかき、涙とヨダレを垂らしたケモノのような姿がそこにあった。
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