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16章 温泉旅行
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しおりを挟む「俺との思い出‥へぇ‥‥
俺との思い出って‥裸なわけだ‥‥‥」
晴樹はそう言うと不敵な笑みで苗を見つめながら、部屋の電気をゆっくりと消していく‥‥‥
「に、兄さん‥っ」
「そうだよな‥
せっかく旅行に来たんだ‥
思い出作りも大事だよな‥
じゃあ、俺も作ろうかな‥
苗との裸の思い出‥‥‥」
「ぅ‥‥‥
ご、ごみんなさぃ‥‥‥」
ゆっくりと近より脅える苗の頬に手を添える‥
そして首を傾けながら顔を近づける晴樹から苗は自分の顔を反らした!
「──!?…
契約だろ?‥
毎日一回‥」
晴樹の言葉に苗は、あ、!と思い出した‥
そしてもう一度首を傾げる晴樹の唇を素直に受ける‥
「‥ぁ‥ン‥‥‥ッ‥ぅ」
最近は苗を家まで送った時に苗からしてくれる軽いキスでずっと我慢していた‥
それこそ一秒も触れ合うことのない子供騙しのようなキスで‥‥‥
「苗…」
ただ、そんな軽いキスでも胸が疼いた‥尚更にもっと深いキスがしたいと手を伸ばしかけた事も何度もあった‥
・
いうこと聞かない苗に少し意地悪するつもりだったのに‥
唇を重ねた途端、抑えがきかなかった‥‥‥
―――ッ‥
体中に電流が走る感覚を初めて味わう‥
好きだという思いが胸に溢れ‥‥‥
熱い部分が欲しいとうめく‥
俺は苗から唇を離しては見つめ、その動作を何度と繰り返した‥‥
「に、兄さんっ
とっくに一回おわっ‥ン」
苗は後ずさりながら俺に告げてくる。でもそんなのは百も承知‥
ただ、やめることができなかった‥‥
『兄さんといると
どこ行っても楽しい♪』
『温泉に泊まる!』
自分から言い出した苗に期待だけが膨らんでいた‥
「苗‥‥
してもいい?…」
いつの間にか壁際まで追い込まれ、揺れる艶やかな瞳で見つめながら聞いてくる晴樹に苗は慌てて首を横振りした
「苗‥どうして‥」
「ぁぅ‥」
「なんでだめ?…」
晴樹は問いかけながら熱い息を漏らし苗の首筋にキスを落とす‥‥
そして優しく苗の髪を掻き乱しながら軽く吸い付くようなキスをえりあしに何度も何度も‥落とした
・
‥うぁぁ〰どうしょ
せっかくセクシーショットが沢山
手に入ったのに、正直に話したら絶対兄さんに写真取り上げられちゃうょ〰
苗はまだ晴樹がお仕置きの為にわざと迫ってきてると思っていた。
そして晴樹は苗にキスする度に本能に従い始める‥‥
少しずつ浴衣をずらし苗の首筋から肩先にキスの雨を降らせる‥
五月雨のように柔らかく、時には嵐のように激しいキスの雨を‥‥
「苗──ッ!」
震える声と熱い思いと共に降り注いだ‥‥‥
‥うぁぁ〰〰兄さん激しすぎるょぅ
苗には耐えられましぇんっ
「兄さん!!
兄さん、ごみんなさい!!
白状しまっしゅ!!
ギブギブギブゥ〰〰」
苗は叫びながら晴樹の背中をバンバン叩いた
「ゲホッ‥///‥っ」
興奮状態で鼓動が早まる体を突然、勢いよく叩かれ晴樹はむせていた。
「お前‥‥っ‥///」
恨めしそうに苗を睨みながらも咳こむ胸が痛い‥
そして苗は弁解するかのように巻くしたてた
「あのねっ
兄さんの写真を撮って欲しいって頼まれちゃったんだょ」
「俺の写真?」
‥んなこた、もう
どーでもいぃんだけど!?
・
苗の話に興味が持てず晴樹はうざったそうに聞き返した‥
‥写真のことなんて別に‥
そぅ、晴樹にとって、もうどうでもいいこと‥‥
晴樹はこの先の苗とのことしか頭になかった‥‥
晴樹は構わず再び苗に手を伸ばしキスを求めた――
「わかった!!
正直に言います!!兄さんのヌード撮れたら3万円で買い取るって言われてっ‥‥‥」
「ヌード?
俺の?!‥‥‥」
苗の言葉にさすがに晴樹も手が止まってしまった。
‥‥‥
「──!!!
わかった‥
お前を買収した奴っ‥‥」
晴樹の言葉に苗は目を見開く
「マツシマ電機のお嬢だろ?」
「し、ってるの?」
「あぁ、家の近所だよ‥
昔っから俺の風呂覗いたりっパンツ盗んだりしてくれんだよ!
この間なんか、家に回覧版持ってきたついでに、俺の靴履いて帰りやがったんだぜ!?
ほんっとに、ふざけた女だよっ」
‥しゅ、しゅごいね‥
苗も負けそうだょ
そして、苗は晴樹にデジカメを渡し全てのセクシーショットを抹消されてしまった‥‥
‥あぁ‥
努力が水の泡になっちった…。
・
「明日もあるから‥
カメラは帰りの車の中で返してやるっ」
「‥はぃ」
晴樹はそういって苗から取り上げたカメラを自分のバックにしまった
「汗かいたから風呂入ってくる‥‥‥」
晴樹はタオルを手にして苗をちらっと見た
「一緒に入るか?」
苗は首を横に振った‥
「‥だろうな。」
ちょっと怒ったように言葉を残し晴樹は風呂に向かった。
――チャポン‥‥‥
静かな夜‥
月明かりと風呂の和(やわら)かな照明に気持ちが和む‥‥‥
「──フゥ‥‥」
結局、アイツが温泉来たがったのは俺のヌードが目的だったわけだ‥‥
温かいお湯を手ですくい顔をすすぐとこわばった筋肉の疲れが取れていく‥
さっきまでの体の熱りもとれ温泉の心地良さに癒される‥‥‥はずなのに‥‥
切なさがこみあげた‥
どうすれば俺は‥兄さん、を辞められる?
どうすれば俺を男として意識してくれる?‥‥‥
‥なえ‥――ッ
バシャッ!
胸の痛みに歪む顔を晴樹はお湯をすくった手で勢いよくこすった──
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