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番外編
出張 3 ※
しおりを挟む『顔が少し赤いみたいだけれど···どうしたの?』
「·········」
気づいている癖に、と真尋は無言でスマホに映る海里を瞳を細め恨めしく見つめた。
そんな真尋の視線を受けクスクスと笑うと、
『俺は嬉しいよ。真尋が寂しがってくれて』
「···そうだよ!海里の声を思い出してたら···勝手に躰が···」
顔を赤らめながら一人慰めていた事を白状する。
「···だから···もう電話、切っていいだろ?」
中途半端に熱を持った躰を何時までも放っておけない。
『どうして?』
まだ切らせない、と海里の強い意志を感じる声に真尋は狼狽えた。
「どうしてって···。こんな状態のまま海里と話しなんて出来ないし···。いくら寂しくっても会えないんだから···」
真尋の言葉に海里は爽やかな笑みを浮かべると、
『真尋に触れなくてもイかせてあげるから、そのまま続けてごらん』
耳を疑う事をさらりと言ってのける。
「······え?な···に···言って···」
動揺した真尋の声が上擦る。
『そのままじゃ辛いよね···。見ててあげるからシテごらん······ほら、真尋?』
甘い声と熱を帯びた視線を感じ、ゾクリと欲情が走り抜けた。
『いつも俺がしてあげているみたいに、空いてる手で服の上から胸の突起を探すように撫でて···』
画面越しに快楽に溺れる様を見られながら声で愛撫される背徳感に、真尋の中に眠る欲情が煽られる。
真尋は自分の顔が映るように調節しながら、マクラにスマホを立てかけた。そして再び半身に指を絡ませ自身のまださめていない熱を感じながら、スマホを手放し空いた手は海里に言われるままパジャマの上から胸の辺りを探るように指を滑らせた。
『見つけてほしくて、すぐに硬くなるから···ほら、指に引っかかった?』
「···んっ······っ···」
布越しの探る指の動きはむず痒い触覚を生み出し、海里の言葉通りもっと弄られたいとピンっと勃ちあがった胸の尖りが指に触れる。
『優しく撫でて······物足りなくなってきたら、爪をたてて刺激して···いつもシテあげてみたいに···ね、真尋···』
円を描くように優しく撫ぜていた指の動きを止め、爪で弾くように胸の突起を刺激した。
「···ぁっ······んっ···っつ······」
『気持ちいい?···真尋···』
薄く開いた唇から甘い吐息を零し、意識が快楽を追い求めるように頬を紅潮させぼんやりとしている真尋に問いかける。
「ん···」
無意識に真尋は返事を返す。
短く返事をする真尋を可愛い···と、顔をほころばせながら海里はスマホの画面の中で快楽に酔いしれる真尋の表情を見つめる。
本当は今すぐにでも帰り、この手で真尋の躰に触れたい······
切なそうに海里はスマホの画面の真尋にそっと触れる。
恥ずかしがって切られてしまうかと思っていた電話を切られなかったのは嬉しかったが、こんなに誘う表情をしているのに触る事が出来ないとは···残念、と少し寂しい表情を覗かせた。
「······海···り···?」
言葉が途切れた事に気づいた真尋は、問いかけるように快楽の微熱で潤んだ瞳を画面に向けた。
『ああ···、ごめんね。真尋の感じてる顔が可愛いくて···。もっと···俺の声、聞きたい···?』
笑みを浮かべながら聞いてくる海里に、真尋は顔を赤らめながらシーツに顔を隠す。なんだか、自ら海里にもっと声でシテ欲しいと催促したみたいだ。
『···真尋···顔、隠さないで···。俺は真尋が俺の声で感じてくれて嬉しいよ。だから···見せて···』
「······」
海里の優しくお願いされるように囁かれる声に弱く、どんなに恥ずかしくても彼の言葉に従ってしまう。
真尋は伏せていた顔をゆっくりとあげた。
『続き···シテあげる···』
海里の声が甘い痺れと共に半身に響く。その言葉だけでゾクリと淫靡な期待が駆け抜けた。
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漁師の仕事は多岐にわたる。
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漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
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