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番外編
料理中··· 3 ※
しおりを挟む臀部に垂らされた液体が肌を伝っていく。
「ん···冷た······」
「すぐに冷たいのなんか、感じなくなるから···」
海里は瓶を置くと、オイルに濡れる臀部を撫でた。オイルが肌の摩擦を無くし、滑らかに真尋の弾力のある双丘を海里の掌が内側から外側へ向けて円を描くように撫であげる。
マッサージをされているようで、気持ちが良い。
「···はぁ···ぁっ···」
小さな吐息を洩らしながら、真尋は上半身をキッチンカウンターに預けるように躰を伏せ、腰だけを突き出すような姿勢を自然ととっていた。
「えっちな格好だね···」
うっとりと真尋の色香に酔いしれた表情でぽつりと海里は呟いた。
真尋は益々、顔を伏せるように腕で隠す。
「·······真尋、それだと余計にお尻だけ突き出す格好になるんだけど···」
恥ずかしさを隠したつもりが、余計に痴態を晒す格好をしてしまった真尋の姿に苦笑しつつも、くすりと笑いが溢れる。
「っ!······笑うな···よ···」
自分の格好に気づいた真尋はハッとした後、海里の方へと顔だけ向け、不服そうな視線を送った。
「ごめん、ごめん···可愛いなって思ったから···ほら、気持ち良くしてあげるから機嫌直して···ね?」
双丘の膨らみを撫でていた海里の指が谷間へと移動していき、オイルに濡れた指で優しく撫でながら秘孔まで辿り着いた。
閉ざされた入口を解すように円を描くように愛撫する。
「······ん···」
もどかしく擽ったい愛撫に真尋は身を僅かに捩った。
確かに優しい愛撫は気持ちが良いが、求めるのはもっと奥の ──··
真尋の躰で示した声に応えるように海里の中指がオイルの滑りを借りて入り込んだ。細くても異物としての存在感は淫らな快楽を呼び起こす。
「んっ···ん······っ···ぅ·····」
何度も指を入口付近で動かされ、真尋の唇からは切ない吐息が聞こえる。
「気持ちいい?ゆっくり···準備してあげる···」
首筋に口づけながら海里は囁いた。その言葉通り、指を前後に動かすだけで、もどかしい愛撫が続く。
「か···いり····も···それ嫌だ···」
焦れったい愛撫では物足りない。もっと指を増やし、中を淫らに指で侵されたい。何時ものように前立腺を弄って···快楽を高めるように虐めて欲しい···。
快楽への期待が真尋の表情に艶っぽさが加わる。
「いつから真尋はそんなに上手にお強請りするようになったんだろうね···」
真尋の表情だけで理性が外れそうだ、と海里は嬉しそうな甘い笑みが唇に浮かぶ。
「それはっ···海里がいつも意地悪するから···」
もっと刺激が欲しいギリギリを攻めるお陰で強請る羽目になってるだけだよ!と悔しそうな瞳で海里をジロリと見た後、プイッと顔を正面に戻した。
だけど──··
気持ち良いからだけじゃない
「·····早く···海里を感じたいから···愛されてるって··感じられるから···だから···」
言っていて恥ずかしくなったのか、真尋は耳まで赤く染めながら再び顔を腕の中に隠すようにキッチンカウンターに突っ伏した。
「······うん、知ってる」
頭を優しく撫でながら海里は幸せそうな笑みを浮かべた。知ってはいたが、こうして恥ずかしがりながらも言葉で懸命に伝えようとする真尋の姿が堪らなく愛おしく感じる。
「意地悪してごめんね···」
そう言いながら海里は指の向きをぐるりと回し、硬く膨らんだ前立腺に触れた。
「っ·····」
短く息を詰め、ビクッと躰を震わせる。指で撫ぜられる度にゾクゾクと下腹部に甘い疼きを感じ、真尋はその快楽に耐えるように四肢に力が入る。
「···っ···んっ···ぁ····」
吐息に混じり甘い声が滲んだ。
海里は人差し指も加え、二本の指で前立腺を愛撫しながら時折、指の間を広げるように入口を解していく。
「真尋の後孔、すっかり解れたね···下準備は終わりにしようか?」
指を引き抜きながら耳元で囁くように問いかけられ、真尋はコクンと小さく頷く。
「は···やく···海里ので···俺の中··掻き回して····」
熱く滾った海里の雄を思い浮かべてしまった真尋の中が求めるようにキュン··と収縮する。
「真尋が欲しいものは···」
コレだよね···といつの間にか前を寛げ、欲情し硬くなった自身を真尋のヒクつく後孔に押し付けた。
「····あっ······」
早く欲しいと吸い付くように反応する。
大好きだと全身で言われているみたいだ···と、海里は胸が満たされた幸せいっぱいの表情で真尋を見つめた。
「挿れるよ···」
囁やかれる海里の熱を帯びた声が自分に欲情していると分かり、腰に甘い痺れが広がる。疼きを感じながら海里の硬い欲望が自分の中へと入ってくるのを待ち望んだ。
早く満たされたい。
熱く欲情したモノで奥まで突いて乱して欲しい···。
熱のこもった吐息からそんな想いが伝わるが、海里は真尋の躰を気遣うようにゆっくりと腰を進めた。
「んっ···っつ···」
自分の躰を気遣い慣らしながら挿れてくれていると分かってはいるが、ゆっくり挿れられる方がいけない場所に入り込む背徳感を感じてしまい、余計に淫靡な気持ちが高揚してしまう。
「···海···里····か···いり······」
もっと奥までいっぱいにして欲しいと、真尋の唇が何度も切なそうに名を繰り返す。
温かく絡みつく内壁の心地よさに耐えながら、海里は優しく真尋の髪を撫でた。そして真尋の耳元に唇を寄せ、甘さを含んだ魅惑的な声で囁いた。
焦らないで···
いま···いっぱい掻き乱してあげるから···
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