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第1章 転生
016 会合(後)
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「まあまあタマちゃん、落ち着きなさい。額面どおりに受け取らないようにな」
「えっ⁉︎」
「よいかなタマちゃん。仮にショーン坊っちゃんを殺そうとする者がいたとする。お館様と同じようにな。じゃが誰かわからん其奴からショーン坊っちゃんを四六時中守れるかな?それがいつまで続くか分からん中を」
「そ、それは、、、、」
「それにじゃ。仮にショーン坊っちゃんを旗頭に決起となれば、領内は内乱となろうな。民を愛したお館様のご意志と反してな。しかもこれが王家に伝われば、下手をするとお家断然となるやもしれん」
ゴクン。
獣人メイドのタマが喉を鳴らした。
「では、先方の望みどおりにショーン坊っちゃんが『死んだ』らどうなるかの?目標達成した奴は、もう2度とショーン坊っちゃんを殺すことはできないだろう?」
「当たり前じゃないですか!それでも坊っちゃんを殺すなんてぜったいできません!!」
いきりたつ獣人メイドのタマの肩をさすりながら薬師ルキアが言った。
「タマちゃん、ショーン坊っちゃんが死んだことにすればええんじゃよ」
「えっ⁉︎それは一体…」
「えっ⁉︎」
「よいかなタマちゃん。仮にショーン坊っちゃんを殺そうとする者がいたとする。お館様と同じようにな。じゃが誰かわからん其奴からショーン坊っちゃんを四六時中守れるかな?それがいつまで続くか分からん中を」
「そ、それは、、、、」
「それにじゃ。仮にショーン坊っちゃんを旗頭に決起となれば、領内は内乱となろうな。民を愛したお館様のご意志と反してな。しかもこれが王家に伝われば、下手をするとお家断然となるやもしれん」
ゴクン。
獣人メイドのタマが喉を鳴らした。
「では、先方の望みどおりにショーン坊っちゃんが『死んだ』らどうなるかの?目標達成した奴は、もう2度とショーン坊っちゃんを殺すことはできないだろう?」
「当たり前じゃないですか!それでも坊っちゃんを殺すなんてぜったいできません!!」
いきりたつ獣人メイドのタマの肩をさすりながら薬師ルキアが言った。
「タマちゃん、ショーン坊っちゃんが死んだことにすればええんじゃよ」
「えっ⁉︎それは一体…」
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