悲哀人形日記 

龍賀ツルギ

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第二部 蘭と蠍(サソリ)篇 一章

気の狂いそうな痒み!

◈和希とツカサはムクインを尻穴に塗られると、十字架からは降ろされた。
そして互いに身体の前面を密着させてX字型に縛り合っている。右手首と左手首を重ねて縛り合わされ、白いハイソックスを履いた右足首と左足首も重ねて縛られた。
和希もツカサも両手を握り合わせて、頬を擦り寄せ合っていた。
互いの瞳からは過去に経験のない掻痒感の辛さから、大粒の涙がポロポロと流れている。

ツカサ
「和希…様…かっ痒い…痒いです!」

あぶら汗を流しながら、歯をカチカチと噛みならし、全身を紅潮させて嗚咽するツカサ。
和希もツカサと同様で、屈辱から、ツカサの手をギュッと握り哀泣を流しながら、必死にツカサを力づける。

和希
「ツカサ…僕も…あああ~痒い…でも…負けちゃ…駄目だよ…
お願い…僕と一緒に…頑張って!
ツカサ…愛してる…から!
はぁはぁはぁ!」

ツカサの頬に自らの頬を擦り寄せて、ツカサを叱咤する和希。
ツカサも愛する和希の為にも必死に耐える。

ツカサ
「は…はい…和希様…ぼっ僕…
頑張り…ます…♡」

和希
「ありがとう…ツカサ…」

和希とツカサがX字型密着緊縛の姿で互いを叱咤激励する姿は、太蔵や寅雄たちからはあまりにも滑稽で、その哀れな姿を嘲り笑われていた。
もっとも和希やツカサにはあまりにも辛い掻痒感から、嘲りの言葉さえ耳には届かない。
それほど尻穴の肉壁に塗られたムクインの掻痒感は凄まじかった!
まるで細かいムクインの虫自体が、肉壁内の皺の隙間に入り込んでカサカサと肉を擽るような痒さ。
今、アナルバイブがあれば、和希もツカサも一目散にアナルにバイブを受け入れて尻穴内を掻いていただろう!
しかし2人はX字型に手足を縛り合わされていて、お尻には一切手を出せない。
ただ掻痒感に耐えて泣きながら悶え喘いでいるしかないのだ!
2人は尻穴の痒みを紛らわせる為に、尻を必死に振り続けている。
全身を紅潮させて汗まみれになりながら、2人の白ハイソックス裸の少年は互いに縛り合わされた身体で惨めなマゾダンスを踊っていた。
それを見ながら太蔵や弥子、また使用人たちがゲラゲラと大笑いして見ているのだ。
緊縛されて嬲り嘲られて、哀しい被虐の踊りを続ける2体のマリオネット。

寅雄
「どうだ?和希。ムクインの効果は。最高に痒いだろう!『笑』
悔しいか?哀しいか?」

和希
「うっ…くっ…うがっ…くそっ…
ぼっ…僕は負けない…
まっ負けるもんか…『哀泣』」

真央
「ツカサ。お前はどうだい?
しっかし恥ずかしいマゾダンスを踊るお前と和希様!
クククッ!笑っちゃったよ!
あっそうだ!寅雄様。どうでしょう?
尻の痒みでマゾダンスを続ける人形どもに、背中や太腿裏に鞭で躾けてやりませんか?
競走馬に鞭を入れて、煽る感じで『笑』」

寅雄
「おおっ!それはナイスアイデアだな!」

寅雄が真央の提案に人差し指を立てて同意した。

ーーーーー
真央
「おらっ!しっかりと腰を振れ!ツカサっ!」

バッシーン!

ツカサ
「あっ…ひいい~!痛い!痒い!」

真央が一本鞭でツカサの背中を打つ!

寅雄
「ほらほらっ!奴隷に合わせてお前も泣くんだ!
和希っ!」

バッシーン!

ムクインに泣く和希の背中にも寅雄の一本鞭が襲う!

和希
「うっ…あああ~!はぁ…はぁ…
ツカサ!ぼっ僕たちは…負けちゃ…
駄目だ…頑張って~ツカサ~!『号泣>』」

ツカサ
「はっはい…!かっ和希様~!
ぼっ…ぼっ…僕は和希様に…ついていきます~!!!『哀泣』」 

◈和希とツカサは連縛されて、哀れなマゾダンスを踊りながら、背中を襲う鞭に耐え続けて、必死に互いを叱咤激励しあう!

僕たちは決して負けない❗
負けるもんか❗
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