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ミミ、ことミリアンは、悪女として王国内に名を馳せている。 平民の母子家庭で育ち、母を亡くして男爵家の養女になる、というその生い立ちだけは王道ヒロインのようだ。 しかし、身分をわきまえることなく王太子ジョルジュを籠絡し、その上、その婚約者候補の筆頭である侯爵家のご令嬢が雇った暴漢に襲われた、との狂言で、無実のご令嬢を陥れようとした。 こうした企みは第二王子により暴かれ、ミミに骨抜きにされた王太子ともども断罪されて、身分を剥奪された上で王都を追放された。 そんな彼女が死の床にあって回想する人生とは、どんなものなのか。 彼女の目から見た真実とは────。
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文字数 29,350 最終更新日 2024.02.18 登録日 2022.01.13
シーニュ王国第二王子を婚約者に持つアンヌマリーは、ある日、隣国の留学生からとんでもないことを耳打ちされた。 「きみ、このままだと一年後に婚約者から断罪されて婚約破棄された上に、一家そろって死ぬことになるよ」 ニナという名の義妹をメイドのように働かせて虐げた、と糾弾されることになると言う。 でも、彼女に義妹などいない。 ニナというメイドなら確かにいるが、「メイドのように働かせる」も何も実際メイドだ。糾弾されるいわれがない。 笑えない冗談かと、聞かなかったことにしようとしたが、少しずつ、少しずつ、彼から聞かされる予言の内容が現実になっていく。 アンヌマリーとその家族が、留学生たちの助けを借りながら、何とか予言から逃れるために選んだ方法は──。 ※「とある茶番劇の華麗ならざる舞台裏」のスピンオフ 共通した登場人物は多々いますが、物語としては独立しているので、あちらを読まなくてもお楽しみいただけるはずです。 というか、あちらを先に読むと割とがっつりネタバレしてます……。
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小説 34,518 位 / 183,870件 恋愛 15,248 位 / 55,982件
文字数 136,330 最終更新日 2022.10.26 登録日 2022.08.01
魔王を倒した勇者ライナスは、わたしの幼馴染みだ。 共に将来を誓い合った仲でもある。 確かにそのはずだった、のだけれど────。 二年近くに及ぶ魔王討伐から凱旋してきたライナスは、私の知っている彼とはまったくの別人になってしまっていた。 魔王討伐に聖女として参加していらした王女さまと旅の間に仲を深め、この度めでたく結婚することになったのだと言う。 本人の口から聞いたので、間違いない。 こんなことになるのじゃないかと思って、前から少しずつ準備しておいてよかった。 急がなくちゃ。旅支度を。 ────これは、最後の勇者ライナスと私による本当の魔王討伐の物語。 ※序盤のヒーローはかなり情けないやつですが、それなりに成長するので見捨てないでやってください。 本編14話+番外12話+魔王城編12話+帰還編54話。
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文字数 128,972 最終更新日 2022.06.03 登録日 2022.02.08
恋愛 完結 長編 R15
元気娘アンジェリカはある日、婚約者の浮気現場に遭遇してしまった。 その場で婚約者を張り倒し、婚約破棄を言い捨てて帰宅したものの、くさくさした気分は収まらない。 当面の間、婚約にまつわる面倒ごとから逃げたいアンジェリカは、小間使いのミリーを伴い男装して出奔し、食べ歩きの旅に出ることにした。 彼女たちは旅の途中でひょんなことから二人の男たちと知り合い、人捜しをしている男たちに付き合って共に旅をすることになる。 さて、四人の旅路の行き着く先は────。 架空の国ののんびり旅をしばしお楽しみください。 全46話。さくっと読める中編です。 ※「とある茶番劇の華麗ならざる舞台裏」のスピンオフ と言いつつ、ストーリー的には何の関わりもないため、独立したお話としてお読みいただけます。 というか、あちらの作中に出てきたオペレッタ「アンジェリカ」の内容ほぼそのものなので、あちらを先に読むとがっつりネタバレしてます……。 ※すれ違いはありますが、じれじれももだもだもありません。すれ違いは、気づいた瞬間に即解消。ノンストレスでお届けします。 ※R15はほのめかす程度。 (たぶんタグなしでも問題ない程度、のはず) 読んで意味のわからない箇所のある方は、お父さんかお母さんに聞いてみましょう。
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文字数 59,829 最終更新日 2022.03.27 登録日 2022.03.05
 王立学院の卒業夜会にて、とある茶番劇が演じられた。  その茶番において王太子ハインツは婚約者イザベルを糾弾し、婚約破棄を告げる。  この茶番劇の発端となったのは、学院二年生の少女レーナの見る夢だ。  彼女はときどき妙に鮮明かつ不穏な夢に悩まされていた。  しかし、どれほど鮮明だろうと夢は夢────のはずだった。  ある日、それが少しずつ現実に起こり始めるまでは。  しかもその夢に関してこの世界には、ある種の謎の強制力があるらしい。  そしてその強制力の働き方が、控えめに言ってもあまり素直じゃない。  うっかり国が傾きそうなほどのひどい副作用、というか各種災害が発生する。  そんな世界で悪夢と、謎の強制力を回避するために、学年末に開かれる卒業夜会で国家を挙げて茶番劇が演じられることになったのだ。  これは、その茶番劇の裏で周囲を巻き込みながら、敬愛するイザベルを救うべく奮闘するひとりの少女が、成長したり恋をしたりしなかったりしながら頑張る一年間の物語です。
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文字数 257,693 最終更新日 2022.01.11 登録日 2021.12.18
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