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拷問1日目 〜朝の部〜
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「起きておるか。」
「はい。おはようございます。」
翌朝。
魔王がノックすると、リーモンはすぐさま扉を開けて跪いた。
「準備は良いか?」
「はい。必要なものは揃えさせて頂きました。」
リーモンは傍に置いていた大きな鞄を掲げる。
「うむ。では行くぞ。」
ふたりは地下牢に足を運び、最奥の独房に到着する。
「少し待て。」
そして昨日と同じく魔王が先に入り青年を拘束した後、リーモンを独房内に招き入れた。
「拷問の時間だ。」
「…チッ。」
ーーーーーバキャッ!!
魔王の鉄拳が飛んだ。
「まあ良い。始めろ。」
「その前に陛下、大変申し上げにくいのですが…」
「何だ?」
「拷問の際、陛下にはこの地下牢から離れて頂きたいのです。」
魔王が一瞬止まった。
「何故だ?」
「わたくしの拷問はなにぶん特殊なものでして…陛下のご不興を買いかねないかと。」
魔王は少し考えた後、かぶりを振った。
「ふむ。良かろう。
ただし其奴には充分気をつけろ。」
「有難う御座います。」
遠ざかる魔王の背を見送り、リーモンは独房に入り直す。
「さて、と。」
転がされた青年をまじまじと無遠慮に見下ろした。
彼は後ろ手に縛り上げられ、脚は膝から足首までを左右ひとまとめに固定されている。
「…ハッ。」
ふと目が合うと、青年は鼻で笑った。
「なんだ。」
「お前、雑魚だろ。」
リーモンはピクリと眉を跳ねさせる。
「魔力がほとんど感じられねえ。
受けた依頼は必ず成功させるとかアイツがほざいてたが、暴力で屈服させなきゃいけねえ拷問吏がそんなクソ雑魚でやっていけんのかよ。
俺はお前より遥かに強い幹部のひとりを倒したこともあるんだぞ。」
「……」
どうやら彼は、本当にリーモンを舐めてかかっているようだ。
魔王と対峙した際の威圧感が失せ、その顔は嘲り笑っている。
「そうかそうか。元気があって何よりだ。」
リーモンは怒らない。むしろ安堵した。
あまり怯えて警戒されると、自分の殻に閉じこもって頑なに逃げの体勢を取られかねないからだ。
「そんだけデカい口が叩けるほど、ハンパな鍛え方はしてねえのか。
伝説の勇者の息子ってのは。
そりゃ楽しみだ。」
「……」
青年に何故か睨まれたが、リーモンは構わず鞄を漁る。
そしてあるものを取り出した。
「…っ!?」
それを見た途端、青年は微かに青ざめる。
「これが何か分かるか?グリセリン浣腸液だ。」
リーモンは青年を臀だけ上げたうつ伏せの体勢にさせ、アナルを液で濡らす。
「やめろ!!離しやがれ!!」
「どうした。まさか雑魚の拷問に怯えてるわけじゃねえだろうな?」
「っ…」
大人しくなったところで、容器の先端を挿し、浣腸液を注入する。
「通常10から150ミリリットル…なのだが。
俺なんかよりも遥かに強い伝説の勇者の息子様には、特別に200ミリリットル注入してやるよ。」
「……っ……」
リーモンはじわじわと追い詰めるように、浣腸液をゆっくりと注入する。
「さて。それじゃあ15分、我慢しようか。」
本来なら3~10分程度で良いのだが、これもリーモンの特別待遇だ。
「はっ……ぁ……ぅ……」
「汗垂れてるぞ。随分と必死じゃねえか。」
「っ……黙れ……」
ーーーーーバチィン!!
「ヒッ。」
臀を力強く引っ叩かれ、青年は微かに悲鳴を上げる。
「オラオラ、気ぃ抜いてたら漏れちまうぞ。
もっと力め!ケツ穴締めろ!」
ーーーーーバチィン!!バチィン!!
「ヒッ も……やめ、ろ……」
ゴロゴロと限界を訴え続ける腹。
止まらない脂汗。
血の気の引ききった肌。
歯を食いしばり皺の刻まれた顔。
ヒューヒューと止まらない喘鳴。
リーモンは浣腸液で苦しみ堪える青年の姿を、じっくりと鑑賞して愉しんだ。
「よし。15分経ったな。
それじゃあこのバケツに全部ぶちまけろ。」
青年は目を見開いてリーモンを見る。
信じたくなかった事態が起きた。
そんな表情だった。
「何をしている!!
俺の目の前で!このバケツに!テメエのクソをブリブリひり出せと言ってるんだ!!」
現実を受け止めきれない青年に、リーモンはハッキリと突きつけてやる。
彼は何度も首を横に振って拒んだ。
「あああ、このっ!!」
痺れを切らしたリーモンは、青年の膝裏を抱える形で背後から持ち上げる。
体を折り曲げられ、腹を圧迫された青年は…
「ああっ!!!あッあッあっ!!!
あああああ!!!うううあああああ!!!!」
汚穢に満ちた音と臭気が、狭い独房を占める。
「あっはっはっは!!!
見られている前でクソを垂れ流すなんざ、お前はまさしく人間未満の畜生だな!」
「……」
青年は何も言わない。
虚ろな瞳で宙を見るだけだ。
「そんな顔するな。
お前が人間にも劣る畜生だろうが、俺は可愛がってやるよ。」
「……」
しかしリーモンが青年の頭を撫でると、彼は我に返り眼光するどく睨め付ける。
(ふむ、これでもまだ反抗するか。
ならば…)
リーモンはバケツを引っ掴むと、その中身を呷る。
「は…?」
青年はキョトンと丸い目でそれを眺める。
何をしているのか理解が追いついていないような、とぼけた表情だ。
「ぶはっ!!ふぅぅーっ…
美味かったぜえ…テメエのクソはよお…」
「……」
「いくらテメエ自身でもクソの味は知らねえだろ。なあ?畜生ちゃんよ。」
青年は縛られた体で後ずさる。
その顔には、これまでには見られなかった恐怖の色が強く現れていた。
よしよし。効果は覿面のようだ。
こういった輩が恐れるのは、暴力を振るう奴でも脅迫する奴でもない。
何をしでかすかわからない奴だ。
「いいか、畜生ちゃんよ!
俺はお前が今まで相手してきたような連中とは違う!!
俺を本気で怒らせたらどうなるか、これからたっぷり教えてやる!!
その時を震えながら待っていやがれ!」
リーモンはそれだけ告げると、道具を片付けて独房を後にした。
「はい。おはようございます。」
翌朝。
魔王がノックすると、リーモンはすぐさま扉を開けて跪いた。
「準備は良いか?」
「はい。必要なものは揃えさせて頂きました。」
リーモンは傍に置いていた大きな鞄を掲げる。
「うむ。では行くぞ。」
ふたりは地下牢に足を運び、最奥の独房に到着する。
「少し待て。」
そして昨日と同じく魔王が先に入り青年を拘束した後、リーモンを独房内に招き入れた。
「拷問の時間だ。」
「…チッ。」
ーーーーーバキャッ!!
魔王の鉄拳が飛んだ。
「まあ良い。始めろ。」
「その前に陛下、大変申し上げにくいのですが…」
「何だ?」
「拷問の際、陛下にはこの地下牢から離れて頂きたいのです。」
魔王が一瞬止まった。
「何故だ?」
「わたくしの拷問はなにぶん特殊なものでして…陛下のご不興を買いかねないかと。」
魔王は少し考えた後、かぶりを振った。
「ふむ。良かろう。
ただし其奴には充分気をつけろ。」
「有難う御座います。」
遠ざかる魔王の背を見送り、リーモンは独房に入り直す。
「さて、と。」
転がされた青年をまじまじと無遠慮に見下ろした。
彼は後ろ手に縛り上げられ、脚は膝から足首までを左右ひとまとめに固定されている。
「…ハッ。」
ふと目が合うと、青年は鼻で笑った。
「なんだ。」
「お前、雑魚だろ。」
リーモンはピクリと眉を跳ねさせる。
「魔力がほとんど感じられねえ。
受けた依頼は必ず成功させるとかアイツがほざいてたが、暴力で屈服させなきゃいけねえ拷問吏がそんなクソ雑魚でやっていけんのかよ。
俺はお前より遥かに強い幹部のひとりを倒したこともあるんだぞ。」
「……」
どうやら彼は、本当にリーモンを舐めてかかっているようだ。
魔王と対峙した際の威圧感が失せ、その顔は嘲り笑っている。
「そうかそうか。元気があって何よりだ。」
リーモンは怒らない。むしろ安堵した。
あまり怯えて警戒されると、自分の殻に閉じこもって頑なに逃げの体勢を取られかねないからだ。
「そんだけデカい口が叩けるほど、ハンパな鍛え方はしてねえのか。
伝説の勇者の息子ってのは。
そりゃ楽しみだ。」
「……」
青年に何故か睨まれたが、リーモンは構わず鞄を漁る。
そしてあるものを取り出した。
「…っ!?」
それを見た途端、青年は微かに青ざめる。
「これが何か分かるか?グリセリン浣腸液だ。」
リーモンは青年を臀だけ上げたうつ伏せの体勢にさせ、アナルを液で濡らす。
「やめろ!!離しやがれ!!」
「どうした。まさか雑魚の拷問に怯えてるわけじゃねえだろうな?」
「っ…」
大人しくなったところで、容器の先端を挿し、浣腸液を注入する。
「通常10から150ミリリットル…なのだが。
俺なんかよりも遥かに強い伝説の勇者の息子様には、特別に200ミリリットル注入してやるよ。」
「……っ……」
リーモンはじわじわと追い詰めるように、浣腸液をゆっくりと注入する。
「さて。それじゃあ15分、我慢しようか。」
本来なら3~10分程度で良いのだが、これもリーモンの特別待遇だ。
「はっ……ぁ……ぅ……」
「汗垂れてるぞ。随分と必死じゃねえか。」
「っ……黙れ……」
ーーーーーバチィン!!
「ヒッ。」
臀を力強く引っ叩かれ、青年は微かに悲鳴を上げる。
「オラオラ、気ぃ抜いてたら漏れちまうぞ。
もっと力め!ケツ穴締めろ!」
ーーーーーバチィン!!バチィン!!
「ヒッ も……やめ、ろ……」
ゴロゴロと限界を訴え続ける腹。
止まらない脂汗。
血の気の引ききった肌。
歯を食いしばり皺の刻まれた顔。
ヒューヒューと止まらない喘鳴。
リーモンは浣腸液で苦しみ堪える青年の姿を、じっくりと鑑賞して愉しんだ。
「よし。15分経ったな。
それじゃあこのバケツに全部ぶちまけろ。」
青年は目を見開いてリーモンを見る。
信じたくなかった事態が起きた。
そんな表情だった。
「何をしている!!
俺の目の前で!このバケツに!テメエのクソをブリブリひり出せと言ってるんだ!!」
現実を受け止めきれない青年に、リーモンはハッキリと突きつけてやる。
彼は何度も首を横に振って拒んだ。
「あああ、このっ!!」
痺れを切らしたリーモンは、青年の膝裏を抱える形で背後から持ち上げる。
体を折り曲げられ、腹を圧迫された青年は…
「ああっ!!!あッあッあっ!!!
あああああ!!!うううあああああ!!!!」
汚穢に満ちた音と臭気が、狭い独房を占める。
「あっはっはっは!!!
見られている前でクソを垂れ流すなんざ、お前はまさしく人間未満の畜生だな!」
「……」
青年は何も言わない。
虚ろな瞳で宙を見るだけだ。
「そんな顔するな。
お前が人間にも劣る畜生だろうが、俺は可愛がってやるよ。」
「……」
しかしリーモンが青年の頭を撫でると、彼は我に返り眼光するどく睨め付ける。
(ふむ、これでもまだ反抗するか。
ならば…)
リーモンはバケツを引っ掴むと、その中身を呷る。
「は…?」
青年はキョトンと丸い目でそれを眺める。
何をしているのか理解が追いついていないような、とぼけた表情だ。
「ぶはっ!!ふぅぅーっ…
美味かったぜえ…テメエのクソはよお…」
「……」
「いくらテメエ自身でもクソの味は知らねえだろ。なあ?畜生ちゃんよ。」
青年は縛られた体で後ずさる。
その顔には、これまでには見られなかった恐怖の色が強く現れていた。
よしよし。効果は覿面のようだ。
こういった輩が恐れるのは、暴力を振るう奴でも脅迫する奴でもない。
何をしでかすかわからない奴だ。
「いいか、畜生ちゃんよ!
俺はお前が今まで相手してきたような連中とは違う!!
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