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食べれそうな獲物?

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 丸い宝石を取ったは良いけど、血の匂いを嗅ぎつけて来たの?

 大きな熊にウルフ。


 格好良く頭の上で杖代わりの枝を横にクルクル回し「かかって来な……」

 ゴッ、いったぁ!


 私は杖を自分の頭に落とした、その瞬間を魔物に感づかれた。

 それを見逃さなかった、熊とウルフ。

 熊は正面から、ウルフ3匹は散らばって突進して来てる。


 熊よりウルフの方が動きが速い!

『雷! サンダー!!』ドオーーン!!

 一撃で倒れた。


 前方から跳蹴力を使ってウルフが高く跳んで来た瞬間、私は横にサッと移動をし

『雷! サンダー!!』ドオオォォーーン!!

 即死させる雷の効果で体をビクビクさせる事なく、力尽きている。


 左から来るウルフに『風刃! エアースラッシュ!!』

 風魔法の刃で切るつけ、血の匂いに吐きそうになるけど吐いてたら熊の餌になってしまう、そんなのは嫌だ!

 スキル貰って転移したんだから、吐くのは後よ!


 3メートルくらいの熊に『風刃! ウィンドカッター!!』

 体に当てるとグググッ! となり動きが鈍くなっただけだった。

 まだ突進してくる体力があり半狂乱になって、大木へ体をぶつけながら息は荒く、ヨダレを出し「グガアァァッ!!」威嚇をし、後肢で立ったのを見て。


 何なのよこの熊!

『雷撃! サンダーショック!!』

 口から泡を「ゴボゴボッ」と吹き、熊の体がグラグラ揺れた後

 ドオオオーーン!! と倒れた。


 殺した魔物を魔法で切った時のむせるような血の匂いに我慢が出来なくて、吐いた。

 川で顔を洗ったけど、石鹸が欲しいです。

 この熊とウルフをどうやって食べようか考えていて気付いた私、解体なんて出来ないじゃん!!

 また無駄な体力を使ったよ、お腹空いたぁ。

 倒したコイツら何とかぢないと、アイテムボックスに入れて~~っと。

 川の魚を捕ったら食べれる。

 どうやって捕ったら……そうだな、強めの静電気を川にすれば「捕れる!」即実行よ!

 川に『感電!!』

 ボボボッ、ボワンッボワンッ、そろそろ大丈夫だよね。

 川に人差し指を入れて、冷た~~い!

 ってやってる場合じゃない、魚を早く回収しないと。

 
 うんうん、全部で36匹! 魚捕った~~。

 火はどうすんのさ、魔法だと炭になるじゃん。

 火がないと食べれないのに、また体力が。


 面倒いが魚をアイテムボックスに入れて、んっ!!

「クンクン、匂いがする、食べ物の匂い! あっちからだ!!」

 ダダダダダダッ!!

 食べ物の匂いがするなら私は走れるのよ!

「はぁはぁはぁはぁっ」

 焚き火をしながらお肉を食べてるイケメンなお兄さん、私に食べ物を分けておくれ。

「あのぅ、すみません。
食べる物を分けて貰えないでしょうか?」

 後ろを振り向くイケメンなお兄さんと美人なお姉さんに、ダンディーな男性の3人組に聞いた。

 が、「さっき食べたので最後だったのよ。この辺は魔物が強くてお肉が取れないの」

 と言われたので、私は「解体の仕方が分からないし、火もつけられないから獲物を取っても食べられなくて」

 目をウルウルさせて言ってみた。

 お姉さんが「何を取ったのか見せてもらえるかしら?」

 優しく言ってもらえ、私は頷いてアイテムボックスに手を入れて出してみた。
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