エロトラップダンジョン!!管理者エログロスの楽しみ【完結】

まむら

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ロウ(狼人間/105歳)

02 二階→六階(寝落ち、例えるなら自損事故)

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二階に着いた。
 
一階の部屋とは違い、二階はとても明るい部屋だった。
 
しかし、何もない。ただの真っ白な部屋だった。
 
「…まさか、何も仕掛けはないのか?…いや、違う。以前、敗北した者が言っていた。二階は壁が動くトラップがあるので要注意だと聞いたが…」
 
前回、冒険者ガイルがダンジョンに挑戦し、二階であっけなく敗北した。あの時のトラップに挑戦したガイルは、最終的に白目を向いて壁尻で退場となったのだが。
 
エログロスの管理しているダンジョンは、気分次第で毎回トラップを変えている。つまり、今回は二階のトラップは壁尻や触手ではない可能性が高い。
 
そうとも知らず、狼人間のロウは壁に気を付けながら慎重に歩く。一歩歩いては止まり、また一歩歩いては止まる。それともうどれくらいの時間繰り返しているか。
 
とにかく今までの挑戦者たちは、一階もしくは二階で敗北し、無様な姿で退場させられているらしい。実際に見た者はおらず、噂ではあるが。
 
「やけにこの部屋は暑い気がする…。まさか、これがトラップか…っ?くそっ、一体この部屋のトラップは何なんだ!?」
 
先程から全身が発火するように熱かった。もしかすると先ほど少しだけ嗅いだ媚薬香のせいかもしれないが、それだけではないだろう。
 
今日は満月、そして夜だ。
 
狼人間のロウにとってその条件が揃う時、彼の体は五感が発達し、感度が上昇する。
 
媚薬香をほんの少し嗅いだロウの体は、媚薬ローションよりも効果の弱い媚薬香を気持ち程度嗅いだだけでも敏感に感じ取り、効果は数百倍、数千倍にもなるのだ。
 
つまり、例えて言うなら自損事故。一人で滑って転んで怪我をして痛がっている。つまりはそんなところだ。
 
今日という満月の日の夜に、自ら進んで感度の高まる日を選び、自ら進んでエロトラップに掛かりに来ただけのこと。
 
馬鹿な話である。
 
ロウは息を乱しながら歩き、部屋の中央へと辿り着いた。物音一つしない奇妙な空間だ。
 
「はあっ、はあっ、はぁっ、くそっ、やけに下半身が熱い。だが、これくらいなら大したことはない。いくらでも戦える」
 
媚薬香の効果がじわじわと効き始めたようだ。しかし、吸った量はほんの少しなのだが。
 
壁が動きそうな予兆もないため、ロウは緊張した表情で進んでゆく。
 
もうすぐ三階へ繋がる階段だ。
 
一歩、また一歩、ロウの歩きは慎重だった。
 
 
 
 
 
その頃、エログロスは監視部屋で、、、眠っていた。
 
睡魔に負け、とうとう眠っていたのだ。起きる気配はない。
 
「ぐ~、ぐ~、う~ん、むにゃむにゃ…」
 
つまりトラップは仕掛けずじまいということだ。
 
ロウは何も仕掛けのない部屋で勝手に息を乱し、大量の汗を全身から噴き出しながら歩いている、それだけなのだ。
 
実際には、一階で一応媚薬香をほんの少し吸い込み、本来であればその程度の量を吸っただけでは何の効果もないのだが、今のロウにとっては死活問題だった。
 
時間が経つにつれて全身が火照り、媚薬の効果はますます高まってきている。何度も言うが、全神経の昂る、満月の日の夜なので。
 
エログロスはよく眠っている。それはもう、ぐっすりと。
 
監視カメラに映る狼人間のロウは現在、三階へと続く階段の前に着いたようだった。
 
画面からでもわかるくらい、ロウの体は全身汗でびっしょりで、呼吸も荒くなっいるようだ。かなり神経が研ぎ澄まされているらしい。
 
ロウは再び歩き出し、四階へと向かっていく。
 
 
 
 
 
四階、五階…、とうとう六階まで来てしまった。トラップと言えるトラップのないまま、すんなりと。
 
それもそうだろう。エログロスはぐっすり眠っているのだから。
 
しかし、ロウの様子は壮絶な有様だった。
 
「ふーっ、ふーっ、ふーっ!!ぐふう…っ、おっ、ふっ、…んふうっ…。くそっ、何故こんなにも全身が疼くんだ!!ああっ、乳首がっ、くそおっ、…ぐうっ、…おおおっ、勃起が治まらん…っ」
 
実は六階に来るまでにロウは何度か射精していた。
 
感度の高まり過ぎた体が勝手に疼き、勝手に硬くなり、勝手にイッていたのだ。乳首も真っ赤に熟れ、はち切れそうだ。
 
カクカクと足腰が震え、膨らんだ下半身の部分が無様に濡れている。
 
真っ赤な顔で歯を食い縛り耐えているが、その原因を考えると滑稽すぎる。
 
「おうっ、おうっ、おおおっ、イクッ、またイクウッ…!!」
 
ビクビクビクビクッ、ビックンッ
 
ブジュブジュッ…ブジュッ…
 
ズボン越しに膨らんだ場所から、下品な音を立てて染みを濃くしてゆく。もうこれで何度目の射精だろうか。
 
「おぐうっ、おおおっ、んっふうっ…っ」
 
ガックンッ、ガックンッ、ガクガクガクッ
 
時々立ち止まり、ロウは激しい絶頂感のたびに、ガニ股となり両手を真横で握り締め、大きくスクワットするように数回膝を曲げて尻を深く落とすような動作をする。
 
息を止め、鼻息を荒くさせ、どうにか倒れまいとしているようだ。
 
六階もトラップはなさそうだ、とロウは白目を向きつつ歩き出した。
 
 
 
 
 
ガタッ
 
「うおっ!!いったあ~っ」
 
居眠りをしていたエログロスは、椅子から転げ落ちてようやく目を覚ました。腰を打ったようで痛そうに涙を堪えている。
 
そして、思い出したように監視カメラの映像を見た。
 
「あれ?彼はどこにいったのか…、あっ、もう六階にいるの?いけないいけない、寝てたからトラップ何も仕掛けてないよ~。…それにしてはやけに凄いことになってるけど。とりあえず七階でトラップ仕掛けて早いとこ退場させてしまおっと。とにかく僕はベッドで眠りたい」
 
そう言ってエログロスは、七階の部屋にある監視カメラの映像を移した。適当にトラップを仕掛け、ロウが来るのを待つことにする。
 
「はー、それにしてもこの狼人間、ほんと、何でこんなことになってるんだろ」
 
呆れた様子でロウのいる六階の映像を眺めているエログロスであった。
 
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