世界最後のヒーローごっこ

「残り1ヶ月程でこの地球に大型の隕石が落ちてきます。現状の打開策はありません」

何気ない1日だと思っていた。
けれどそんな1日はそんな1つのニュースで終了を迎えてしまった。
人間はこういう事態に陥ると自己中に行動してしまうものだ。
殺人、強盗、その他人間の本性が見えてくる。
特にしたいことの無い俺は家に置いてあるヒーロー漫画を読むことにした。
俺は小さな頃からヒーローに憧れていた。
この混乱した世界では助けを求める声が数え切れない程存在する。
だったら、憧れたヒーローになって助けられる範囲で助けようじゃないか。

そんな考えがまとまった俺は戦闘武器、食料、水をカバンに詰め込み、青色の帽子を被り家を出る。

​── 俺は俺のこの選択に…悔いは…無い。
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