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三章
ユートの勧誘
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「また来いよユート。クーちゃんと一緒に。約束だからな」
「ああ、また来るよ。チコも元気でな」
クロノリヤの結界石の前、旅支度を終えた俺とクシナダをチコ達が見送りに来てくれた。チコとアムルス親子、クリスティーネに猫達。まったく、みんなして暇人だな。
「チコちゃん、また来るね!」
「おう、待ってるからな、クーちゃん」
「うん!」
チコの後ろからケイトとエレインがクシナダに駆け寄る。
「クーちゃん、また遊ぼうね」
「次はもっとゆっくりしていってね」
「うん、ケイちゃんも、エレちゃんもまたね」
ちびっこ4人を眺めていると、アムルスが俺の方に近づいてきた。何も言わず俺を見つめてくる。
「……どうした?俺の顔に何かついてるか?」
「いいえ」
アムルスは首を振って微笑む。
「少し前まではこんな穏やかな日々が、私達に訪れるとは思っていませんでした」
「後悔してんのか?」
アムルスがまた首を振る。違うみたいだ。
「私達に脅えていたはずなのに、私達を受け入れる。人の子は不思議なものだと、そう思うのですよ」
「まあ、言葉が通じなかったら怖がるかもな。お前の牙凄かったもんな」
初対面の時は暗くてよくわからなかったけど、獣人になる前、剣狼だった時のアムルスの牙はその名の通り長かった。しかも魔力で伸縮自在。話しかけてくれたからよかったものの、初対面の時にそのまま攻撃されてたらどうなってたか。
「でもさ、言葉が通じるし、会話もできる。意思の疎通ができれば受け入れるんじゃねえか?」
「そうかもしれませんね。だからこそ人の子は不思議だと思うのです」
「そういう風に思えるんなら、お前も十分人の子だと思うけどな」
例え元が魔獣だったとしても、人の子の里に馴染んでるじゃないか。
俺の言葉にアムルスが驚き、そして嬉しそうな笑顔を浮かべる。
「ユート」
「ん?」
アムルスが右手で俺の頬に触れる。
「また会いましょう。きっとですよ」
「ああ、もちろん。な?クシナダ」
俺とアムルスの会話を静かに聞いていたクシナダに声をかける。
「うん!アムちゃん、また来るからね」
「ええ、待っていますよ」
元気よくクシナダが返事をし、アムルスがクシナダの頭を撫でる。アムルスが下がり、代わりにトトが近寄ってきた。
「ユート、御子様」
「トトちゃん!」
晴れやかな顔でトトが俺達を見上げてくる。
「ボクらはここで一生懸命生きるよ。だから、また会いに……」
別れの挨拶をしてくるトトに、俺は右手のひらを突きつける。話を中断させられて、トトが目を見開いた。俺は笑いながらクシナダに聞いてみる。
「クシナダ、ずいぶんトトと仲良くなったな?」
「うん!」
「昨日も抱っこして寝てたもんな」
「えへへー、トトちゃんあったかかったもん」
クシナダ軍団を結成するくらい、猫達はみんなクシナダに懐いていた。その中でもトトは特別懐いていたように思う。昨夜から考えていたことを、俺はトトに提案することにした。
「トト、お前俺達と一緒に来ないか?」
「……へ?」
間抜けな声を出してトトが戸惑っている。でも気にしない。
「なあクシナダ。トトが一緒に来てくれたら嬉しいよな?」
クシナダも俺の提案に賛成のようだ。こくこくと頷いてはしゃぎ始める。
「トトちゃん一緒!?やったあ!」
「え?あの、御子様!?ちょっと、ユート!?」
「ほら、クシナダも喜んでる。トトさえよかったらの話だけどな」
トト、というより猫達はまだフリーのはずだ。ノクサル氏から具体的な仕事の話もされてないしな。誘うなら今しかない。せっかくクシナダと仲良くなったんだ、マンハイムでも遊び相手になってくれたら嬉しいんだけどな。
トトが両前足を器用に組んで悩んでいる。まあ、いきなり言われたら悩むよな。でも……。
「行こうぜ、トト」
俺はもう一度トトを誘う。
「……いきなり言うなよ」
トトが困ったように苦笑し、そして頷いた。
「仕方ないなあ。これからよろしく、ユート、御子様」
クシナダがトトを抱きしめ、一緒になってぴょんぴょんと飛び跳ねる。力いっぱい抱きしめられてトトが苦しそうにしている。でも、顔は笑っていた。
トトを誘ったのは、単純にクシナダと仲良くなってくれたから。でもそれだけじゃなくて、人の都合でいじくられて、トドメに俺の魔法で魔獣になった。俺は俺自身のためにトトを連れていきたいんだと思う。ほんとなら全員連れていきたいくらいなんだけど、ノクサル氏の面子もあるからやめておく。それでも、この小生意気なトトだけなら大目に見てくれるんじゃないかな。
我ながら情けない理由だと思うし、クシナダをダシに使ったようなもんだよな、実際。
恥ずかしいからさっさと行こうと思っていたら、クリスティーネが話しかけてきた。
「また来なさいよ。今度来た時にはあなたの魔法を見てあげるから」
俺の心を知ってか知らずか、クリスティーネにしては優しい口ぶりだな。
「いいのか?じゃあ、次に来る時は何日かいられるようにするよ」
「ええ、楽しみにしてるわね。クーちゃんも、またね」
「うん!クリスお姉ちゃん、また遊んでね!」
クシナダが嬉しそうに返事をしている。チコもクリスティーネのことをそんな感じで呼んでたっけ。俺がそう呼んだら怒るんだろうな。
「クーちゃん、ほんと可愛いわね。ユート、変なこと教えちゃダメよ?」
こいつ、初めて俺の名前を呼んだと思ったら呼び捨てか。まあいいけど。
「お前、俺のことなんだと思ってんだ?」
「変な子」
さすがエルフ。どっかの誰かと同じこと言ってやがる。言っとくけど俺よりお前らの方がよっぽど変だからな?
「まあいいよ。じゃあ、そろそろ行くわ。またな、みんな」
「また来るね。ばいばーい!」
「あ、待ってよユート!御子様!」
俺達はそれぞれ結界石に魔力を流し、クロノリヤを出発した。まずは街道を目指し、ガレムの森を歩いていく。魔力探知を広げるが、赤い魔力は見つからない。特に危険も無さそうなので、クシナダが転ばないように手をつなぐ。
「御主人」
「んー?」
「楽しかったね」
「そうだな」
ベルセンを出る時にスザンヌに言われたことを思い出す。クシナダが遠出するなんて初めてなんだよな。目いっぱい遊んで、目いっぱい食べて。いつもいい子にしてたから気づかなかったけど、マンハイムで留守番ばっかりさせてて悪かったな。
「また近いうちに来ようか?」
「いいの?お仕事は?」
「もちろんやるさ。でもこれからは休み休み仕事して、こうやってクシナダと遠出できるようにするよ」
依頼の受注制限も、たぶんそういうことなんだろうしな。
「えへへー」
「なんだよ?」
「なんでもないよー」
そんなことを言いながら、クシナダが嬉しそうに笑う。あの変態の思惑通りで複雑だけど、とりあえず感謝しとこう。変態だけど。
休憩しながらしばらく歩き、日が暮れるころにはガレムの森を抜けることができた。来た時と大体同じペースだな。
目印にしている大岩まで歩き、夜営の準備をする。トトは猫なのに猫舌じゃなかったので、晩メシは煮込み料理を作ることにした。エレナンセの料理長が作ってくれた乾燥スープをベースに、鶏肉と野菜を煮込んでシチューもどきを作る。
「ユート、おおざっぱに作っているのに、なんでこんなに美味しいんだい?」
「お前、結構失礼だよな」
「だってほら、ボクらは兄弟だろ?」
「え?御主人って猫ちゃんだったの?」
「違うぞ、クシナダ。それより美味しいか?」
「うん!」
「で?トト。さっきの話の続きをしようか」
「え?ユートの料理がおおざっぱってことかい?」
「その後だ。お前の言い方だと、俺の性格がお前に移ったみたいじゃないか」
「うん、そうだよ?」
「そうだよ、じゃねえよ。俺はお前ほど失礼じゃないっつーの」
俺がそう言うと、トトの代わりにクシナダが答えた。
「んーん。マンハイムのみんなも御主人は失礼だって言ってるよ。あと、天然とかたらしとか……」
あいつら子供の前で何の話をしてるんだ。俺のどこが天然でたらしだ、ちくしょう。
「クシナダ、誰がそんなこと言ってたんだ?」
「えーとね……」
クシナダが指を折りながら何かを数えている。あ、片手じゃ足りないのか?すぐに両手がグーに変わる。クシナダが屈託なく笑った。
「たくさん!」
「ほらみなよ。みんなちゃんとユートのこと見てるんだよ。ボクが失礼なら、やっぱりユートのせいだね」
トトが勝ち誇ったようににやにやしている。ベルセンに帰ったらそれとなく調べてやる……。
「御主人」
「ん?おかわりか?」
クシナダが首を振ってニコッと笑った。
「たらしってなーに?」
お前、絶対知ってるだろ……。
俺は何も言えずに苦笑するだけだった。クシナダとトトはけらけらと笑っている。ちくしょう。
「ああ、また来るよ。チコも元気でな」
クロノリヤの結界石の前、旅支度を終えた俺とクシナダをチコ達が見送りに来てくれた。チコとアムルス親子、クリスティーネに猫達。まったく、みんなして暇人だな。
「チコちゃん、また来るね!」
「おう、待ってるからな、クーちゃん」
「うん!」
チコの後ろからケイトとエレインがクシナダに駆け寄る。
「クーちゃん、また遊ぼうね」
「次はもっとゆっくりしていってね」
「うん、ケイちゃんも、エレちゃんもまたね」
ちびっこ4人を眺めていると、アムルスが俺の方に近づいてきた。何も言わず俺を見つめてくる。
「……どうした?俺の顔に何かついてるか?」
「いいえ」
アムルスは首を振って微笑む。
「少し前まではこんな穏やかな日々が、私達に訪れるとは思っていませんでした」
「後悔してんのか?」
アムルスがまた首を振る。違うみたいだ。
「私達に脅えていたはずなのに、私達を受け入れる。人の子は不思議なものだと、そう思うのですよ」
「まあ、言葉が通じなかったら怖がるかもな。お前の牙凄かったもんな」
初対面の時は暗くてよくわからなかったけど、獣人になる前、剣狼だった時のアムルスの牙はその名の通り長かった。しかも魔力で伸縮自在。話しかけてくれたからよかったものの、初対面の時にそのまま攻撃されてたらどうなってたか。
「でもさ、言葉が通じるし、会話もできる。意思の疎通ができれば受け入れるんじゃねえか?」
「そうかもしれませんね。だからこそ人の子は不思議だと思うのです」
「そういう風に思えるんなら、お前も十分人の子だと思うけどな」
例え元が魔獣だったとしても、人の子の里に馴染んでるじゃないか。
俺の言葉にアムルスが驚き、そして嬉しそうな笑顔を浮かべる。
「ユート」
「ん?」
アムルスが右手で俺の頬に触れる。
「また会いましょう。きっとですよ」
「ああ、もちろん。な?クシナダ」
俺とアムルスの会話を静かに聞いていたクシナダに声をかける。
「うん!アムちゃん、また来るからね」
「ええ、待っていますよ」
元気よくクシナダが返事をし、アムルスがクシナダの頭を撫でる。アムルスが下がり、代わりにトトが近寄ってきた。
「ユート、御子様」
「トトちゃん!」
晴れやかな顔でトトが俺達を見上げてくる。
「ボクらはここで一生懸命生きるよ。だから、また会いに……」
別れの挨拶をしてくるトトに、俺は右手のひらを突きつける。話を中断させられて、トトが目を見開いた。俺は笑いながらクシナダに聞いてみる。
「クシナダ、ずいぶんトトと仲良くなったな?」
「うん!」
「昨日も抱っこして寝てたもんな」
「えへへー、トトちゃんあったかかったもん」
クシナダ軍団を結成するくらい、猫達はみんなクシナダに懐いていた。その中でもトトは特別懐いていたように思う。昨夜から考えていたことを、俺はトトに提案することにした。
「トト、お前俺達と一緒に来ないか?」
「……へ?」
間抜けな声を出してトトが戸惑っている。でも気にしない。
「なあクシナダ。トトが一緒に来てくれたら嬉しいよな?」
クシナダも俺の提案に賛成のようだ。こくこくと頷いてはしゃぎ始める。
「トトちゃん一緒!?やったあ!」
「え?あの、御子様!?ちょっと、ユート!?」
「ほら、クシナダも喜んでる。トトさえよかったらの話だけどな」
トト、というより猫達はまだフリーのはずだ。ノクサル氏から具体的な仕事の話もされてないしな。誘うなら今しかない。せっかくクシナダと仲良くなったんだ、マンハイムでも遊び相手になってくれたら嬉しいんだけどな。
トトが両前足を器用に組んで悩んでいる。まあ、いきなり言われたら悩むよな。でも……。
「行こうぜ、トト」
俺はもう一度トトを誘う。
「……いきなり言うなよ」
トトが困ったように苦笑し、そして頷いた。
「仕方ないなあ。これからよろしく、ユート、御子様」
クシナダがトトを抱きしめ、一緒になってぴょんぴょんと飛び跳ねる。力いっぱい抱きしめられてトトが苦しそうにしている。でも、顔は笑っていた。
トトを誘ったのは、単純にクシナダと仲良くなってくれたから。でもそれだけじゃなくて、人の都合でいじくられて、トドメに俺の魔法で魔獣になった。俺は俺自身のためにトトを連れていきたいんだと思う。ほんとなら全員連れていきたいくらいなんだけど、ノクサル氏の面子もあるからやめておく。それでも、この小生意気なトトだけなら大目に見てくれるんじゃないかな。
我ながら情けない理由だと思うし、クシナダをダシに使ったようなもんだよな、実際。
恥ずかしいからさっさと行こうと思っていたら、クリスティーネが話しかけてきた。
「また来なさいよ。今度来た時にはあなたの魔法を見てあげるから」
俺の心を知ってか知らずか、クリスティーネにしては優しい口ぶりだな。
「いいのか?じゃあ、次に来る時は何日かいられるようにするよ」
「ええ、楽しみにしてるわね。クーちゃんも、またね」
「うん!クリスお姉ちゃん、また遊んでね!」
クシナダが嬉しそうに返事をしている。チコもクリスティーネのことをそんな感じで呼んでたっけ。俺がそう呼んだら怒るんだろうな。
「クーちゃん、ほんと可愛いわね。ユート、変なこと教えちゃダメよ?」
こいつ、初めて俺の名前を呼んだと思ったら呼び捨てか。まあいいけど。
「お前、俺のことなんだと思ってんだ?」
「変な子」
さすがエルフ。どっかの誰かと同じこと言ってやがる。言っとくけど俺よりお前らの方がよっぽど変だからな?
「まあいいよ。じゃあ、そろそろ行くわ。またな、みんな」
「また来るね。ばいばーい!」
「あ、待ってよユート!御子様!」
俺達はそれぞれ結界石に魔力を流し、クロノリヤを出発した。まずは街道を目指し、ガレムの森を歩いていく。魔力探知を広げるが、赤い魔力は見つからない。特に危険も無さそうなので、クシナダが転ばないように手をつなぐ。
「御主人」
「んー?」
「楽しかったね」
「そうだな」
ベルセンを出る時にスザンヌに言われたことを思い出す。クシナダが遠出するなんて初めてなんだよな。目いっぱい遊んで、目いっぱい食べて。いつもいい子にしてたから気づかなかったけど、マンハイムで留守番ばっかりさせてて悪かったな。
「また近いうちに来ようか?」
「いいの?お仕事は?」
「もちろんやるさ。でもこれからは休み休み仕事して、こうやってクシナダと遠出できるようにするよ」
依頼の受注制限も、たぶんそういうことなんだろうしな。
「えへへー」
「なんだよ?」
「なんでもないよー」
そんなことを言いながら、クシナダが嬉しそうに笑う。あの変態の思惑通りで複雑だけど、とりあえず感謝しとこう。変態だけど。
休憩しながらしばらく歩き、日が暮れるころにはガレムの森を抜けることができた。来た時と大体同じペースだな。
目印にしている大岩まで歩き、夜営の準備をする。トトは猫なのに猫舌じゃなかったので、晩メシは煮込み料理を作ることにした。エレナンセの料理長が作ってくれた乾燥スープをベースに、鶏肉と野菜を煮込んでシチューもどきを作る。
「ユート、おおざっぱに作っているのに、なんでこんなに美味しいんだい?」
「お前、結構失礼だよな」
「だってほら、ボクらは兄弟だろ?」
「え?御主人って猫ちゃんだったの?」
「違うぞ、クシナダ。それより美味しいか?」
「うん!」
「で?トト。さっきの話の続きをしようか」
「え?ユートの料理がおおざっぱってことかい?」
「その後だ。お前の言い方だと、俺の性格がお前に移ったみたいじゃないか」
「うん、そうだよ?」
「そうだよ、じゃねえよ。俺はお前ほど失礼じゃないっつーの」
俺がそう言うと、トトの代わりにクシナダが答えた。
「んーん。マンハイムのみんなも御主人は失礼だって言ってるよ。あと、天然とかたらしとか……」
あいつら子供の前で何の話をしてるんだ。俺のどこが天然でたらしだ、ちくしょう。
「クシナダ、誰がそんなこと言ってたんだ?」
「えーとね……」
クシナダが指を折りながら何かを数えている。あ、片手じゃ足りないのか?すぐに両手がグーに変わる。クシナダが屈託なく笑った。
「たくさん!」
「ほらみなよ。みんなちゃんとユートのこと見てるんだよ。ボクが失礼なら、やっぱりユートのせいだね」
トトが勝ち誇ったようににやにやしている。ベルセンに帰ったらそれとなく調べてやる……。
「御主人」
「ん?おかわりか?」
クシナダが首を振ってニコッと笑った。
「たらしってなーに?」
お前、絶対知ってるだろ……。
俺は何も言えずに苦笑するだけだった。クシナダとトトはけらけらと笑っている。ちくしょう。
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