絶命必死なポリフェニズム ――Welcome to Xanaduca――

屑歯九十九

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第02章――帰着脳幹編

Phase 116:コロンビーナの番

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《マンブルズ》テイシャ州出身者が主だって結成した傭兵集団。独自に牛型Smのクダンを製造して、それを売りさばいている一方、クダンを主力とする戦法で自分たち自身も戦いに参加する。使うクダンはテイシャの草原で育った無農薬飼料を食べて成長したクダンのSmNAを使用している、と宣伝しているが、その主張が事実であったとして、他のクダンとどれほど機能面に差を生んでいるかは断定できない。

 










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 コロンビーナの機内にて。
 マーキュリーが手中のドングルのボタンを操作し、液晶画面にある項目を閲覧していた。

「ボスコインが……0.058。そんで3ザル40パニーねぇ。傭兵稼業も実入りは少ないようだな?」

 運び入れられた獣脚をはじめとする襲撃者集団は、勝手なことを言う包帯の人物ににらみを利かせた。
 それを鼻であしらうマーキュリーは、自警軍の一部隊を任されたシャロンにドングルを取られる。

「それじゃ、行こうか。目指すは……」

 言いよどんだシャロンは捕虜ほりょの方に振り返る。

「まあ、到着してからのお楽しみだ。それまでせいぜい、大人しくしてな」

 続いてシャロンはソーニャに微笑み、それじゃあね、と告げて銃座の隣を横切る。
 どこか行くの? とソーニャは小首を傾げ、スロウスの肩からコロンビーナの中を見る。コンテナを失った分、機体は低くなっており、スロウスを台にすれば、難なく入れるだろう。
 機体の外で少女と対面したシャロンは通りの端々はしばしを確認し。

「東の住宅地を偵察に。なに、深追いはしない。危険を感じたら、すぐに引き返す」

 うなずくソーニャは、着陸と交戦の前に、コロンビーナに乗り込んで空から見た景色を思い出す。

「ああ、なんだか大きな施設もあったしねぇ。そこを守るの?」

 大きな施設? とシャロンは眉をひそめる。
 機内の捕虜を警戒するマーキュリーが話に加わる。

「行って戻ってこられても俺たちに追いつけるのか? まさか通信するつもりか?」

「いいや、ミッドヒルの鳥型Smで位置がわかるし……」

 それにどこを通るか予想できる、とシャロンに耳打ちされたソーニャは納得の頷きを繰り返す。
 そんじゃ気をつけて、とシャロンは言い残し、部隊の一部を引き連れていった。
 お互いに、とソーニャは手を振り見送る。
 コロンビーナのハッチを最後に上った自警軍の隊員は手足を拘束した捕虜たちを素通りしてコクピットに到達し、発進しろ、と告げる。
 キャプテンは忌々いまいまに喉を鳴らし、なんでこんな目に、とぼやく。
 隣の席に座るマーキュリーが、ご愁傷様、と冷めた慰めを吐いた。
 コロンビーナはハッチを閉ざした尾部を持ち上げ、ディノモウと連結する鎖が鳴る。
 もとからのクルー達は相変わらず後ろ手にしばられ、合流した捕虜たちの列に加えられていた。左右の銃座は自警軍隊員が担う。まあ、一方は完全に壊れて、台座のみが残っている状態だが。
 コロンビーナが動き出すと、牽引けんいんされる形でディノモウも動き出す。低速から始まる行進にスロウスが追従し、弾丸をはじくコートのふところおさまるソーニャは、周りに睨みを利かせつつ言い含めた。

「スロウス! 周囲を警戒して。そして、向かってくる敵はできる限り生け捕りにして。自警軍の人たちが、敵の情報が欲しいんだってさ……。あと、めぼしいものは引き取ってもらえるらしい。だから何か見つけたら反応すること! 優先順位は動くもの! 次に負傷者、次に金銀財宝!」

 若干適当な命令を聞き流すスロウスは、機械的な首振り動作で左右を確認し続けた。






 コロンビーナの隊列とは反対方向に進むシャロン達。
ノルンの住宅街へ向かため、接敵に備え、建物の角から角へを躍進し、容易に姿を出さず、時に身を屈めて駐車車両を遮蔽物として進む。
そして、徹底した警戒の末たどり着いた住宅街では、戦闘の経緯けいい瓦礫がれきから見てとり、愕然がくぜんとした。

「間に合わなかった……。いや、はなから勝ち目がなかったのか」

 彼女たちの目の前に広がるのは、えぐれた地面、立ち上る煙。横たわる巨牛。あるいは細長い巨虫。そして、自分たちの帰属する集団の旗を刺した車両。巨牛は頭を潰され骨と筋肉と眼球を晒し、巨虫ははねを挫かれ、胴体の穴から赤紫の液体に染めた管状の器官をこぼし、煙を上げる戦車を永遠の寝床にして沈黙する。そして、巨大な青ざめた手は、天に向かって指を伸ばし、炭化した熱傷を誇示する彫像となっていた。
 横転する車両の横っ腹は左右から押し潰された様な陥没かんぼつを残し、別の車両は、上から潰されている。幸いなのは人の気配がないこと。血の様相もない。ということは破壊に巻き込まれる直前に逃げ出して。今上空を飛行している巨大なケージを担ぐドローンに回収されたのかもしれない。
 伝令を飛ばして仲間を探しますか? と部下に聞かれたシャロンは首を横に振る。

「いや、それならいっそ敵を見つけて攻撃、というか、偵察がてら軽くちょっかいをかけてやろうか。その方が隠れてる味方が戦える場合、援護してくれるだろうし、無理なら無理で、逃げてくれるはずだからね……。下手に通信したり伝令を飛ばして、味方とあたしら両方の位置がそろって敵にばれて、皆一緒に全滅なんてことは避けたい。けどまあ……」

 遠くに見える影にシャロンは苦々しい表情となる。

「何もしないで撤退するしかなさそうだ」

 隊員たちも同じ方角に顔を向け、ずっと目に宿していた戦慄せんりつを色濃くした。






 商業地区の上を飛んでいたドローンは楕円形の機械を半分に切った上半身に猛禽類もうきんるいの下半身をぶら下げていた。機械部分を上から見ると灰色一色。下から見ると、濁った白の濃淡に塗装されており、背中の翼を広げ、前面にあるレンズで前を睨んでいる。
 その行く手にある建物から飛び出す影の正体は、見た目だけで判断するならコロンビーナを襲った連中の一味だろう。
 武装集団の姿を捉えた映像をセマフォで受け取っていた自警軍隊員は。隣の仲間に告げる。

「敵発見! バーナビー通り東に逃亡」

 追うな確実におとりだ、と告げた仲間は信号弾を空中へ発射した。
 甲高い音が街に響き、空中でオレンジの煙幕が爆散する。それを鳥ドローンが翼で分断し、煙を絵具に、横倒しの8の字を描いた。
 なんだ? とヘッドギアを目元まで被るキャプテンは疑問を口にする。
 後ろの戦闘員が空を見届けてから回答した。

「敵を発見した。ここから急ぎ逃げるぞ。止まれば一気に襲われるッ」

 冗談じゃないッ、とキャプテンは本心を口走る。
 外で随行していたスロウスの脚が機体に合わせて早くなった。
 その懐から、ソーニャが指をさし、あれ! と声を上げる。
 機体横の開口部から、隊員が身を乗り出し、少女が見る方角へ銃を向ける。

「1時の方角から何か来るぞ!」
 
 十字路に差し掛かった瞬間、右の曲がり角から、鉄面を掲げた巨牛が三頭並んでコロンビーナに迫る。

「スロウス! あの巨体を押しとどめて!」

 ソーニャはスロウスの懐から飛び降りて、向かってくる巨体を指さし命じた。
 主が離れた途端とたんに、スロウスは走り出し、健脚を見せつける。
 退けよ! と声を荒げる襲撃者が乗るのは普通自動車程度のクダンだ。その速度は人がぶつかれば重大な事故になると思われ、体高もスロウスには負けるが、鼻先から尻尾までの長さならスロウス以上だ。
 だからこそひるむことなくスロウスへ向かっていく。襲撃者から見れば、進路妨害をくわだてる相手は自分の機体に比べて細く、二本足では逞しい四本足の馬力に適うまい。そう決めつけて鉄面で激突し、結果、クダンはスロウスに鉄の面を掴まれ、全体重をぶつける機会を与えられぬまま、向かっていた体重の行く先を捻じ曲げられる。そうなると機体の重心は大いに傾き、後ろ脚が浮かされ、四つ脚の利点がなくなり、横っ腹から地面を滑走し、搭乗者は投げ出された。
 左右のクダンは同胞を見捨てる。一方は鉄面の上部から延びる盾に刻んだ銃眼あなに機関銃を突っ込んで、もう一方は、鉄面の広い額の裏で空気式の砲身を抱える。
 スロウスは食い縛った歯列から蒸気を噴出し、横たわるクダンから鉄面を引っ張る。金属の帯で頭蓋骨に巻き付け、さらに帯を鋲で固定していた鉄面は強引に剥ぎ取られる。防具簒奪さんだつは迅速に急激に果たされ、最後に帯が鋲ともどもクダンから外れた瞬間の勢いは、引っ張った弓の弦を手放したときのような力を生み出す。
 スロウスは略奪の反動を利用して、鉄面を振り投げた。
 手放された鉄面は回転しながら機関銃を背負うクダンの騎手に直撃した。
 騎手は片手に、ケーブルでもって巨体と接続するジョイスティックを握っており、それが引っ張られるのに合わせて、クダンそのものが急速に左へ向く。手放すまいとする持ち主に、反射的に引き金を握りしめられた機関銃は、放つ弾丸でもって、コロンビーナの体表を打ち鳴らし、やがて並走していた同胞のクダンの横っ腹に小さな穴をあける。
 身内の射撃に横を突かれたクダンに乗る同胞は、空いた手に掴む手綱を引き寄せ、持ち手のジョイスティックのボタンを操作し、クダンに前足を上げさせ、急停止。
 最初に襲われたクダンの乗り手は、やっと地面から起き上がり、けれどもスロウスに頭を捕まれ、顔を地面に叩きつけられ、眠りに落とされた。
 投擲とうてきされた鉄面を受けた騎手は、車などの座席を転用したくらに舞い戻るが、すでに背後にいたスロウスに後頭部を鷲掴みにされると、騎乗するクダンの鉄面裏に強い力で押し付けられ、豪速でキスをする結果となる。威力は人の身には苛烈で、額のほうがより鉄板に急速に親密に触れ、揺さぶられた脳がシャットダウンした。
 スロウスは二人目の犠牲者を放置せず、振り返りざまに犠牲者そのものを投擲とうてきして、後方から迫っていた連中の足元へと転がした。
 新手の彼らは、ギリースーツに似た布の端切れをいくつも重ね合わせた外套がいとうとありきたりで危険な火器で集団の見た目に統一感を生み出す。
 そんな連中の先頭の人物が、何やってんだよマンブルズ! と叱責しっせきする。
 それに返したのはクダンに乗る騎手の最後の生き残りで、コロンビーナからの銃撃もあり、手にした爆弾を投げる機会がないまま言い返す。

「うるせぇバッグベアーズ! お前らこそ援護が遅いんだよ!」

 マンブルズの騎手は、ちょうどコロンビーナの列からは鉄面によって守られる位置にいた。だからこそ爆弾をしまうと、脇に抱えていた砲身を持ち直し、スロウスに向けてもりを射出できた。
 砲身によって圧縮した空気が飛ばす銛は、スロウスの頭に届く、直前で、骨を張り合わせた大きな手に横から捕らえられる。
 銛の射手はクダンの鞍に下げた矢筒に手を伸ばすが、スロウスが槍投げの要領で返却した銛が矢筒に突き刺さり、手を引っ込めざるを得ない。
 すると、コロンビーナから離れた建物の陰から、別の自警軍の一隊が、隠れながら新手の集団へ射撃を始める。
 バッグベアーズは前列が盾を構えて身構えるが、隙間をくぐった弾丸を浴びる。しかし、彼らはひるんだり痛みを覚える様子を見せても足を止めない。

「金を稼いでいざ逝かんバルハラにッ!」

 バルハラに! と繰り返す集団が持っているのはなたや斧、あるいは槍にクロスボウ。それと、圧縮空気によって物体を射出するガンスプレーだ。
 ソーニャは急ぎコロンビーナへ近づき、手を伸ばしていたマーキュリーに拾い上げてもらう。
 ディノモウにいるレントンはガラス窓に直撃したクロスボウのボルトと、窓のひび割れをみて。俺も虫に入ればよかった、とぼやく。
 主のもとへと急ぐスロウスは飛んできたクロスボウのボルトを鉈で打ち払う。
 バッグベアーズの集団が左右に分断され、その中心から開いた道を瘦身そうしんの大犬が駆け抜け、コロンビーナのほうへと向かう。
 コロンビーナにかくまわれたソーニャは操縦席にある小さな窓を覗き込み、トランシーバーを口元に寄せる。

「ガルム87型-CZ2眷属! 細身な体型にして筋肉量をアップして機動力に割り振ってる。スロウスGO!」

 解説と命令を浴びたスロウスは、飛びかかってきた大犬ガルムの顎に横にした鉈を差し込んで押し留めると、肋骨の浮かぶ横腹に蹴りを突っ込むが、紙一重で逃げられる。ならば、と鉈を突き出すがそれも容易に避けられた。ベアーズの一人は引き金を握ると銃身から金属が弾け飛ぶ。
 本来何も飛び出てはいけないところから弾丸が発射されて、それが周りの仲間二人を巻き込むが。皆、呻くだけに反応を終えて、今度は近接武器を握り、事故を起こした奴が壊れた武装を投げ捨て怒る。

「やっぱり中古の銃と安い弾薬パックじゃ話にならんッ」

「だから言っただろ。銃はともかく、弾薬は課税対象品にしろってな」

 と言ってたら、彼らが隠れみのにする盾に弾丸の時雨が襲い、会話を妨害する。

「畜生ッ、ミッドヒルめ。平気で非買弾薬使いやがって。これが弾丸生産工場を持つ奴らの強みか……」

 襲撃者が不満をこぼすだけの一方、ソーニャは、スロウス撤退! と告げる。
 その命令にスロウスは身を引くがガルムは追いかけた。
 ディノモウから放たれる機関銃の掃射がスロウスの逃亡を援護する。
 数発の弾丸を体に受け入れることになったガルムは流石にたじろぎ、引き返すと、今度はバッグベアーズの盾を飛び越え、集団の中に隠れてしまった。









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