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ーーーーーーーーーーーーー4年後

なんで急に時間が飛んだかって?
そりゃ…
作者の都合さ!!(*`ω´*)ドヤッ
「お父様お父様!!私学校行っていいんだよね!?」
「…お…おぉ。」
私は珍しく家に帰っていた。
なぜかというと~
私はついに学校に通えるのだ~
「今までタール様と国王陛下を説得して良かったぁ…」
「な…なぁシュルク。学校行くのやめないか?父様もシュルクが学校に行くのは反対だ。」
「何故?私ちゃんと令嬢するよ?」
「…今までしてなかったのか?タール様にどんな醜態を見せたんだ…」
「ソコハキニシナクテイイノデス…」
そうそう
私の方が被害者なのだ
餌付けは毎日されるし…お風呂にも入ってこようとするから全部撃退して…
大変な毎日だったぜ…
「シュルク、ちゃんとお勉強してきます!!」
「…タール様も通うんだったよな?お前に合わせて…」
「うん。クラスは違うと思うけど…」
「は?違うとでも思ってるのか?相手は王子だぞ?権力使ってでも同じクラスにするだろ。」
「え?年齢違うよ?」
うんうん
3歳差だよ?
さすがにクラスは違うってw
「嘘…でしょ。」
学校についた私は思わずフリーズした。
だって…同じクラスだったんだもん!!
特別クラスって何!?
クラスメイトがタール様しかいないよ!?
「ふふふ。シュルク。どう?」
「タール様。嫌です。一気に学校に通いたくなくなりました。」
「それなら城に引きこもって…」
「なのでクラス替えを望みます。先生に頼んできます。」
私はスタスタと歩いた。
タール様と同じクラス?
そんなのごめんよ
「え?シュルク。待ってよ。」
タール様が追いかけてくるが気にしない。
だって…
絶対引き止めるつもりでしょ
「先生。私特別クラスなんて嫌です。クラス替えをしてください。無理なら特別クラスなんて無くしてください。学校に来てまでタール様と一緒とか嫌です。」
私は職員室につくと一息で言い切った。
「…王命ですから。」
「う…国王陛下なんてことしてくれてんのよ…」
私はその場に座り込んだ。
「仕方ない…」
私は立ち上がると…あるクラスに入った。
特別クラスの隣のクラスだ。
「え?」
「次期王妃様?」
「確か隣の特別クラスじゃなかった?」
「間違えたのかな…」
もちろん
クラスの皆はザワザワした
「皆様。ごきげんよう。」
そんな中私は礼儀正しく挨拶をした。
「「「「「「「「ご…ごきげんよう?」」」」」」」」
そんな時だった。
「シュルク!!」
「げっ…タール様だ…」
「何でここにいるんだ!!」
「特別クラスが嫌だから。」
「あれ…時期国王のタール様よね?」
「シュルク様を追いかけてきたのかしら…」
「シュルク。城に監禁してもいいの?」
「それは嫌。」
私は大人しくタール様に従った。
だって本当に監禁しそうなんだもん…
この王子…
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