馨の愛しい主の二人

Emiry

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悪阻が落ち着いたある日

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悪阻もやっとおさまり、床に座って本を読んでいると入ってきたのは 羽生、敦美だった。





うん?


敦美が聞きたい事あるんだと。


聞きたい事?なに?


あ、あの・・・どうして俺が羽生様のマゾに堕ちるのわかったのか・・・教えて欲しくて。


・・・俺は先が見えるし、咲哉様の第二補佐の彩月は未来を見通すのがあるからなんだよね。結果的に 裏社会メンバー全員 無事に帰ってくるから。


・・・そうだったんだ・・


俺が先を見た結果、羽生には話してあったしね。
結果的に敦美は羽生に堕ちたし。


それに 敦美 あの組長に股がられたでしょ?何か射とうとしてた。違う?


合ってます。


あの注射の中身ね、麻薬だよ。


!!!


え。は?


それに羽生が壁を壊したら麻薬がたーんまりとあったよ。そうだよね?羽生


ああ。


だから、敦美を麻薬漬けにしようとした訳。だから、これは不味いと思って敦美を羽生のマゾにした方がいいと決めたわけだね。


そうだったんだ・・・


でも、敦美はやはり羽生に堕ちたでしょ?


うん。良かった・・・ありがとうございます。


ん。でも、大阪に戻ったら子育て忙しくなるからね?


え。


3時間毎にミルクオムツだから。


・・・うわぁ。時計買わないと。


羽生 敦美用のスーツ何着か買った?


大阪のスーツ店に頼んである。


早いねー・・・


名前は羽生が決めなよ?


ああ。


敦美は正座し、話した


馨さん・・俺を平川組から救って下さってありがとうございます!


そう言い、頭を下げた。


そう言って貰えると嬉しいよ。あ、思い出した 1つ聞きたいけど良いかな?


あ、はい。


敦美は麻薬があるのは知らなかった?


・・・はい。知りませんでした。ただ、親父がちょくちょく壁の向こうに消えるのが多かったです。


なるほどね。それで壁の向こうが麻薬置き場か。


はい。


そう。答えてもらってありがとう。あ、言い忘れたけど 裏社会では麻薬はご法度なんだよね。だから、敦美の父は救いようなかったから、闇処理人に任せるしかなかった。補佐2人もね。


そう・・・でしたか。


補佐2人は父のお手付きで麻薬を注射してセックスしてたみたいだよ。


ッッ!それで可笑しかったんだ・・麻薬を注射する前はダルいとか言ってたんです。ですが少しして ダルさが抜けて元気になったような気がしたんです。


麻薬は人を狂わせるモノ。だから、麻薬を隠し持つ奴は潰すのが決まり。


ーはい。馨さん。


ん。スッキリしたようだね。


敦美は頷き、羽生を見た。
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