俺の名前は今日からポチです

ムーン

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けいたいでんわ、に

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マイクの位置を意識して声を低く変えて名前を呼ぶ度、雪風はピクピクと身を跳ねさせた。その反応が可愛らしくて、俺は声の低さを変え呼び方を工夫し、少しずつ変わる雪風の反応を楽しんだ。

『は、ぁっ……真尋っ、真尋ぉ……もっと強くぅ……』

両手で乳首をこねくり回してはいるが、その力は弱そうに見える。自分を焦らしているのだろう、ならそのプレイに付き合ってやらなければ。

「……ダメだ、雪風。優しく優しく、少しずつ……念入りに胸だけ虐めてやるよ」

『やぁんっ……真尋ぉ、下も、下もぉ……』

映像がグラグラと揺れる。携帯端末の位置を調整しているようだ、しばらく待つとカメラの位置が低くなり、椅子に深く腰かけている雪風の全身が映った。ようやく見えた腹から下、白いズボンにはテントができていた。

『ぁあ……真尋ぉ……こっちも……』

「ダメだ、絶対触らない。まだ胸だけだ」

白いズボンにできた膨らみに伸ばした手を未練がましく漂わせ、また胸に戻す。

「……そうだ、どうなってるか見せてみろよ、直接」

雪風は呼吸を更に荒くしてベルトを外し、ズボンと下着を一気に下ろし、左足を肘掛けに乗せて開脚した。陰茎は血管が浮くほどに勃起し、先走りの汁を垂れ流していた。

「真尋……後ろ、もう治ったから」

今まで以上に甘えた声を出し、両手で尻肉を掴んで後孔を拡げた。

「……入れて?」

手のひらに収まるような画面越しにも分かる。雪風の穴は蜜を垂らしてヒクヒクと収縮し、俺を求めている。思わず生唾を飲んだが、カメラギリギリに映っている机の端にディルドが見えて、もし「入れる」と言ったなら雪風はアレを使うのだろうと冷静に考えた。ダメだ、雪風に入れていいのは俺だけだ。

「…………ダメ、そのまま足開いて見せてろ。ほら、また胸弄ってやるよ。今度は少し強めに、しつこく、ぐりぐりって……」

『ん、意地悪……ぁ、んっ! あぁっ……はぁ、真尋ぉ……』

雪風は脚を開いたまま手を胸に戻し、両手で乳首をぐりぐりと弄っている。細い指先に摘まれて形が歪む胸の先端を見ていると無意識に手が動く、俺がやってやりたくなってくる。それに少し前から股間が痛い、勃起しているのに放置しているからだ、もう膨らめないから早く扱いてくれと悲鳴を上げ、先走りの汁を涙として零している。

「……爪の先でピンって弾いてやったら雪風はどうなるかな?」

『ぁ……やぁんっ! ぁんっ! 真尋っ、まひろぉっ、これ、きもちぃっ!』

自らの乳首を指で弾いて嬌声を上げる雪風はとても可愛らしい。

『あぁっ、ん、ぁっ、真尋っ、真尋ぉっ、イかせて、はやくっ……イかせてぇっ、そろそろ……仕事、もどらなきゃ、ぁ、んんっ!』

「そうか……なら思いっきりぎゅうって摘んで引っ張ってやるよ」

『ぁ、らめっ……そんなの、イっちゃう……』

「イきたいんだろ?」

静かに頷き、胸を突き出してゆっくりと指で摘む。ぎゅうっ……と少しずつ力が込められていくのが乳頭の形が歪んでいくことで伝わってくる。

「ほーら、ぎゅぅーっ……て、な? 雪風、イけよ」

『ぁ、あぁあっ……はぁあぁーっ……イく、イくっ、真尋ぉっ、イくぅっ!』

上等な椅子の上で背を反らし、身を震わしながら一人で絶頂を迎える雪風。その性器から勢いよく放たれた精液は携帯端末のカメラを隠した。

『はぁっ、はぁ…………ふぅ、よかったな、真尋、こういうのもなかなか……ってやばっ! ティッシュティッシュ……』

白濁液に隠れて何も見えないが、雪風が慌てているのは音で分かる。

『ぁー、真尋? 後でまたな、これちょっとやばいかも……』

俺からの別れの挨拶は聞こえたのか、雪風は電話を切った。俺は静かになった部屋で一人、パンパンに膨らんだ性器に触れることもなく、ズボンを脱ぐこともなく、悶々として過ごした。
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