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第5章
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緊張の糸が切れたマリは、身体を引きずるように、扉へと向かった。
扉が閉まる瞬間、
「…マリ、よくやった。」
カイゼルの声が聞こえ、部屋を出た途端、崩れ落ちた。
離れた所から見守っていたリヒトが駆け寄り、マリをそっと抱き上げる。
気を失ったマリを抱え、リヒトは静かに階下へと降りて行った。
全てを見守っていた執事も、その後、静かに階下へと降りて行った。
「ああ、あ、あ、んーーーう、ううう、ああああああ!」
「くっ、う、ユアンだめだ!戻れ!」
ぱんっ、ぱんっ、と激しく肉がぶつかり合う音が鳴り響く。
「う、う、んんんんんー、ああああああ!」
「う、、、、、はっ、くっ、ユアン、戻れ!」
ユアンの後孔からは、カイゼルから注がれたおさまりきらない程の精が白く泡立ち、だらだらと流れ落ちる。
一体何度、ユアンの中へと放ったのか。
ユアンから発せられる果てない欲情にあてられ、カイゼルの意識もぎりぎりの所に来ていた。
唸り声を上げながら悶え狂う、その白くか細い首筋を、何度噛みやってしまいたいと思ったか、わからない。
それは、もう、ただひたすらに求め、与え続ける、それだけの行為にしか過ぎない。
愛し合う者たちが睦み合う、そんな行為ではなかった。
カイゼルとて、既に限界である。
「…ユアン!ユアン!戻れ!戻るんだ!」
意識を飛ばしそうになりながら、何度も何度もユアンの中をうちつける。
いつまで続ければいいのか、一体なんのためにこんなことをしているのか、
行為そのものに溺れてしまいそうになる欲望をぐっと、こらえ続ける。
「ユアンっ!戻ってこい!!」
カイゼルはユアンの最奥まで、ぐっとその身を深めると、奥の奥の深い所へと、その精を放った。
「!!!!!!!!」
声にならない悲鳴をあげ、ユアンの身体はびくんと大きくのけ反る。
ユアンの傷ついた胸には、息を荒げるカイゼルの汗がポタポタと雫をつくる。
はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ
2人の息が重なり合う。
……ぼんやりと霞みがかかったような視線の先に、カイゼルの姿が見える。
その口は、なぜか、自分の名前を呼んでいるように見える。
「…………カイゼ、ル、、さ、ま…?」
「……ユアン!戻ったのか!ユアン!」
覗き込むようにユアンを見つめるその漆黒の瞳は間違いなく、カイゼルのものだ。
ずっと、ずっと、待ち続けていた、その人だ。
はくはく、と言葉を紡ごうにも、掠れて声が出て来ない。
はくはく、と動かす、その口元に、カイゼルが耳を寄せる。
「…どうした?何を言いたい?」
「………お、、、おかえり、なさい。」
微かに微笑んだユアンは、カイゼルに、きつく抱き寄せられた。
もう、寒くない。あんなに寒かったのに、
温かい。
身体の中はまだ燃え盛るように熱い。それでも、カイゼルに触れられた皮膚は、とても温かい。
「………ああ、帰ってきた。遅くなって、すまなかったな。」
2人の身体は、まだ繋がったままだ。
ユアンの発情は、まだおさまりきらない。
「………もう少し、耐えられるか?」
カイゼルの瞳を見つめたまま、ユアンは小さく頷いた。
ゆっくりと、カイゼルが動き出す。
「…………あっ!」
先程まで感じていたものとは異なる、その気持ちの良さに、ユアンは心と身体が満たされていくのを感じる。
「あ、あ、カ、イゼ、ル、さま、身体が、身体が、、」
掠れた声で、言葉が上手く続かない。
次第に早まるその動きに、ユアンは身をくねらせる。
「ああ、、いやっ、あっ!あ、こわい!」
感じたことのない気持ちの良さに、ユアンはおそろしくなり、カイゼルへとしがみついた。
動きを止めないカイゼルは、そのままユアンの口を深く奪い取る。
「!ん!んんんんんんんんんん!」
ユアンの舌を絡めとるように、深く深く口付けを落とす。
「んんんんんん!カイ……ん、んんん」
ああ、きもち、いい………
自らその口付けを求め、ユアンもカイゼルの舌へと絡みつく。
絡み合い、互いの唾液が混ざり合い、2人はそのまま何度も求めあった。
何度も何度も打ちつけられ、最後、ユアンはカイゼルにきつく抱きしめられたまま、
気を失い、やっと、穏やかな眠りについた。
ユアンの身体を清めると、カイゼルはその身体を抱え、ユアンの部屋へと移動した。
カイゼルの寝台は、すでに寝られるような状態ではない。
ユアンを寝台に寝かせると、カイゼルはどうするか迷いながら、結局、そのままその隣で眠ることにした。
安堵と疲弊で、流石のカイゼルも困憊している。
「お前を、1人にすべきではなかったな…。もう、大丈夫だ。ゆっくり、眠れ。」
ユアンの安らかな寝息に誘われるように、カイゼルもそのまま、深い眠りについた。
扉が閉まる瞬間、
「…マリ、よくやった。」
カイゼルの声が聞こえ、部屋を出た途端、崩れ落ちた。
離れた所から見守っていたリヒトが駆け寄り、マリをそっと抱き上げる。
気を失ったマリを抱え、リヒトは静かに階下へと降りて行った。
全てを見守っていた執事も、その後、静かに階下へと降りて行った。
「ああ、あ、あ、んーーーう、ううう、ああああああ!」
「くっ、う、ユアンだめだ!戻れ!」
ぱんっ、ぱんっ、と激しく肉がぶつかり合う音が鳴り響く。
「う、う、んんんんんー、ああああああ!」
「う、、、、、はっ、くっ、ユアン、戻れ!」
ユアンの後孔からは、カイゼルから注がれたおさまりきらない程の精が白く泡立ち、だらだらと流れ落ちる。
一体何度、ユアンの中へと放ったのか。
ユアンから発せられる果てない欲情にあてられ、カイゼルの意識もぎりぎりの所に来ていた。
唸り声を上げながら悶え狂う、その白くか細い首筋を、何度噛みやってしまいたいと思ったか、わからない。
それは、もう、ただひたすらに求め、与え続ける、それだけの行為にしか過ぎない。
愛し合う者たちが睦み合う、そんな行為ではなかった。
カイゼルとて、既に限界である。
「…ユアン!ユアン!戻れ!戻るんだ!」
意識を飛ばしそうになりながら、何度も何度もユアンの中をうちつける。
いつまで続ければいいのか、一体なんのためにこんなことをしているのか、
行為そのものに溺れてしまいそうになる欲望をぐっと、こらえ続ける。
「ユアンっ!戻ってこい!!」
カイゼルはユアンの最奥まで、ぐっとその身を深めると、奥の奥の深い所へと、その精を放った。
「!!!!!!!!」
声にならない悲鳴をあげ、ユアンの身体はびくんと大きくのけ反る。
ユアンの傷ついた胸には、息を荒げるカイゼルの汗がポタポタと雫をつくる。
はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ
2人の息が重なり合う。
……ぼんやりと霞みがかかったような視線の先に、カイゼルの姿が見える。
その口は、なぜか、自分の名前を呼んでいるように見える。
「…………カイゼ、ル、、さ、ま…?」
「……ユアン!戻ったのか!ユアン!」
覗き込むようにユアンを見つめるその漆黒の瞳は間違いなく、カイゼルのものだ。
ずっと、ずっと、待ち続けていた、その人だ。
はくはく、と言葉を紡ごうにも、掠れて声が出て来ない。
はくはく、と動かす、その口元に、カイゼルが耳を寄せる。
「…どうした?何を言いたい?」
「………お、、、おかえり、なさい。」
微かに微笑んだユアンは、カイゼルに、きつく抱き寄せられた。
もう、寒くない。あんなに寒かったのに、
温かい。
身体の中はまだ燃え盛るように熱い。それでも、カイゼルに触れられた皮膚は、とても温かい。
「………ああ、帰ってきた。遅くなって、すまなかったな。」
2人の身体は、まだ繋がったままだ。
ユアンの発情は、まだおさまりきらない。
「………もう少し、耐えられるか?」
カイゼルの瞳を見つめたまま、ユアンは小さく頷いた。
ゆっくりと、カイゼルが動き出す。
「…………あっ!」
先程まで感じていたものとは異なる、その気持ちの良さに、ユアンは心と身体が満たされていくのを感じる。
「あ、あ、カ、イゼ、ル、さま、身体が、身体が、、」
掠れた声で、言葉が上手く続かない。
次第に早まるその動きに、ユアンは身をくねらせる。
「ああ、、いやっ、あっ!あ、こわい!」
感じたことのない気持ちの良さに、ユアンはおそろしくなり、カイゼルへとしがみついた。
動きを止めないカイゼルは、そのままユアンの口を深く奪い取る。
「!ん!んんんんんんんんんん!」
ユアンの舌を絡めとるように、深く深く口付けを落とす。
「んんんんんん!カイ……ん、んんん」
ああ、きもち、いい………
自らその口付けを求め、ユアンもカイゼルの舌へと絡みつく。
絡み合い、互いの唾液が混ざり合い、2人はそのまま何度も求めあった。
何度も何度も打ちつけられ、最後、ユアンはカイゼルにきつく抱きしめられたまま、
気を失い、やっと、穏やかな眠りについた。
ユアンの身体を清めると、カイゼルはその身体を抱え、ユアンの部屋へと移動した。
カイゼルの寝台は、すでに寝られるような状態ではない。
ユアンを寝台に寝かせると、カイゼルはどうするか迷いながら、結局、そのままその隣で眠ることにした。
安堵と疲弊で、流石のカイゼルも困憊している。
「お前を、1人にすべきではなかったな…。もう、大丈夫だ。ゆっくり、眠れ。」
ユアンの安らかな寝息に誘われるように、カイゼルもそのまま、深い眠りについた。
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