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第2章 忍の章

23話 ナツキVSタケヤン①♥(フェラチオ・自慰・イラマチオ)

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「だめだなぁ……ぜんぜん感じねぇよ。ノビの奴どうやって感じさせたんだよ」


 茂と10分くらい話してそのあと身体を弄られて10分、残り40分くらいだろうか、ナツキはタケヤンから身体を弄られつつもそれを去なしていた。


 ノビ、タケヤン、スネ吉に1時間ずつ責めさせる約束がある為、振り払ったりなどあからさまな拒絶は許されない。
 しかし、身体を僅かに揺らしたりピクンッと震えて、感度の高いところの触れ合いを自然を装って避けたりは出来る。


 触られるよりも、むしろカメラの視線が気になる。恋愛感情は偽物、そう何度も言いきかせはしたものの感情はなかなか押し殺せない。
 弱った……。
 思っている中ボソボソとタケヤンが呟いては、頷いたりを繰り返し始めた。


「……ええ、あ、…………はい。…………はい、はい分かりました。ええ……はぁ……なるほど……えぇえ、うふふ、でぇへへへへへぇ~」


 敬語が使えることに驚きだが、それ以上に突然始まったあくどさの極みともいえる笑みのほう気掛かりだ。
 嫌な予感しかしない。
 茂と喋っているのだろう。
 この状況で喋る目上の人間となると茂しか思い浮かばない。
 タケヤンが突然あくどい笑みをやめたかと思った瞬間――声を張り上げた。


「四つん這いになれ! ノビオのカメラに向けろ! ケツの穴までしっかり見えるようになぁああッ!」


 予感が的中した。やはり相手は茂だったのか。
 しかし呑気なものだ。
 身体を取り込もうとしている奴からの命令とも知らずに。


 やれやれ……。
 呆れ混じりにカメラを背中にして正座する。
 四つになろうと股を広げようとしたところで、ナツキは固まってしまう。


 股を……、広げられない。
 背中に脂汗が浮かんでくるのを感じた。
 カメラをに当てられているところに、刺さってくるような強烈な視線を感じる。
 ほかとは明らかに質の違う粘つく汗が浮かんできた。


 カメラを向けているのがノビオだからか……?
 それとも、これから先誰の視線に触れるとも分からないからか……?
 何でだろ……。
 オネエに見られて陵辱されていたときよりも恥ずかしい。


 ついさっきまで確かに淡い感情はあった。
 しかしそれも偽物と言いきかせた。
 淫魔による何かしらの術によって作られた偽物の感情と、茂と話している間からタケヤンに弄られている間まで言いきかせていた。


 物分かりは良いほうなのに……。
 なのにとじ合わせたままの股がピクピク震えるほどの羞恥心に襲われた。
 何に対する恥じらいだ? 別にタケヤンに弄られて濡れているわけじゃない。
 見られたってやましいことはない。
 やましい? やましいも何もノビオも淫魔で敵だ……。


(そもそも散々舐められておしっこまで飲まれた場所だ! 恥ずかしいことなんて何一つとして無い!)


 無理やり初恋の相手を忘れようとするような言いきかせだった。
 抑えこもうとすればするほど強くなる。
 無理に抑えていると自覚すればする程想いが強くなる。


「大丈夫…………だよ…………」


 死にかけの虫のような掠れ声でぼそっと言われて、目をパチッと開かされた。


(なにが、……大丈夫なんだ? そっちが決めることじゃない。大丈夫と言われて大丈夫になるか? だいたい敵同士、だ……。余計なアドバイスをっ……)


「ハヤクシロッ!!!!! あの二人を海の藻屑にしたいカアアアアッ!!」


 急になんだ……。また茂に唆されたのか?
 しかしガキ大将をそのまま中年親父にしたような風貌とは思っていたが、自分より強い力にはあまりにも従順だった。


(かく言う私もこの条件に乗ってしまった以上拒否なんて出来ない。絶対的な力関係の前では同じく従順だけど……)


 仕方ない……。
 そう思わないとやっていられない!
 初めてプールで素潜りさせられる小学生のように、ハァハァハッハッ、と浅い呼吸をさらに小さくしていき助走を付けて、ナツキはガバッと膝を打ちつけるように股を開いた。


 グチュと果実でも潰したような音が身体の中で鳴った。
 普段なら絶対聞こえないおまんこと蜜が絡んだ音だった。
 経験の無い羞恥心のせいで、それが無音の中で聞こえてきた気がした。


 おまんこを晒すと身体の震えがさらに酷くなって、奥歯を噛み締めてむりくり止めた。そのまま床を睨みつけていると、タケヤンの素足が視界に入ってくる。
 ゆっくり見上げると、裸のタケヤンが立っていた。


 えっ……。


 液化の能力のせいか、タケヤンの身体がまるで湯上がりのようにもくもくとした蒸気で覆われていた。それが晴れてくると、体表が白く濁ったものでヌメヌメしていると気付かされる。


 う゛っ……。
 鼻をすっ……、と小さく鳴らして、タケヤンを覆っている靄が精液だと気付いた。
 液化を繰り返した手の平も白かったが、あれも精液によるものだったのか。忍術なら原理に気付けそうなものだが、どうも淫魔の力に原理があるとは思えない。
 しかしそんなことを考えている余裕はない。


 うっすらと精の靄で膜を張られた身体よりも、少し見上げたところにある肉棒、その存在感に目を惹かれてしまう。
 皮が少し被ってはいるが、大きさだけなら茂以上だ。


「咥えろ」


 ……ま、……じ……?
 いや、……チャンスだ。
 プチ寝取られ感はあるが、フェラで戦闘不能にしてしまえば残り1人。
 そうなれば本番さえないままに残り1人になる。精神的な余裕もぜんぜん違う。


 よし……。
 魔物臭さに男臭さが混ざって出来た、バリアとも言える重苦しいフェロモンの霧を、ナツキは眉を顰めつつかいくぐって顔を寄せていく。
 そしてゆっくりと舌を触れ合わせる。


「ん、ンッ゛……ッ……」


 舌先がちんぽの先に触れただけで、ビリンッと蜂にでも刺されたような痛みが走った。臭いだけで予想はしていたが凶悪な味だった。
 余裕をこかずに手早く逝かせた方がいい。
 そう思って亀頭を口に含もうとヌモッ、と半分被せたところでのことだった。


「逝かせたら、二人のどっちか殺す」


 な、に……? 大仏化したオネエとエリナが映る海底に設置されたモニター、それを指を差して言われた。


(…………な、なにを、……いって……………………んぶっ……)


 予想さえしない突然の宣告だった。すぐには頭の中で整理出来ないほどに、ビリビリした味で考えを飛び飛びにされていた。
 まるで舌のざらざらの一個一個に針を刺されているような刺激で、とても慣れそうにない。慣れるどころか、ちんぽの味が鋭くなっていく。


 こんなものを咥えたまま30分以上も待機? 笑えない。
 ただでさえ口を大きく開けていないと飲めないこぶし大のちんぽ。亀頭の半分を飲み込んだところで僅かな隙間からどぽ、どぽ……と涎が零れていく。


(こ、……こんら、おちんちんを、ずっと咥えたままいるの……むり……)


 初めてフェラチオさせられたとき、男を知らなかったとき以上にオスを感じた。溢れる唾液をコクンとしただけで、身体がヒクンと震えた。
 喉の縮まりに合わせて身体の正中線まで縮み上がって、当然おまんこまで締まり、堪らならず身体を抱き締めた。


(こ、これ…………ら、にっ…………喉鳴らしたらけ、れっ……、んっあ……)


 飲み込んだのは、カウパーよりも薄い筈の大量の唾液で薄まった我慢汁。
 それなのにまるで好きな人から、子宮に精液を注ぎこまれたような多幸感に満たされていた。
 堪らならずもう一度喉を鳴らしてしまう。


「んひゅ、んぷぁ……、はぁあ……あぁあ~♥」


 精飲に快感を覚えてしまって、ゴクン、ゴクンッ、と喉を鳴らし続けてしまう。
 食道を通って胃に落下すると、心音まで高鳴った。
 喉を鳴らす度に心臓が無駄に多く跳ねた。嚥下する度にドクンッ、と高鳴った。
 それが子宮まで跳ねさせて、女の部位を活発にさせてくる。
 女らしさを引き出されていく。


「んぽふぁ♥ あぁ、あ……♥ んぽぽ……おぉ……」


 飲み込む度にカウパー混ざった唾液が、身体の中心を通って下りていく。
 お酒を間違えて飲んでしまったときのように、それがどこを通っていくのかはっきり分かった。それが子宮を温めておまんこの道を熱しながら通っていく。
 その道を追いかけるように指先を、喉から乳房の間、そこから臍、下腹を通って下ろしていくと、酷いぬめりに触れた。


「んぉ♥ んあぁ♥ ……んうもぁ……ぱ、あは……んちゅう♥」


 指先にねっとりと温い愛液が張り付いた。気付けばおまんこを弄っていた。
 くちゅ、くちゅ、と撫でるとあまりに心地良くて止まらなくなる。
 や、やば、いっ、きもちいっ…………。


「フェラしながらオナニーか! とんだませガキだな!?」


 唾を飛ばしながら馬鹿にされても、その唾さえ避けられない。
 涙が零れた目では睨むことさえ出来なかった。
 しかし、タケヤンからのひと言で目を覚まされる。


「視聴者サービスだ! ノビオのカメラに向けてケツ振りながらオナニーしてやれ! もっとまた開いてよ!」


 忘れていた。ずっと……。
 フェラ、いやカウパー飲むのに夢中で置かれた状況を忘れていた。
 危なかった。本当に完堕ちしてしまうところだった。


 しかし、理性をたぐり寄せたのも束の間。
 グボッヂュ……、と亀頭を飲み込まされた。


(んぉあ、…………ひゃにご、れ……口の中がぁ……んぁあしゅっご、ぃい……)


 あまった皮を口の中で剥かれて、強烈な酸味に目尻目頭から涙が溢れた。
 好きになったばかりの味、その凝縮物を擦りつけるようにゆっくりピストンされて命令にさえ背けなくなる。


                  ※


「ン、ジュ……んっ゛ぅふぅ…………じゅ、ジュル……」


「そうだ、逝かせないように気を付けながら吸えよ、自分のまんこも逝かないように慰めろよ」


 あれから30分、ナツキはぬぽぉ……、ぬぽぉ……、と肉棒を口の中に出入りさせつつ、逝かないように気を付けながら、股の間に下着でも穿かせるように手の平をぺちゃっと貼りつけて手淫に耽っていた。


 その表情は蕩けきっていて、思考停止している。その、リンゴ飴を作りあげるように亀頭を唾液塗れにする小さなナツキの口目掛けて――ガンッ!!


「んぼぉおおッウ!?」


 打ち込まれた瞬間、ナツキは目を見開いてフェラ逝きしていた。
 強烈な摩擦を欲し過ぎて、長時間正座でもさせられたように痺れていた口の中が突然ちんぽに耕されて絶頂していた。
 そんなムズムズと痺れる口の中を激しくズボズボさせられる。


「ンブッ、ボッンオォオ、んびぃい!? ンブヒィ!?」


 痺れて擽ったい口の中が、むりっくりにちんぽに擦り抜かれる。
 見開いた目が、突き込みと同時に上転を繰り返しても止まらない!
 白目を剥いても止まらない!
 突き込みと一緒におまんこから潮が噴いても止まらない!


「ンブ、ブッボッ!? ボッ、おぉおんぼっ、ンブウウッウ!?」


 おまんこよりも過敏にされた口の中を無理やり使われてのイマラチオ絶頂は、残り時間を丸々使って、ナツキが気を失うまで続けられるのであった。
 



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