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幕間:大陸統一への戦略
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ゼクウはシエルと大陸統一の戦略を練っていた。シエルは魔国軍の魔法部隊隊長であり、軍事顧問でもあったのだが、魔族の宿敵パルマ家の一人であるため、兵士からは警戒されていた。だが、日々の魔法構文の教義と国境線での大勝で、徐々に信頼されるようになっていた。
「シエル殿、ソフィア王妃は王国の掌握は困難と話したのですね」
「はい、殿下。パルマ家ですが、エドワードとは敵対関係ですが、本来は王家をサポートする家系です。王が別の人物に変われば、再び王家をサポートするはずです」
「シエル殿ではパルマ家の説得は難しいのですか?」
「ご存知かと思いますが、パルマ家の当主は代々女性が務めております。現当主は私の母ですが、私の言うことはまるで聞いてはくれません。次期当主の妹も、私をバカにしておりまして……」
「はは、左様ですか」
「ただ、エルザ様とソフィアとアナで説得すれば、上手く行く可能性が高いです。母はエルザ様のことを大層買っておりました。また、妹はジュニア時代からずっとソフィアとアナに憧れておりましたので」
「そうですか。本来は女性を守るべきが男の生き様と私は思っておったのですが、我らは女性に頼ってばかりですな」
「仕方ないです。私はエルザ様どころか、アナにもソロでは全く勝てないのですから……」
「アナスタシア殿もお強いのですか?」
「はい、学園を首席で卒業しています。ソロでは石化前のエルザ様をも凌ぐ強さでした」
「何と。やはり女性には勝てませんね」
「まったくです」
「シエル殿、ソフィア王妃は王国の掌握は困難と話したのですね」
「はい、殿下。パルマ家ですが、エドワードとは敵対関係ですが、本来は王家をサポートする家系です。王が別の人物に変われば、再び王家をサポートするはずです」
「シエル殿ではパルマ家の説得は難しいのですか?」
「ご存知かと思いますが、パルマ家の当主は代々女性が務めております。現当主は私の母ですが、私の言うことはまるで聞いてはくれません。次期当主の妹も、私をバカにしておりまして……」
「はは、左様ですか」
「ただ、エルザ様とソフィアとアナで説得すれば、上手く行く可能性が高いです。母はエルザ様のことを大層買っておりました。また、妹はジュニア時代からずっとソフィアとアナに憧れておりましたので」
「そうですか。本来は女性を守るべきが男の生き様と私は思っておったのですが、我らは女性に頼ってばかりですな」
「仕方ないです。私はエルザ様どころか、アナにもソロでは全く勝てないのですから……」
「アナスタシア殿もお強いのですか?」
「はい、学園を首席で卒業しています。ソロでは石化前のエルザ様をも凌ぐ強さでした」
「何と。やはり女性には勝てませんね」
「まったくです」
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