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第11章 故郷は設定なので新天地ですよ⁉︎
158話 精霊の存在
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「精霊についてだが…」
アラヤの部屋に、イシルウェを講師とした授業が行われる事となった。
流石に全員は部屋に入れないので、アラヤ達夫婦と配下はハウンのみとなった。チャコと他の皆んなは、隣の部屋でハウンの念話を共有している。
「以前も話したと思うが、精霊は属性毎に存在する。火・水・風・土・光・闇の6種類が存在するが、常に姿を現している訳では無い。普段、精霊達は隣接する別次元の世界に住んでいて、同じカテゴリーの魔素を得る為に此方に現れるのだ」
「魔素が栄養、食糧という事?」
「その通り。自然界のあらゆる場所に魔素は存在するが、魔素にも味があるらしく、水が多くある場所には水精霊が好む魔素があるといった感じで、属性毎に同じ場所に集まりやすい」
「では、この洞窟内には土属性精霊が最も多く集まっているんだね」
「ああ、理解が早くて助かる。少なからず他属性精霊も居るが、普段から現れる事は少ない。だが、ある条件が揃うと乗り気で無い精霊達も顔を出す」
「その条件とは魔法ですね?」
「そう、魔法なんだ。魔法は体内の魔素を練り上げて作った魔力に、術式で属性を組み込んでいくんだったかな?」
「「その通りです」」
当然の様に頷くアヤコとカオリ。アラヤとサナエはその横で知っているフリで頷いた。
「精霊にとって、魔素の集合体である魔力は好物で、魔法に至っては御馳走なんだよ。故に、その場に無い属性だとしても、魔法を使用すれば匂いを嗅ぎつけて精霊達は姿を現すんだ」
「魔法の初級は体内魔力だけで発動できるけど、中級から上になるに連れて詠唱に精霊を呼ぶ祝詞があるのは、精霊の力を借りていたのね。なるほど、合点が入ったわ」
又もや勝手に納得している2人。アラヤとサナエはもはや遠くを見るしか無かった。
「今、この部屋に精霊は居るの?」
「いや、この部屋には居ないね」
それを聞いてアヤコ達は胸を撫で下ろす。彼女達が心配しているのは闇精霊の事だろう。
「魔法を使えば来るのね?」
カオリが試しにと、木皿を取り出してウォータを使用した。
「ああ、現れたよ」
水色の小さな粒が集まって、そこから水色肌の小さな人魚の子供が3体現れた。大きさは5~10センチと個体差がまちまちで、性別は区別し辛く中性的に見える。
「…って、あれ?俺にも見えてるんだけど⁈」
アラヤの目にも、確かに水精霊達が木皿の周りに集まっているのが見えていた。
「ああ、そうか…」
アラヤは、件の時に弱肉強食を使用した事を思い出す。自分を鑑定したら、知らない技能が幾つか増えている。
「精霊視認と、精霊言語を覚えていたようだ」
思い出すと、やはり少し雰囲気が暗くなってしまう。すると、アヤコがアラヤの手をそっと握る。
「それは…オーク達に感謝ですね」
「…そうだね。せっかくだから、念写で姿を皆んなにも分かる様にするよ」
他属性の精霊達も魔法を使用して呼び出し、全ての精霊の姿を念写した。
「か、可愛い!」
「正しくファンタジーね」
「直接見たいですね」
イシルウェが、念写された木板を使い、細かい説明を始める。
「妖精は属性により性格が違うんだ。先ずは火属性精霊…」
火精霊は、姿が裸の子供で、頭髪が炎になっている。性格は短気で好奇心旺盛。
水精霊は、姿が人魚の子供で、下半身が魚である。性格は普段は大人しいが、変わりやすい。
風精霊は、姿が背に4枚の虫の羽を生やした子供で、最も精霊の想像に近いと思う。性格は楽天的でのんびり屋。
土精霊は、姿が男ドワーフを小人にしただけの様で、三角帽子を被った髭長おじいちゃんだ。性格は頑固で我儘。
光精霊は、姿が肌が白い赤ちゃんで、目が大きく黒眼である。性格は無垢で素直。
闇精霊は、姿が半蛇人の子供で、下半身が蛇である。性格は陰気で寂しがり屋。
「精霊は、その性格もだけど、相性があるんだ。以前、エルフとドワーフの相性は教えたよね?君達にも当然相性があるんだけど、3人は特に闇精霊に好かれている様だね」
3人と言うのは、アラヤ・アヤコ・カオリの魔王達だ。現れた3人の闇精霊達は、それぞれの肩に乗りこちらの様子をオドオドと見上げている。
「こんなに臆病みたいにしているのに、あの時は何故、俺に幻覚を見せたりしたのだろう?」
「闇精霊は、数が少なければ隠れるばかりで何もしない。だが数が多くなると、気が大きくなり一変してしまうんだ」
弱者も集まれば強気になるって事か?
「だからと言っても、相性が良い相手に悪戯するとは…」
「これはおそらくだが、精霊達は君に気付いて欲しかったのだろう。我々エルフでも、精霊視認出来ない者が居て、やはり稀に風精霊に悪戯を受けていたのを見た事がある」
構って欲しくて悪戯を?好きな女子に悪戯する勘違い男子かよ。ハァと溜め息をつき、肩の闇精霊の頭を指で突いてみる。
『あう…』
闇精霊は突かれた頭を抱え、涙目でこちらを見る。指に触感は無かったのだが、確かに触れたという実感だけが残る。
「今は視認できる上に、言語も理解できるのなら、精霊達は魔力を条件に願いを聞いてくれる筈だよ」
「もう害は無いという事?」
「絶対とは言い切れないが、余程の事が無い限り従ってくれるだろう。例えで考えるなら、君達より闇精霊に好かれる者が現れた場合なら、其方に味方する可能性があるという事だね」
「なるほど…」
闇精霊を味方にする…か。また暴走してしまいそうな気がして怖いな。
「あの、私が放った魔法を、精霊が消したのはどういう…?」
「ああ、あのオーク達は土精霊に好かれていたから、土精霊達が阻害したのだろう。この領内は土精霊が多い。土精霊よりも多くの他精霊を集めるか、土精霊に相手より好かれれば、魔法を使用可能だとは思う」
長年好かれているドワーフ達よりも好かれるとは、かなりの難題だと思う。現実的なのは、他属性の精霊を沢山集める方かな。
「うん、為になったよ。ありがとう、イシルウェ」
「ああ、それなら良かった」
講義も終わったので、イシルウェはチャコを迎えに部屋から出て行く。
「…さて、皆んなはどう思う?」
「そうですね。必要だと思います」
「私達も見たいからね」
「サナエちゃん、それだけじゃないよ?ハウン達の事もだよ」
その場に居たハウンは、自分の名が上がり驚く。そもそも何の話かが分からず、彼女はリアクションに困っている。
「今のままでは、皆んなが危険だと思う。もし、俺が暴走した事を想定したら、それを止めるには皆んなも強く無ければいけない」
「ああ、そういう事ね。私も賛成だわ。アラヤが変になると、漏れなくクララも変になる可能性ができたからね」
「変て…、もっと違う言い方が…」
そんなつもりは無いのにと、アラヤとクララは落ち込む。おそらくクララの技能の従獣連鎖が原因だろうと思う。デバフ効果まで連鎖するとは少し考えものだ。
「ハウン、イシルウェとチャコ以外の皆んなを集めて。これから、皆んなに必要な技能を譲渡します」
「は、はい!」
『アラヤ様がお呼びです!皆んな、直ちに集合して下さい!』
ハウンが念話を送ると、皆は慌ただしく部屋へと駆け込んで来た。
ハウンが皆を整列させて正座させる。これだと、先生に生徒指導されている生徒達に見えるな。
「皆さん、これからもアラヤ君の為に仕え続けるつもりなら、今の強さでは逆に足手纏いなのは分かりますね?」
「「「はい、申し訳ありません!」」」
「そこで、貴方達に技能を与える事をアラヤ君が決めました」
「「「恐悦至極でございます!」」」
何だこれ…。軍隊みたいで若干引いてしまう。
「じゃあアラヤ君、カオリさんとキスをして下さい」
「…はい?」
突然の依頼に、アラヤとカオリは固まる。
「ほら、コピーしてから譲渡を繰り返すんでしょうが。さっさと始めなよ?」
サナエに言われて理解が追いつくも、人前で見られながらって、羞恥プレイかよ。
恥ずかしいなと隣を見ると、カオリがやや興奮している様に見えるのは気のせいだろうか?
まぁ、やらなきゃ始まらないのも事実なので、人数分同じ行動を繰り返した。
但し、ハウン達に全ての技能を与えたわけでは無い。必要最低限の耐性と身体強化や全属性魔法を。
後は、オードリーには超感覚等(嗅覚・聴覚・暗視眼・望遠眼)、アスピダには竜鱗防御・ビルドアップ・硬化という様に、各自の職種に合った技能を与えた。
キスのやり過ぎで、カオリが又も、変な気分になっていたが、サナエとクララにしっかりと腕を握られて固定されていた。
「これで準備万端と言えるかは分からないけど、これでやっと先に進める気がする。明日からは寄り道無しで、最北の街コルトバンに出発だ」
アラヤの言葉に全員頷き、各々に準備に取り掛かるのだった。
因みに、アラヤが盾を破壊してしまったアスピダには、バックラーを竜鱗で包んで魔力粘糸で固めた竜鱗の盾(仮)をお詫びとして渡した。前より小さい盾だが、大いに喜んでくれた。
アラヤの部屋に、イシルウェを講師とした授業が行われる事となった。
流石に全員は部屋に入れないので、アラヤ達夫婦と配下はハウンのみとなった。チャコと他の皆んなは、隣の部屋でハウンの念話を共有している。
「以前も話したと思うが、精霊は属性毎に存在する。火・水・風・土・光・闇の6種類が存在するが、常に姿を現している訳では無い。普段、精霊達は隣接する別次元の世界に住んでいて、同じカテゴリーの魔素を得る為に此方に現れるのだ」
「魔素が栄養、食糧という事?」
「その通り。自然界のあらゆる場所に魔素は存在するが、魔素にも味があるらしく、水が多くある場所には水精霊が好む魔素があるといった感じで、属性毎に同じ場所に集まりやすい」
「では、この洞窟内には土属性精霊が最も多く集まっているんだね」
「ああ、理解が早くて助かる。少なからず他属性精霊も居るが、普段から現れる事は少ない。だが、ある条件が揃うと乗り気で無い精霊達も顔を出す」
「その条件とは魔法ですね?」
「そう、魔法なんだ。魔法は体内の魔素を練り上げて作った魔力に、術式で属性を組み込んでいくんだったかな?」
「「その通りです」」
当然の様に頷くアヤコとカオリ。アラヤとサナエはその横で知っているフリで頷いた。
「精霊にとって、魔素の集合体である魔力は好物で、魔法に至っては御馳走なんだよ。故に、その場に無い属性だとしても、魔法を使用すれば匂いを嗅ぎつけて精霊達は姿を現すんだ」
「魔法の初級は体内魔力だけで発動できるけど、中級から上になるに連れて詠唱に精霊を呼ぶ祝詞があるのは、精霊の力を借りていたのね。なるほど、合点が入ったわ」
又もや勝手に納得している2人。アラヤとサナエはもはや遠くを見るしか無かった。
「今、この部屋に精霊は居るの?」
「いや、この部屋には居ないね」
それを聞いてアヤコ達は胸を撫で下ろす。彼女達が心配しているのは闇精霊の事だろう。
「魔法を使えば来るのね?」
カオリが試しにと、木皿を取り出してウォータを使用した。
「ああ、現れたよ」
水色の小さな粒が集まって、そこから水色肌の小さな人魚の子供が3体現れた。大きさは5~10センチと個体差がまちまちで、性別は区別し辛く中性的に見える。
「…って、あれ?俺にも見えてるんだけど⁈」
アラヤの目にも、確かに水精霊達が木皿の周りに集まっているのが見えていた。
「ああ、そうか…」
アラヤは、件の時に弱肉強食を使用した事を思い出す。自分を鑑定したら、知らない技能が幾つか増えている。
「精霊視認と、精霊言語を覚えていたようだ」
思い出すと、やはり少し雰囲気が暗くなってしまう。すると、アヤコがアラヤの手をそっと握る。
「それは…オーク達に感謝ですね」
「…そうだね。せっかくだから、念写で姿を皆んなにも分かる様にするよ」
他属性の精霊達も魔法を使用して呼び出し、全ての精霊の姿を念写した。
「か、可愛い!」
「正しくファンタジーね」
「直接見たいですね」
イシルウェが、念写された木板を使い、細かい説明を始める。
「妖精は属性により性格が違うんだ。先ずは火属性精霊…」
火精霊は、姿が裸の子供で、頭髪が炎になっている。性格は短気で好奇心旺盛。
水精霊は、姿が人魚の子供で、下半身が魚である。性格は普段は大人しいが、変わりやすい。
風精霊は、姿が背に4枚の虫の羽を生やした子供で、最も精霊の想像に近いと思う。性格は楽天的でのんびり屋。
土精霊は、姿が男ドワーフを小人にしただけの様で、三角帽子を被った髭長おじいちゃんだ。性格は頑固で我儘。
光精霊は、姿が肌が白い赤ちゃんで、目が大きく黒眼である。性格は無垢で素直。
闇精霊は、姿が半蛇人の子供で、下半身が蛇である。性格は陰気で寂しがり屋。
「精霊は、その性格もだけど、相性があるんだ。以前、エルフとドワーフの相性は教えたよね?君達にも当然相性があるんだけど、3人は特に闇精霊に好かれている様だね」
3人と言うのは、アラヤ・アヤコ・カオリの魔王達だ。現れた3人の闇精霊達は、それぞれの肩に乗りこちらの様子をオドオドと見上げている。
「こんなに臆病みたいにしているのに、あの時は何故、俺に幻覚を見せたりしたのだろう?」
「闇精霊は、数が少なければ隠れるばかりで何もしない。だが数が多くなると、気が大きくなり一変してしまうんだ」
弱者も集まれば強気になるって事か?
「だからと言っても、相性が良い相手に悪戯するとは…」
「これはおそらくだが、精霊達は君に気付いて欲しかったのだろう。我々エルフでも、精霊視認出来ない者が居て、やはり稀に風精霊に悪戯を受けていたのを見た事がある」
構って欲しくて悪戯を?好きな女子に悪戯する勘違い男子かよ。ハァと溜め息をつき、肩の闇精霊の頭を指で突いてみる。
『あう…』
闇精霊は突かれた頭を抱え、涙目でこちらを見る。指に触感は無かったのだが、確かに触れたという実感だけが残る。
「今は視認できる上に、言語も理解できるのなら、精霊達は魔力を条件に願いを聞いてくれる筈だよ」
「もう害は無いという事?」
「絶対とは言い切れないが、余程の事が無い限り従ってくれるだろう。例えで考えるなら、君達より闇精霊に好かれる者が現れた場合なら、其方に味方する可能性があるという事だね」
「なるほど…」
闇精霊を味方にする…か。また暴走してしまいそうな気がして怖いな。
「あの、私が放った魔法を、精霊が消したのはどういう…?」
「ああ、あのオーク達は土精霊に好かれていたから、土精霊達が阻害したのだろう。この領内は土精霊が多い。土精霊よりも多くの他精霊を集めるか、土精霊に相手より好かれれば、魔法を使用可能だとは思う」
長年好かれているドワーフ達よりも好かれるとは、かなりの難題だと思う。現実的なのは、他属性の精霊を沢山集める方かな。
「うん、為になったよ。ありがとう、イシルウェ」
「ああ、それなら良かった」
講義も終わったので、イシルウェはチャコを迎えに部屋から出て行く。
「…さて、皆んなはどう思う?」
「そうですね。必要だと思います」
「私達も見たいからね」
「サナエちゃん、それだけじゃないよ?ハウン達の事もだよ」
その場に居たハウンは、自分の名が上がり驚く。そもそも何の話かが分からず、彼女はリアクションに困っている。
「今のままでは、皆んなが危険だと思う。もし、俺が暴走した事を想定したら、それを止めるには皆んなも強く無ければいけない」
「ああ、そういう事ね。私も賛成だわ。アラヤが変になると、漏れなくクララも変になる可能性ができたからね」
「変て…、もっと違う言い方が…」
そんなつもりは無いのにと、アラヤとクララは落ち込む。おそらくクララの技能の従獣連鎖が原因だろうと思う。デバフ効果まで連鎖するとは少し考えものだ。
「ハウン、イシルウェとチャコ以外の皆んなを集めて。これから、皆んなに必要な技能を譲渡します」
「は、はい!」
『アラヤ様がお呼びです!皆んな、直ちに集合して下さい!』
ハウンが念話を送ると、皆は慌ただしく部屋へと駆け込んで来た。
ハウンが皆を整列させて正座させる。これだと、先生に生徒指導されている生徒達に見えるな。
「皆さん、これからもアラヤ君の為に仕え続けるつもりなら、今の強さでは逆に足手纏いなのは分かりますね?」
「「「はい、申し訳ありません!」」」
「そこで、貴方達に技能を与える事をアラヤ君が決めました」
「「「恐悦至極でございます!」」」
何だこれ…。軍隊みたいで若干引いてしまう。
「じゃあアラヤ君、カオリさんとキスをして下さい」
「…はい?」
突然の依頼に、アラヤとカオリは固まる。
「ほら、コピーしてから譲渡を繰り返すんでしょうが。さっさと始めなよ?」
サナエに言われて理解が追いつくも、人前で見られながらって、羞恥プレイかよ。
恥ずかしいなと隣を見ると、カオリがやや興奮している様に見えるのは気のせいだろうか?
まぁ、やらなきゃ始まらないのも事実なので、人数分同じ行動を繰り返した。
但し、ハウン達に全ての技能を与えたわけでは無い。必要最低限の耐性と身体強化や全属性魔法を。
後は、オードリーには超感覚等(嗅覚・聴覚・暗視眼・望遠眼)、アスピダには竜鱗防御・ビルドアップ・硬化という様に、各自の職種に合った技能を与えた。
キスのやり過ぎで、カオリが又も、変な気分になっていたが、サナエとクララにしっかりと腕を握られて固定されていた。
「これで準備万端と言えるかは分からないけど、これでやっと先に進める気がする。明日からは寄り道無しで、最北の街コルトバンに出発だ」
アラヤの言葉に全員頷き、各々に準備に取り掛かるのだった。
因みに、アラヤが盾を破壊してしまったアスピダには、バックラーを竜鱗で包んで魔力粘糸で固めた竜鱗の盾(仮)をお詫びとして渡した。前より小さい盾だが、大いに喜んでくれた。
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