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8th
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「瑠花、体調はどう?」
病室をノックすると蓮が顔を覗かせた
「…!!
えっと、まだ身体は痛いけど、昨日よりは良いかなぁ
……まだ思い出せないし
それより、聞きたい事があるの、、、」
瑠花が、ベッドから起き上がるとサイドテーブルのスマホを手した
「何?…瑠花」
扉を閉めると、瑠花の側で近付いた
「…これって誰?」
瑠花の握るスマホの画面を蓮が覗き込む
「あぁ、そいつは瑠花の幼馴染で、小坂 柊一
……そのうち来るんじゃないのか?」
「こさか…しゅういち……幼なじみ?」
「覚えてない?
そうだなぁ、瑠花は〝柊ちゃん〟って呼んでたけど」
「しゅうちゃん?…そうなんだぁ……」
瑠花は、スマホの画面をジッと見つめた
「何か思い出した?瑠花」
「えっ……そう言う訳じゃなくて
写真がたくさん保存されてたから……」
瑠花が口籠りながら、蓮をチラリと見た
「それは、、、瑠花にとって大切な奴だからじゃない」
「大切?……それって、どう言う意味?
だって蓮(あなた)は恋人だって……」
瑠花の声が小さくなっていく
「俺が嘘をついているんじゃないか、、、とか思った?
記憶が無いんだから、そう思われても仕方ないか
信じて欲しいとか、無理に思い出して欲しいわけじゃないし…
瑠花が感じた通りで良いんじゃない?」
「感じた…通り?」
瑠花が目をパチパチさせ、聞き返した
「そう
…瑠花の欲しい答えと違う?」
「うん……
でも、何となく言ってること…分かる気がする
昨日感じたのは、蓮と居ると安心するってことだったし……」
「安心かぁ、嬉しいけど…
好きって言ってくれる方がいいんだけど」
瑠花のスマホを持つ手の上に手を重ね、顔を近づける
「っ!!……そっ、そんな
からかわないで」
瑠花が赤くなった顔を反らす
「…からかってないけど」
「っ、近いから…」
瑠花の頬に蓮の唇が触れる
「なっ!!」
驚いて顔を上げて蓮を見つめると、不意に瑠花の唇に蓮の唇が触れた
「………!!」
「固まっちゃって、可愛いね瑠花」
瑠花の顎を指先で持ち上げる
「あの…」
「もっと瑠花がシテ欲しいなら、するけど」
近付いた蓮の身体を両手で押し返す
「記憶は無いかもしれないけど、もしかしたら身体は覚えてるかもしれないしね」
「…そっ、そんな」
「分かんないだろ、シテみないと……どうする?
せっかくだしシテみる?ベッドだし」
「もっ、もう、なっ、何言って」
「瑠花のパジャマ姿とか…ヤバいから」
瑠花の手首を掴んで身体を引き寄せた
「!!、、、まっ、待って」
「待てない…」
耳元にチュッと口付け、瑠花の背中に腕を廻した
「瑠花は思い出したいんじゃなかったけ?
だったら良いでしょ…チュッ」
瑠花のおでこにキスを落とす
「!!…れっ、蓮」
「瑠花の悦ぶことしかしないんだから…ねっ」
蓮は額をくっ付けて、瑠花を見つめた
「もっ、、、何言って…」
「抵抗しないと、シちゃうよ…瑠花、いいの?」
「あの…っ」
蓮の唇が瑠花の唇を塞いだ
「………瑠花」
「ホント!!…まっ、待って蓮!!」
蓮の胸板を押し返した
病室をノックすると蓮が顔を覗かせた
「…!!
えっと、まだ身体は痛いけど、昨日よりは良いかなぁ
……まだ思い出せないし
それより、聞きたい事があるの、、、」
瑠花が、ベッドから起き上がるとサイドテーブルのスマホを手した
「何?…瑠花」
扉を閉めると、瑠花の側で近付いた
「…これって誰?」
瑠花の握るスマホの画面を蓮が覗き込む
「あぁ、そいつは瑠花の幼馴染で、小坂 柊一
……そのうち来るんじゃないのか?」
「こさか…しゅういち……幼なじみ?」
「覚えてない?
そうだなぁ、瑠花は〝柊ちゃん〟って呼んでたけど」
「しゅうちゃん?…そうなんだぁ……」
瑠花は、スマホの画面をジッと見つめた
「何か思い出した?瑠花」
「えっ……そう言う訳じゃなくて
写真がたくさん保存されてたから……」
瑠花が口籠りながら、蓮をチラリと見た
「それは、、、瑠花にとって大切な奴だからじゃない」
「大切?……それって、どう言う意味?
だって蓮(あなた)は恋人だって……」
瑠花の声が小さくなっていく
「俺が嘘をついているんじゃないか、、、とか思った?
記憶が無いんだから、そう思われても仕方ないか
信じて欲しいとか、無理に思い出して欲しいわけじゃないし…
瑠花が感じた通りで良いんじゃない?」
「感じた…通り?」
瑠花が目をパチパチさせ、聞き返した
「そう
…瑠花の欲しい答えと違う?」
「うん……
でも、何となく言ってること…分かる気がする
昨日感じたのは、蓮と居ると安心するってことだったし……」
「安心かぁ、嬉しいけど…
好きって言ってくれる方がいいんだけど」
瑠花のスマホを持つ手の上に手を重ね、顔を近づける
「っ!!……そっ、そんな
からかわないで」
瑠花が赤くなった顔を反らす
「…からかってないけど」
「っ、近いから…」
瑠花の頬に蓮の唇が触れる
「なっ!!」
驚いて顔を上げて蓮を見つめると、不意に瑠花の唇に蓮の唇が触れた
「………!!」
「固まっちゃって、可愛いね瑠花」
瑠花の顎を指先で持ち上げる
「あの…」
「もっと瑠花がシテ欲しいなら、するけど」
近付いた蓮の身体を両手で押し返す
「記憶は無いかもしれないけど、もしかしたら身体は覚えてるかもしれないしね」
「…そっ、そんな」
「分かんないだろ、シテみないと……どうする?
せっかくだしシテみる?ベッドだし」
「もっ、もう、なっ、何言って」
「瑠花のパジャマ姿とか…ヤバいから」
瑠花の手首を掴んで身体を引き寄せた
「!!、、、まっ、待って」
「待てない…」
耳元にチュッと口付け、瑠花の背中に腕を廻した
「瑠花は思い出したいんじゃなかったけ?
だったら良いでしょ…チュッ」
瑠花のおでこにキスを落とす
「!!…れっ、蓮」
「瑠花の悦ぶことしかしないんだから…ねっ」
蓮は額をくっ付けて、瑠花を見つめた
「もっ、、、何言って…」
「抵抗しないと、シちゃうよ…瑠花、いいの?」
「あの…っ」
蓮の唇が瑠花の唇を塞いだ
「………瑠花」
「ホント!!…まっ、待って蓮!!」
蓮の胸板を押し返した
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