上 下
100 / 101
ユニット結成しました

試し撃ち

しおりを挟む
リサより狙撃講座を本日にしたいという申し出があり、ダンジョンプリズマーとホワイトペインターはリサの講座を受ける事を了承し、まずはリサが少し離れた場所に的を置き、2人に言葉を発する。

「まずは私のお手本を見ててね」

 そう言ってリサはクレー銃を取り出し、普段通りの狙撃の構えをして銃の引き金を引き、弾丸が的に命中する。

『おお、さすがリサさんだーーー!』
『すごーーーい!さすが元メダリスト』
『でも待ってよ、何であの的弾丸でも破壊されていないの?』

 視聴者のコメントを読んで、的に対する疑問が浮かんだダンジョンプリズマーは的について尋ねる。

「すまない、その的は普通の的ではなさそうだが一体どうなっているんだ?」
「これ?この的はね、物自体は私の練習用の的だけど、私の魔力でコーティングしているの」
「的に魔力コーティングを?そんな事ができるんですか?」
「詳しい話はまた講座が終わった後にするから、今私が立っている箇所から2人も狙撃してみて」

 リサより一度狙撃してみてはと言われた2人はどうするかをお互いに相談する。

「どうしようか、ダンジョンプリズマー?」
「君がやってみてはどうだ?君は一度戦闘中にコツを教えてもらっているからな」
「そう、じゃあお言葉に甘えさせてもらうわ」

 そう言ってまずホワイトペインターがリサが狙撃した位置に立ち、ペイントボウを取り出し、集中する。

『いけえーーーホワイトさん!』
『おい、静かに見守ろうぜ!』

 ホワイトペインターは的に向けて集中し、ペイントボウより光弾を放つが的を外してしまう。

「あ……」
「外したわね」
「もう1度……」

 的を外し、再度ホワイトペインターはペイントボウより光弾を放つがまたも外してしまう。

「ま、また……」
「ホワイトちゃん、一度ダンプリちゃんに交代しましょう」
「はい……」

 小さな的ではあったが、動かない物体を外した事に多少気落ちするホワイトペインターであったが、ダンジョンプリズマーに交代し、ダンジョンプリズマーはプリズムレイザーを取り出し狙撃する。

「くらえ!」
『でた、ダンプリのカッコつけセリフ』
『ただの的なのにね』
『言うなよ、そういうお年頃なんだから』
『まあ、年知らないんだけどさ(笑)』

 ダンジョンプリズマーもガンモードで光線を放つが、的を外してしまい戸惑う。

「これならば」

 再度放つが的の外をかすめる程度であった。

「ああ!なんてことだ」

 それぞれの狙撃を見たリサ、リサは2人に何と告げるのか?
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【5月25日完結予定】貴方達から離れたら思った以上に幸せです!

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:203,240pt お気に入り:12,448

余りモノ異世界人の自由生活~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:67,627pt お気に入り:29,932

ゴボウでモンスターを倒したら、トップ配信者になりました。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:824pt お気に入り:218

闇落ちフラグ乱立注意報、僕はただの弟です!

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:142

俺は普通の高校生なので、

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:271pt お気に入り:39

処理中です...