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第2章
17.覚悟を決める時が来たようね(side:スージー)
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スージーはエクレアの体質……取り込んだ毒を解毒する体質は知っている。
検証に付き合ったのだから知っている。
一見すれば魔力や体力を代償に身体を活性化させる強化術の一つ、自己治癒力を高める『治癒功』にみえるも、怪我の治癒力は高まらない。
体内に取り込んだ毒を解毒するのみにしか働かない彼女固有な異質の力。
かつて魔王を倒した勇者……異世界から召喚された勇者のみが持つという『チート能力』のような異質の力……
彼女は勇者として目覚めたのか………
あるいは、勇者の対なる同格の存在である魔王へとなり果てたのか………
可能性とすれば『後者』だろう。
とてもとても破滅的な思考は勇者ではなく“魔王”のそれだ。
それを自分ではなく世界に向けたら、“ナニカ”がエクレアの振りをやめたその瞬間に世界は滅ぶ。
躊躇なく滅ぼしにかかる。
それこそ“魔王”として顕現するだろう。
特に今の情勢……
王都では無能な馬鹿息子を王太子に据えている国王の采配によって不穏な空気が渦巻いている。
馬鹿王太子と共に甘い汁を吸おうと企む横梁や未来を憂いて正そうとする正直者、さらに混乱を煽って互いに争わせようとしての漁夫の利狙いなど……
とにかく不穏な空気が漂っていた。
「………………覚悟を決める時が来たようね」
エクレアなら魔石の『瘴気』を打ち消しつつ魔石の性質のみを体内に取り入れるだろう。
死のデメリットを打ち消し、メリットだけを手にする。
もう成功が保障されたようなものだ。
なのに相談へ来たというのだ。
試されているのだろう。
お前は私を認めるのか、認めないのか……
受け入れるのか、受け入れないのか……
『敵』となるか、『味方』となるか……
今この場で決めろっと
受け入れるに決まっている。
エクレアは娘だ。
血は繋がっていなくとも娘だ。
ナニになっていようと娘だ。
「いいわ。もう逃げるのはやめて目から背けてきた国の闇と戦うわ。貴女の道にも付き合ってあげる。貴女が……国が……世界が破滅を望むというならもうとことんまで付き合ってあげる!」
後悔はしたくない。
エクレアが地獄へと落ちる……すでに『借金地獄』に落ちてるけど、さらなる地獄めぐりの旅を行うというならとことんまで付き合おう。
共に責任を背負おう。
そう思いながらレシピをみながら赤ペンを取り出し。
「まずは駄目だし。こんなの魔石の成分が劣化するじゃない。だから処置はこのようにしてその際は……ぶつぶつ」
容赦なく訂正を入れていくスージー。
がりがりと何かに取りつかれたかの如く修正や訂正を追記していき、やがて……
「うふ、これもしかしたら魔力ブースト薬としてもいけるんじゃないかしら……?
この製法を付けると上昇率こそ少ないけど副作用はほとんどでないからいざという時の切り札に……」
途中からマッド気質が顕現してしまい、変な方向へ暴走をはじめたようだ。
スペースがもうないからといって裏面や新しい紙も使ってびっしりと理論を埋め始めていった。
そんな彼女の暴走はいつものことであり、不穏な空気を感じて様子を見に来たギルド内の面々は『またか』の一言だけ残して立ち去るという特に問題の起きない……
しいていうならこの日の夕方にボロゾーキンが逃げるようにして村から去っていった程度の、いつも通りな日常が過ぎていった。
……………………
こうしてスージーに相談してから数日後
エクレアの元には、びっしり赤ペン訂正が入ってから返品されたレシピが届いていた。
それをみたエクレアはというと……
「なぁにこれぇ?」
戸惑っていた。とにかく困惑していた。
「えっと……魔力アップの薬って味噌に魔石埋め込んでた時にふと『そういえばあるゲームの魔法って魔石から抽出する形で覚えてたっけ』っと思い出して物は試しで考えたレシピなのに……
できたのはどう考えても『飲んだもの絶対殺すマン』な『殺意の塊』のデスポーションなのに…………
毒無効な私でも生き残れる自信ないから危険性を極力少なくしてってお願いしたつもりで渡したのに、なんで『殺意に殺意をかけ合わせる』かのような方向性で修正してきてるの??
こんな人の道を踏み外す悪魔の薬を作ろうとする悪い子は狂い死ねってメッセージなの???シンジラレナーイ!!!」
そう、返ってきたレシピはどう考えても『し ぬ が よ い』としか言いようのない『殺意に殺意を重ね合わせた』レシピだったのだ。
あまりにもな容赦ない修正内容に寒気が走る。
よってこの案は取り消そうと思ったが……
「いやでも大丈夫かな……どうせ」
“モウスデニクルッテイルノダカラサラニクルウモナニモナイシネ……”
殺意に殺意を重ねる事はできても最初から狂ってる者に“狂気”を重ねても意味がない
SAN値が最初から0ならどれだけ削っても0のまま固定であるように…………
正気のまま狂っているエクレアにとって、殺意マシマシ悪意マシなんてただの障害なのだ。
障害は潰す!
踏み潰す!!
踏み潰して砕く!!!
どんな障害だろうと……踏みつぶすのみ!!!
分の悪い賭けは嫌いじゃない!!!!
「よし決定。冬場は薬草も育ちにくくなるし、危険な奥地への遠征も回数減るから薬師としての仕事は縮小。家で勉強をしつつ生存率を少しでも高めるため訓練所に顔出す回数増やして身体能力そのものを鍛える事にしよっか。
それに今まで突っ走ってばかりでお母さんと一緒に過ごす時間取れなかったから冬の間ぐらいは甘えちゃうのもいいかな~一緒にお弁当とか作って訓練所で皆と一緒に食べるっていうのも」
正気なのか正気でないのか……
『正気のまま狂っている』エクレアはとにかく様々なところがあやふやであったが決意した。
生きるか死ぬか……力を得るか死ぬかの『DEAD OR ALIVE』上等な薬
猫仙人様の超神水を飲む決心をしたのである。
それは自分の意思なのか、そうでないのか……
わからないまま………
ワカラナイ………ママ……
ママ……
ママ……
浸食は順調に進んでいた
しかし……物語は始まらない。
その時はまだ迎えない……
覚醒の時はまだなのだから………
…o……u…の目覚めは……
m……k………
検証に付き合ったのだから知っている。
一見すれば魔力や体力を代償に身体を活性化させる強化術の一つ、自己治癒力を高める『治癒功』にみえるも、怪我の治癒力は高まらない。
体内に取り込んだ毒を解毒するのみにしか働かない彼女固有な異質の力。
かつて魔王を倒した勇者……異世界から召喚された勇者のみが持つという『チート能力』のような異質の力……
彼女は勇者として目覚めたのか………
あるいは、勇者の対なる同格の存在である魔王へとなり果てたのか………
可能性とすれば『後者』だろう。
とてもとても破滅的な思考は勇者ではなく“魔王”のそれだ。
それを自分ではなく世界に向けたら、“ナニカ”がエクレアの振りをやめたその瞬間に世界は滅ぶ。
躊躇なく滅ぼしにかかる。
それこそ“魔王”として顕現するだろう。
特に今の情勢……
王都では無能な馬鹿息子を王太子に据えている国王の采配によって不穏な空気が渦巻いている。
馬鹿王太子と共に甘い汁を吸おうと企む横梁や未来を憂いて正そうとする正直者、さらに混乱を煽って互いに争わせようとしての漁夫の利狙いなど……
とにかく不穏な空気が漂っていた。
「………………覚悟を決める時が来たようね」
エクレアなら魔石の『瘴気』を打ち消しつつ魔石の性質のみを体内に取り入れるだろう。
死のデメリットを打ち消し、メリットだけを手にする。
もう成功が保障されたようなものだ。
なのに相談へ来たというのだ。
試されているのだろう。
お前は私を認めるのか、認めないのか……
受け入れるのか、受け入れないのか……
『敵』となるか、『味方』となるか……
今この場で決めろっと
受け入れるに決まっている。
エクレアは娘だ。
血は繋がっていなくとも娘だ。
ナニになっていようと娘だ。
「いいわ。もう逃げるのはやめて目から背けてきた国の闇と戦うわ。貴女の道にも付き合ってあげる。貴女が……国が……世界が破滅を望むというならもうとことんまで付き合ってあげる!」
後悔はしたくない。
エクレアが地獄へと落ちる……すでに『借金地獄』に落ちてるけど、さらなる地獄めぐりの旅を行うというならとことんまで付き合おう。
共に責任を背負おう。
そう思いながらレシピをみながら赤ペンを取り出し。
「まずは駄目だし。こんなの魔石の成分が劣化するじゃない。だから処置はこのようにしてその際は……ぶつぶつ」
容赦なく訂正を入れていくスージー。
がりがりと何かに取りつかれたかの如く修正や訂正を追記していき、やがて……
「うふ、これもしかしたら魔力ブースト薬としてもいけるんじゃないかしら……?
この製法を付けると上昇率こそ少ないけど副作用はほとんどでないからいざという時の切り札に……」
途中からマッド気質が顕現してしまい、変な方向へ暴走をはじめたようだ。
スペースがもうないからといって裏面や新しい紙も使ってびっしりと理論を埋め始めていった。
そんな彼女の暴走はいつものことであり、不穏な空気を感じて様子を見に来たギルド内の面々は『またか』の一言だけ残して立ち去るという特に問題の起きない……
しいていうならこの日の夕方にボロゾーキンが逃げるようにして村から去っていった程度の、いつも通りな日常が過ぎていった。
……………………
こうしてスージーに相談してから数日後
エクレアの元には、びっしり赤ペン訂正が入ってから返品されたレシピが届いていた。
それをみたエクレアはというと……
「なぁにこれぇ?」
戸惑っていた。とにかく困惑していた。
「えっと……魔力アップの薬って味噌に魔石埋め込んでた時にふと『そういえばあるゲームの魔法って魔石から抽出する形で覚えてたっけ』っと思い出して物は試しで考えたレシピなのに……
できたのはどう考えても『飲んだもの絶対殺すマン』な『殺意の塊』のデスポーションなのに…………
毒無効な私でも生き残れる自信ないから危険性を極力少なくしてってお願いしたつもりで渡したのに、なんで『殺意に殺意をかけ合わせる』かのような方向性で修正してきてるの??
こんな人の道を踏み外す悪魔の薬を作ろうとする悪い子は狂い死ねってメッセージなの???シンジラレナーイ!!!」
そう、返ってきたレシピはどう考えても『し ぬ が よ い』としか言いようのない『殺意に殺意を重ね合わせた』レシピだったのだ。
あまりにもな容赦ない修正内容に寒気が走る。
よってこの案は取り消そうと思ったが……
「いやでも大丈夫かな……どうせ」
“モウスデニクルッテイルノダカラサラニクルウモナニモナイシネ……”
殺意に殺意を重ねる事はできても最初から狂ってる者に“狂気”を重ねても意味がない
SAN値が最初から0ならどれだけ削っても0のまま固定であるように…………
正気のまま狂っているエクレアにとって、殺意マシマシ悪意マシなんてただの障害なのだ。
障害は潰す!
踏み潰す!!
踏み潰して砕く!!!
どんな障害だろうと……踏みつぶすのみ!!!
分の悪い賭けは嫌いじゃない!!!!
「よし決定。冬場は薬草も育ちにくくなるし、危険な奥地への遠征も回数減るから薬師としての仕事は縮小。家で勉強をしつつ生存率を少しでも高めるため訓練所に顔出す回数増やして身体能力そのものを鍛える事にしよっか。
それに今まで突っ走ってばかりでお母さんと一緒に過ごす時間取れなかったから冬の間ぐらいは甘えちゃうのもいいかな~一緒にお弁当とか作って訓練所で皆と一緒に食べるっていうのも」
正気なのか正気でないのか……
『正気のまま狂っている』エクレアはとにかく様々なところがあやふやであったが決意した。
生きるか死ぬか……力を得るか死ぬかの『DEAD OR ALIVE』上等な薬
猫仙人様の超神水を飲む決心をしたのである。
それは自分の意思なのか、そうでないのか……
わからないまま………
ワカラナイ………ママ……
ママ……
ママ……
浸食は順調に進んでいた
しかし……物語は始まらない。
その時はまだ迎えない……
覚醒の時はまだなのだから………
…o……u…の目覚めは……
m……k………
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