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祖母の存在
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「クラリッサ」
思い出すのは優しく名前を呼ぶ祖母の声。その声に呼ばれるままに駆け寄って手を握り、晴れた空の下、花を愛でに庭を散歩した。
「おばあさまはどうしてお花が好きなの?」
祖母の部屋から見える庭にもたくさんの花が咲いていた。父親がクラリッサのために世界中の珍しい花を集めた豪華なものではなく、城下町で買えるようなメジャーな花ばかりの花畑。それでも色鮮やかに咲き誇るその場所がクラリッサは好きだった。
幼い頃はただキレイだからという理由で花が好きだった。赤も黄色も白もピンクもあるから、という単純な理由。自分はそうだが、祖母はどうなんだろうと子供ながらに気になって問いかけると祖母はクラリッサの隣にしゃがんで花についていた朝露をそっと撫でた。
「花畑は人間の世界によく似ているんだ」
「どういうこと?」
まだ幼かったというのもあったが、祖母の目は「わからないのもしょうがない」というよりは「可哀想に」と同情が混ざっていたのではないかと今はそう思う。
「この赤い花が父親で白い花が母親、ピンクがお前で、黄色が兄だとする。同じ色はあれど花の形も名前も違うだろう? 人間もそうだ。同じように見えて違うんだ。それが集まって一つの集団ができる。一見、キレイに見えるこの景色もちゃんと並びを考えて作られてる。相性が悪い花もあるからね。人間にも相性がある。相性の悪い者を近くに置いていると喧嘩するんだよ。だからそいつらは離して、相性の良いもので集団を作ると真の価値を発揮するんだ」
「しんのかち?」
苦笑を滲ませながら立ち上がった祖母は真っ直ぐ前を見てゆっくりと長い息を吐き出した。きっと大きく吐き出したかった溜め息を気を遣わせないように吐き出したのだろう。
「朝食にしようか」
この頃はまだ両親と共に食事をすることはなく、クラリッサはエヴァンやウォレンと共に子供部屋で食べるのではなく祖母と食べることが多かったので手を引かれるがままに向かう祖母専用の食堂に向かうのが日課となっていた。
「紅茶じゃなくてジュースを持ってこいと言ったのが聞こえなかったのかい?」
「で、ですが、旦那様がクラリッサ様にジュースは太るから紅茶かミルクにしろと……」
「言い訳はいいんだよ。さっさとジュースを持ってきな」
二度目はないとは言わない祖母の圧力はすごく、食堂で待機している使用人たちはいつも気が張っていた。
父親はクラリッサが子供の頃から子供が当たり前に口にする嗜好品を嫌った。ジュースやクッキーもそうだ。クッキーはあまり砂糖を使わないもので、スコーンもジャムやクリームを使うため食べさせなかった。子供のうちから口が甘さに慣れては困る、というのが理由だった。
祖母はその意見に嫌悪感を露わにすることが多く、父親の言うことを聞く使用人に強く当たることも多かった。
毎朝飲むその一杯のジュースが一日の活力になっていた頃もあった。
「美味しいかい?」
頬杖をつきながら優しい微笑みを見せる祖母にいつもつられるように笑顔になった。
大きく頷いて絶対にそれを一番に飲み干すのが決まりとなっていた。本当はもったいなくて飲みきりたくはなかったが、最後まで置いているとおかわりを持ってこさせようとするため飲み干していた。
「好きなだけ食べな」
祖母は父親と違っていつもクラリッサにお腹いっぱい食べさせようとした。待機している使用人はいつ命令されてもいいようにパンやハム、ベーコンやサラダの器を手にしていた。
「おばあさまは食べないの?」
「歳を取るとね、あんまり入らなくなるんだよ」
「アイスクリームは?」
「アイスは好きだよ。だから毎日お前と一緒に食べるのを楽しみにしてるんだ」
「私もよ! 大好き!」
父親からは絶対に許可の下りないアイスクリームも祖母は簡単に食べさせてくれた。辛いレッスンに向かうために大人だったら酒を飲むが、子供に酒はまだ早いからとアイスクリームに決まった。それを聞いた父親はすぐに抗議にやってきたが、ハイヒールをぶつけられて退散。おかわりなし、と決めて毎日のアイスクリームを許された。
幼少期にも辛い思い出はたくさんあるが、祖母のおかげで幸せもたくさんあった。中でも特に幸せだったのは祖母が泣いてくれたことだ。
パーティーに出席するクラリッサを袖から見ており、クラリッサが部屋に戻ると部屋に祖母がいたことがあった。使用人を帰させ、子供が着るには高級すぎる生地と装飾品を丁寧に外していく祖母が珍しく何も言わないのを不思議に思ったクラリッサが「おばあさまがお部屋にいるなんてふしぎ。すごく嬉しい」と言うと鏡越しに見えた祖母の顔。
「泣いてるの?」
いつも怒っているか笑っているかのどちらかだった祖母の涙を初めて見た日だった。
「まだこんなに幼いお前を見せ物にしてるお前の父親が憎いよ」
このときはまだ見せ物という言葉の意味がわかっていなかったクラリッサは祖母がなぜ泣いているのかわからなかった。
「お前のやめにしてやれることはないなんて……辛いよ」
前に回ってきたシワシワの手に手を添えると強い力で握られる。親指で何度も手の甲を撫でられながらクラリッサはなぜかはわからないが悲しくなった。
『自分の娘を自分の欲を満たすために利用するんじゃないよ!』
幼いクラリッサにレッスンだと言っては連れて行ってしまうことに激怒して父親と怒鳴り合っているのを何度も目撃した。その度に『母さんには関係ないでしょう! あの子は女神カロンの生まれ変わりだ! 国民に加護を与える使命があるんだ!!』と怒鳴る父親を何度も殴っていた。だが、クラリッサがレッスンから解放されることは一度もなかった。毎日何時間も詰め込まれるレッスン。泣いても終わらない、泣いたところで許されることなどないレッスンを祖母だけが可哀想だと言ってくれた。
祖母はいつも『あんな子に育てちまったのは私なんだよ。すまないねぇ』と謝ってくれたが、クラリッサは感謝していた。息子と喧嘩などしたくないだろうに自分のために喧嘩をしてくれたのだ。
だからクラリッサは振り向いて祖母を抱きしめた。いつも祖母がしてくれるように何度も何度も背中を叩いて。
「泣かないで、おばあさま。私、ちっとも辛くなんてないのよ。だって、パーティーに出れば皆が可愛いね、キレイだねって言ってくれるんだもの。とっても嬉しいわ。だからおばあさま、泣かないでいつもみたいに笑って」
「……お前は……どうして……ッ!」
祖母の笑顔が好きだったから笑ってほしかった。泣かないでほしかった。でも、そう言うと祖母は顔を俯かせて余計に泣いてしまった。肩に当たる涙の熱がひどく熱く感じた。
「一つだけ、予言してやるよ」
「よげん?」
「お前の未来を言い当ててやるってことさ」
「どんなの?」
未来がどんなものか、想像したことはなかった。想像することもできないほど忙しい毎日に目を回していたから。それでも祖母の言うことに間違いはないと思っていたクラリッサには意味がわからずともワクワクした。
「いつか、いつか必ずお前をこの牢屋から救い出してくれる王子様が現れるんだ。常識も何もかもぶっ壊してお前を連れ去ってくれる」
「王子さま?」
「そうさ。そしたらお前はその王子様の手をしっかりと握って走る」
「走ったらどうなるの?」
純粋な疑問に祖母はクラリッサの頬を両手で包んで涙で濡れた顔を近付けた。
「幸せになるんだよ」
当たり前のことのように言った祖母の輝いた表情が印象的だった。
「ここを出たらお前はもう人形じゃなくなるんだ。広い世界をその目で見て、この足でしっかりと歩いて幸せになる日が必ず来るからね」
涙を拭いた祖母の笑顔はいつもよりクシャクシャだったが、とても美しかった。
クラリッサに希望を与えた強い言葉。王子様が現れて、手を握って走れば幸せな未来が待っているのだと何度も何度も自分の中で繰り返した。辛い瞬間もいつか王子様がやってきて全てぶち壊して、地獄のような日々から救い出してくれるのだと。
だが、その希望も半年と保たなかった。
半年後、クラリッサが誰よりも心を寄せていた祖母が亡くなったのだ──……
思い出すのは優しく名前を呼ぶ祖母の声。その声に呼ばれるままに駆け寄って手を握り、晴れた空の下、花を愛でに庭を散歩した。
「おばあさまはどうしてお花が好きなの?」
祖母の部屋から見える庭にもたくさんの花が咲いていた。父親がクラリッサのために世界中の珍しい花を集めた豪華なものではなく、城下町で買えるようなメジャーな花ばかりの花畑。それでも色鮮やかに咲き誇るその場所がクラリッサは好きだった。
幼い頃はただキレイだからという理由で花が好きだった。赤も黄色も白もピンクもあるから、という単純な理由。自分はそうだが、祖母はどうなんだろうと子供ながらに気になって問いかけると祖母はクラリッサの隣にしゃがんで花についていた朝露をそっと撫でた。
「花畑は人間の世界によく似ているんだ」
「どういうこと?」
まだ幼かったというのもあったが、祖母の目は「わからないのもしょうがない」というよりは「可哀想に」と同情が混ざっていたのではないかと今はそう思う。
「この赤い花が父親で白い花が母親、ピンクがお前で、黄色が兄だとする。同じ色はあれど花の形も名前も違うだろう? 人間もそうだ。同じように見えて違うんだ。それが集まって一つの集団ができる。一見、キレイに見えるこの景色もちゃんと並びを考えて作られてる。相性が悪い花もあるからね。人間にも相性がある。相性の悪い者を近くに置いていると喧嘩するんだよ。だからそいつらは離して、相性の良いもので集団を作ると真の価値を発揮するんだ」
「しんのかち?」
苦笑を滲ませながら立ち上がった祖母は真っ直ぐ前を見てゆっくりと長い息を吐き出した。きっと大きく吐き出したかった溜め息を気を遣わせないように吐き出したのだろう。
「朝食にしようか」
この頃はまだ両親と共に食事をすることはなく、クラリッサはエヴァンやウォレンと共に子供部屋で食べるのではなく祖母と食べることが多かったので手を引かれるがままに向かう祖母専用の食堂に向かうのが日課となっていた。
「紅茶じゃなくてジュースを持ってこいと言ったのが聞こえなかったのかい?」
「で、ですが、旦那様がクラリッサ様にジュースは太るから紅茶かミルクにしろと……」
「言い訳はいいんだよ。さっさとジュースを持ってきな」
二度目はないとは言わない祖母の圧力はすごく、食堂で待機している使用人たちはいつも気が張っていた。
父親はクラリッサが子供の頃から子供が当たり前に口にする嗜好品を嫌った。ジュースやクッキーもそうだ。クッキーはあまり砂糖を使わないもので、スコーンもジャムやクリームを使うため食べさせなかった。子供のうちから口が甘さに慣れては困る、というのが理由だった。
祖母はその意見に嫌悪感を露わにすることが多く、父親の言うことを聞く使用人に強く当たることも多かった。
毎朝飲むその一杯のジュースが一日の活力になっていた頃もあった。
「美味しいかい?」
頬杖をつきながら優しい微笑みを見せる祖母にいつもつられるように笑顔になった。
大きく頷いて絶対にそれを一番に飲み干すのが決まりとなっていた。本当はもったいなくて飲みきりたくはなかったが、最後まで置いているとおかわりを持ってこさせようとするため飲み干していた。
「好きなだけ食べな」
祖母は父親と違っていつもクラリッサにお腹いっぱい食べさせようとした。待機している使用人はいつ命令されてもいいようにパンやハム、ベーコンやサラダの器を手にしていた。
「おばあさまは食べないの?」
「歳を取るとね、あんまり入らなくなるんだよ」
「アイスクリームは?」
「アイスは好きだよ。だから毎日お前と一緒に食べるのを楽しみにしてるんだ」
「私もよ! 大好き!」
父親からは絶対に許可の下りないアイスクリームも祖母は簡単に食べさせてくれた。辛いレッスンに向かうために大人だったら酒を飲むが、子供に酒はまだ早いからとアイスクリームに決まった。それを聞いた父親はすぐに抗議にやってきたが、ハイヒールをぶつけられて退散。おかわりなし、と決めて毎日のアイスクリームを許された。
幼少期にも辛い思い出はたくさんあるが、祖母のおかげで幸せもたくさんあった。中でも特に幸せだったのは祖母が泣いてくれたことだ。
パーティーに出席するクラリッサを袖から見ており、クラリッサが部屋に戻ると部屋に祖母がいたことがあった。使用人を帰させ、子供が着るには高級すぎる生地と装飾品を丁寧に外していく祖母が珍しく何も言わないのを不思議に思ったクラリッサが「おばあさまがお部屋にいるなんてふしぎ。すごく嬉しい」と言うと鏡越しに見えた祖母の顔。
「泣いてるの?」
いつも怒っているか笑っているかのどちらかだった祖母の涙を初めて見た日だった。
「まだこんなに幼いお前を見せ物にしてるお前の父親が憎いよ」
このときはまだ見せ物という言葉の意味がわかっていなかったクラリッサは祖母がなぜ泣いているのかわからなかった。
「お前のやめにしてやれることはないなんて……辛いよ」
前に回ってきたシワシワの手に手を添えると強い力で握られる。親指で何度も手の甲を撫でられながらクラリッサはなぜかはわからないが悲しくなった。
『自分の娘を自分の欲を満たすために利用するんじゃないよ!』
幼いクラリッサにレッスンだと言っては連れて行ってしまうことに激怒して父親と怒鳴り合っているのを何度も目撃した。その度に『母さんには関係ないでしょう! あの子は女神カロンの生まれ変わりだ! 国民に加護を与える使命があるんだ!!』と怒鳴る父親を何度も殴っていた。だが、クラリッサがレッスンから解放されることは一度もなかった。毎日何時間も詰め込まれるレッスン。泣いても終わらない、泣いたところで許されることなどないレッスンを祖母だけが可哀想だと言ってくれた。
祖母はいつも『あんな子に育てちまったのは私なんだよ。すまないねぇ』と謝ってくれたが、クラリッサは感謝していた。息子と喧嘩などしたくないだろうに自分のために喧嘩をしてくれたのだ。
だからクラリッサは振り向いて祖母を抱きしめた。いつも祖母がしてくれるように何度も何度も背中を叩いて。
「泣かないで、おばあさま。私、ちっとも辛くなんてないのよ。だって、パーティーに出れば皆が可愛いね、キレイだねって言ってくれるんだもの。とっても嬉しいわ。だからおばあさま、泣かないでいつもみたいに笑って」
「……お前は……どうして……ッ!」
祖母の笑顔が好きだったから笑ってほしかった。泣かないでほしかった。でも、そう言うと祖母は顔を俯かせて余計に泣いてしまった。肩に当たる涙の熱がひどく熱く感じた。
「一つだけ、予言してやるよ」
「よげん?」
「お前の未来を言い当ててやるってことさ」
「どんなの?」
未来がどんなものか、想像したことはなかった。想像することもできないほど忙しい毎日に目を回していたから。それでも祖母の言うことに間違いはないと思っていたクラリッサには意味がわからずともワクワクした。
「いつか、いつか必ずお前をこの牢屋から救い出してくれる王子様が現れるんだ。常識も何もかもぶっ壊してお前を連れ去ってくれる」
「王子さま?」
「そうさ。そしたらお前はその王子様の手をしっかりと握って走る」
「走ったらどうなるの?」
純粋な疑問に祖母はクラリッサの頬を両手で包んで涙で濡れた顔を近付けた。
「幸せになるんだよ」
当たり前のことのように言った祖母の輝いた表情が印象的だった。
「ここを出たらお前はもう人形じゃなくなるんだ。広い世界をその目で見て、この足でしっかりと歩いて幸せになる日が必ず来るからね」
涙を拭いた祖母の笑顔はいつもよりクシャクシャだったが、とても美しかった。
クラリッサに希望を与えた強い言葉。王子様が現れて、手を握って走れば幸せな未来が待っているのだと何度も何度も自分の中で繰り返した。辛い瞬間もいつか王子様がやってきて全てぶち壊して、地獄のような日々から救い出してくれるのだと。
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