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1章 幼少期編
王太子妃?王子妃?そんなの絶対にお断りです
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10歳になった今、来年度から王都にある全寮制の王立学園へ入学試験を受け、入学が決定した私は只今準備にいそしんでいた。
全寮制と言う事から私も漏れなく寮に入寮する事になるので、来季から一緒に居られる時間が増えるとお兄様が喜んでいたけれど、学園って割と忙しいんじゃなかったかしら?
でも、しょっちゅう邸に帰ってくる所を見るとそんなに忙しいわけでもないのかしら?と首をかしげるけれど、お兄様が喜ぶのならそれはそれでいいか。
よくよく考えると、ジュリアン様もよく王宮で遭遇していたけれど王族は寮生活免除なのかしら?確か王族と高位貴族だけが入寮できるハイクラスな寮があったきがするんだけど。
将来の王太子様になられる方だし政務も始まったらしいからジュリアン様は王宮暮らし?あれ?
私、3年前にジュリアン様が入寮したから寂しいからと王宮に勉強に通わされた記憶があるのだけど……。
え?どういう事なの?
あまりにも気になった私は、いつでも来ていいと言われているフレディ様を突撃した。
「あぁ、兄上は寮暮らしされているけど最近はほとんど王宮に居るぞ。兄上もスーを気に入っているからいつでも会えるようにと、学園の授業を飛び級で終わらせて今は試験の時以外はいつも王宮に居るぞ。俺のスーなのに……」
ブツブツとなにやら苦々し気な顔をするフレディ様。
「は?ジュリアン様飛び級されてますの?確かお兄様も飛び級したから卒業はいつでも出来ると言ってた気がしますけど、ジュリアン様もですか……」
私も自分の事やばいチート持ちだと自覚しているけれど、ジュリアン様やお兄様も無自覚チートなのね。
「あぁ、だから多分そろそろスーが王宮に来た事を嗅ぎつけて「スーが来てるのか?」
バーンっと王族とは思えない不作法の下ジュリアン様が現れた。
呆気にとられた私と、不機嫌になるフレディ様。そんな事気にも留めず私の隣に来ると抱き上げ定位置とばかりに私を横抱きにすると、ジュリアン様のお膝の上に座らされた。
「ジュリアン様降ろしてください、こういう事されては困ります。こういう事をしていいのはご婚約者だけですわ」
と、拒絶の言葉を投げかけると、どこ吹く風のジュリアン様は。
「だったら、スーが私の婚約者になればいいだろう。何度も婚約を打診しているのになぜ断るんだ?何が不満だ?大体、既に王妃教育も教師が褒めちぎるぐらいの成績を叩き出して終了しているんだ。いつでも私の所にお嫁に来ていいんだよ」
「は?王妃教育?そんなの受けてませんけど?」
「そんなはずはないよ、王妃教育を受けさせる事を決めたのはフレディだし、私もいつでも王太子妃でも王子妃になってもいいように教育を受けさせたからね。フレディと勉強するほかに勉強していただろう?君は優秀だから2年程でこれ以上は必要ないと教師に言わせたんだよ」
た、確かに私フレディ様との勉強以外王宮マナーやら政治経済、果ては帝王学など色々学んだ記憶がある。
騎士団通いもしていたけれど、もともと勉強好きだった私は教えてくれる事が楽しくてなんの疑問も持たずに勉強にいそしんでいたわ。
そ、それが王妃教育の一環だったなんて……。だからお父様が行かなくていいんだよ。なんて涙目で毎日言っていたのか。
今頃になってようやくあの頃のみんなの言動が納得いった。
私ってばどれだけ何も考えずにというか、フリードリヒ様の事しか考えてなかったのかしら。
いくら好きに生きろとは言われたけれど、酷いなこれは。
「そうだったのですね……全く考えもしませんでしたわ」
項垂れる私を見て、ジュリアン様が。
「ま、スーがその気になるまで気長に待つけれど「いえ、申し訳ありませんけどお断りですわ」
被せ気味に言うと。
「なぜだい?私やフレディのなにが不満なんだい?」
笑顔だけれど、目が笑ってませんわよジュリアン様。
「私にはずっとお慕いしている方がいます。その方が幸せになるのを見届けるまでは結婚などする気ございません。別にジュリアン様やフレディ様がイヤなのではなくて……王族との婚姻は絶対にイヤですわ」
王族との婚姻なんて百害あって一利なしよ。
今の公爵令嬢という立場だけでも息苦しいというのに、王族、特に王太子妃とかそんな重圧しかない立場になりたいわけがない!!
前世が庶民の私にそんな特権苦痛でしかない。
「スーはもし私が継承権の放棄をすれば私の所にお嫁にきてくれるのかい?王族がイヤだというなら臣籍降下も吝かではないよ」
真剣な顔でそういうジュリアン様。
「イヤイヤ、ないです。そんな事軽々しく言わないでください。ジュリアン様は次代を担う王になられる方なのです私ごとき小娘欲しさに王位を捨てるなんてあってはならないのです。むしろそんな事をされたら嫌いになりますわよ!」
ジュリアン様はこの国になくてはならない王太子様。私みたいな小娘が隣に立つなんてそんな事出来るわけがない。
彼にはもっと相応しい人がいる。早くその事実に気が付くといいのだけど。
「はぁ、スーの考えはまだ変わらないのか。でもまだ時間はあるからな私はまだ諦めないよ」
とても良い王子様スマイルを私に向けるとジュリアン様は私の頭を撫でると、執務室へ戻った。
ジュリアン様がフレディ様の部屋を退出されようやく一息つくと。
「スーの好きな人は絶対にスーには振り向かないのか?」
以前、フレディ様には私が好きな人は番の概念を持つ獣人だと伝えている。あれから直接フレディ様にその事を聞かれた事はないけれど、彼は彼なりに私の事を心配してくれているんだろう。
「はい、それはありません。私は彼の運命の番ではありませんから。どんなに私がお慕いしても彼は私の事を愛してくれる事はありませんから」
寂し気にそういうと、フレディ様は私の頭を撫でながら。
「俺も兄上と同様に知っているとは思うけれど、お前の事が好きだ。お前が俺の事を恋愛という意味で好きじゃないとしても俺はお前の傍に居る。だから泣きたい時は1人で泣くな。俺を頼れ親友だろ」
あぁ。この方は本当にいい男に成長された。
初めて出会った時は口が悪くて態度も最悪だったけれど、一緒に居るうちに単なるツンデレだと学んだし、実はそのツンには心が優しすぎる上にあるものだと知っている。
「ありがとうございます。私もフレディ様の事好きですわ。だって私の唯一の親友ですもの」
泣き笑いの微妙な顔になっている事に気が付いているけれど、そんな顔しかできなかった。
一瞬目を見開いて、私を見ると少し悲しい顔をするもの彼は紛れもなく王子様だった。
全寮制と言う事から私も漏れなく寮に入寮する事になるので、来季から一緒に居られる時間が増えるとお兄様が喜んでいたけれど、学園って割と忙しいんじゃなかったかしら?
でも、しょっちゅう邸に帰ってくる所を見るとそんなに忙しいわけでもないのかしら?と首をかしげるけれど、お兄様が喜ぶのならそれはそれでいいか。
よくよく考えると、ジュリアン様もよく王宮で遭遇していたけれど王族は寮生活免除なのかしら?確か王族と高位貴族だけが入寮できるハイクラスな寮があったきがするんだけど。
将来の王太子様になられる方だし政務も始まったらしいからジュリアン様は王宮暮らし?あれ?
私、3年前にジュリアン様が入寮したから寂しいからと王宮に勉強に通わされた記憶があるのだけど……。
え?どういう事なの?
あまりにも気になった私は、いつでも来ていいと言われているフレディ様を突撃した。
「あぁ、兄上は寮暮らしされているけど最近はほとんど王宮に居るぞ。兄上もスーを気に入っているからいつでも会えるようにと、学園の授業を飛び級で終わらせて今は試験の時以外はいつも王宮に居るぞ。俺のスーなのに……」
ブツブツとなにやら苦々し気な顔をするフレディ様。
「は?ジュリアン様飛び級されてますの?確かお兄様も飛び級したから卒業はいつでも出来ると言ってた気がしますけど、ジュリアン様もですか……」
私も自分の事やばいチート持ちだと自覚しているけれど、ジュリアン様やお兄様も無自覚チートなのね。
「あぁ、だから多分そろそろスーが王宮に来た事を嗅ぎつけて「スーが来てるのか?」
バーンっと王族とは思えない不作法の下ジュリアン様が現れた。
呆気にとられた私と、不機嫌になるフレディ様。そんな事気にも留めず私の隣に来ると抱き上げ定位置とばかりに私を横抱きにすると、ジュリアン様のお膝の上に座らされた。
「ジュリアン様降ろしてください、こういう事されては困ります。こういう事をしていいのはご婚約者だけですわ」
と、拒絶の言葉を投げかけると、どこ吹く風のジュリアン様は。
「だったら、スーが私の婚約者になればいいだろう。何度も婚約を打診しているのになぜ断るんだ?何が不満だ?大体、既に王妃教育も教師が褒めちぎるぐらいの成績を叩き出して終了しているんだ。いつでも私の所にお嫁に来ていいんだよ」
「は?王妃教育?そんなの受けてませんけど?」
「そんなはずはないよ、王妃教育を受けさせる事を決めたのはフレディだし、私もいつでも王太子妃でも王子妃になってもいいように教育を受けさせたからね。フレディと勉強するほかに勉強していただろう?君は優秀だから2年程でこれ以上は必要ないと教師に言わせたんだよ」
た、確かに私フレディ様との勉強以外王宮マナーやら政治経済、果ては帝王学など色々学んだ記憶がある。
騎士団通いもしていたけれど、もともと勉強好きだった私は教えてくれる事が楽しくてなんの疑問も持たずに勉強にいそしんでいたわ。
そ、それが王妃教育の一環だったなんて……。だからお父様が行かなくていいんだよ。なんて涙目で毎日言っていたのか。
今頃になってようやくあの頃のみんなの言動が納得いった。
私ってばどれだけ何も考えずにというか、フリードリヒ様の事しか考えてなかったのかしら。
いくら好きに生きろとは言われたけれど、酷いなこれは。
「そうだったのですね……全く考えもしませんでしたわ」
項垂れる私を見て、ジュリアン様が。
「ま、スーがその気になるまで気長に待つけれど「いえ、申し訳ありませんけどお断りですわ」
被せ気味に言うと。
「なぜだい?私やフレディのなにが不満なんだい?」
笑顔だけれど、目が笑ってませんわよジュリアン様。
「私にはずっとお慕いしている方がいます。その方が幸せになるのを見届けるまでは結婚などする気ございません。別にジュリアン様やフレディ様がイヤなのではなくて……王族との婚姻は絶対にイヤですわ」
王族との婚姻なんて百害あって一利なしよ。
今の公爵令嬢という立場だけでも息苦しいというのに、王族、特に王太子妃とかそんな重圧しかない立場になりたいわけがない!!
前世が庶民の私にそんな特権苦痛でしかない。
「スーはもし私が継承権の放棄をすれば私の所にお嫁にきてくれるのかい?王族がイヤだというなら臣籍降下も吝かではないよ」
真剣な顔でそういうジュリアン様。
「イヤイヤ、ないです。そんな事軽々しく言わないでください。ジュリアン様は次代を担う王になられる方なのです私ごとき小娘欲しさに王位を捨てるなんてあってはならないのです。むしろそんな事をされたら嫌いになりますわよ!」
ジュリアン様はこの国になくてはならない王太子様。私みたいな小娘が隣に立つなんてそんな事出来るわけがない。
彼にはもっと相応しい人がいる。早くその事実に気が付くといいのだけど。
「はぁ、スーの考えはまだ変わらないのか。でもまだ時間はあるからな私はまだ諦めないよ」
とても良い王子様スマイルを私に向けるとジュリアン様は私の頭を撫でると、執務室へ戻った。
ジュリアン様がフレディ様の部屋を退出されようやく一息つくと。
「スーの好きな人は絶対にスーには振り向かないのか?」
以前、フレディ様には私が好きな人は番の概念を持つ獣人だと伝えている。あれから直接フレディ様にその事を聞かれた事はないけれど、彼は彼なりに私の事を心配してくれているんだろう。
「はい、それはありません。私は彼の運命の番ではありませんから。どんなに私がお慕いしても彼は私の事を愛してくれる事はありませんから」
寂し気にそういうと、フレディ様は私の頭を撫でながら。
「俺も兄上と同様に知っているとは思うけれど、お前の事が好きだ。お前が俺の事を恋愛という意味で好きじゃないとしても俺はお前の傍に居る。だから泣きたい時は1人で泣くな。俺を頼れ親友だろ」
あぁ。この方は本当にいい男に成長された。
初めて出会った時は口が悪くて態度も最悪だったけれど、一緒に居るうちに単なるツンデレだと学んだし、実はそのツンには心が優しすぎる上にあるものだと知っている。
「ありがとうございます。私もフレディ様の事好きですわ。だって私の唯一の親友ですもの」
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