期待外れの魔術師は、天空の使いに執着溺愛されてしあわせになりました
――セクレト、かの白き魔物からは我が守った。これは特別なお前への貸しにしてやろう。
稀代の魔術師として幼い頃から周囲の期待を一身に受け、名実ともに優秀だったセクレトは、五年前の王女への施術の際不可思議な言葉を耳にした。
しかしその時の施術は失敗し、王女は昏睡状態に。セクレトは使い魔を失い、没落する。
ある時、父親が汚名返上のチャンスにと持ち掛けた天空の使いのもとへ向かう旅に出ることとなり、セクレトは一人北の岩山を目指す。
そこに待っていたのは、セクレトを待ちわびていたという天空の使い・テンタシオン。
『天の声を聴き、それを伝えるためには、お前は我の求めに応じなければならない。それを、承服できるか?』
テンタシオンの力を借りるために契約を結ぶことになったセクレトだが、そのためにはテンタシオンの求めに応じる――つまり、精を差し出さなくてはならないと言われ!?
しかしテンタシオンからの求めは優しく丁重で、セクレトはその誠実さに惹かれ始める。
「まさか……テンタシオンを好ましいなんて思っているのか?」
テンタシオンから向けられる感情と言葉を受け、自身の中に芽生える初めての感情に戸惑い始めていたのだが――そこに五年前の出来事にテンタシオンの企みが絡んでいる疑惑が浮上し、二人の関係はぎこちなくなっていく。
そのさなか、とある災難が勃発。セクレトは一人鎮圧に向かうことに――
一途すぎる天空の使い✕ツンデレな魔術師の体の関係から始まる不器用ファンタジーラブ!
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